金ひかるさんのレビュー一覧

KiSSのデザイン 小説

白銀みるく  金ひかる 

滝沢の新たな一面が

「プラスチックの卵」の続編。
すっかりラブラブでバカップルの気配さえ出て来た教師東野[攻]と生徒拓哉[受]。
ラブラブ度と共に前回よりエロ度はちょっぴりアップ!といっても可愛いものですが。
3編構成で読みやすいし、相変わらず面白い。

美術部の元先輩が焼身自殺をするという悲惨な出来事が起き、彼が何故そんな行動をとったのかが残された絵、そして手紙から次第に分かっていきます。
その真実を暴…

0

プラスチックの卵 小説

白銀みるく  金ひかる 

先生×生徒の名作

金ひかるさん挿絵は自分的にやっぱ当りが多いなー、これも金ひかるさん表紙にひかれて読んだクチ。
シリーズ物ですがこの1冊単作でも読めなくはないので(父親の謎とかは分からないままになっちゃうけど)、とりあえず第一作目のこれを読んでみて気に入ったら続きを的な読み方でも大丈夫。

白銀さんの文章は自分の好みからするとちょっと句読点が多いので、最初の内は読むリズムがちと狂いますが文章自体は読みやすいの…

1

三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

BL本読むのがやっとだって!

むっちゃ私事ですが片手骨折して最近までギプス状態でしたー。
その状態で再読してたんで「信田、お前無茶言うなーー!!一度手骨折してみろーー!!」と信田へのムカつき度が過去最高マックスでした。
BL本読むだけでも大変なのに(←おい)鋏持ってカットなんざ出来る訳ないだろー!!!
骨折描写部分で想に妙にシンクロしつつ読んだのでもっそい物語に入り込みました。

しかし改めて読むと想はホントにロクデ…

2

作る少年、食う男 小説

椹野道流  金ひかる 

いつもの椹野さんクオリティ

港町マーキスで唯一の検死官として働くウィルフレッド。
通称「北の死神」と呼ばれる彼は、ある日仕事先で孤児院出身の男娼ハルと出会う。
小さくて可愛らしい外見を持ちながら料理人になるのが夢だと語る少年に好感を抱いたウィルフレッドは、ハルが自分の館に立ち入るのを許可するが……

表紙のイラストからクールな俺様と黒髪ロングのカワイコちゃんの話かと思ってしばらく読むのを躊躇していたんだけど、読んでみ…

4

草の螺旋 小説

神奈木智  金ひかる 

金ひかるさんの挿絵にひかれて

90年代のBL小説って結構な率で挿絵が古ッというか正直下手!って感じる作品もあったりするのですが、そんな中で古さを感じさせない挿絵作家さんの1人が金ひかるさんなのですね。
そしてこれもたまたまなんでしょうけど、金ひかるさん挿絵だと個人的には当り率が多いので選ぶ基準の一つになってます。

行範はふと訪れた昔自分が住んでいた家を訪れます、既に廃家となっている家なのに何故か庭だけが昔と変わらず奇麗…

0

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

長い別れのあとさきに

よくあんなんでNo,1ホストになれるもんだな~と友達にメールしたら
「世の中そんなもんよ」と諭されてしまいました。もこデス。
今回はホストもの。

ちいさいころから顔がコンプレックスだった受。
せっかく入った会社ではリストラにあい、顔のコンプレックスがもとで人の顔がまともに直視できずうつむいてしまう。だから再就職もままならず。
そんなおり、突然の事故で顔をまったく変えてしまうほどの大手…

2

月よ笑ってくれ 月も星もない2 小説

久我有加  金ひかる 

好きだから、好きだからこそ

「月」シリーズ第2弾。

売れっ子になりつつあるハルくんと秀永くんのお話。

相変わらず謙虚で仕事に一生懸命な二人です。
努力は報われますが、そのせいでグルグルしはじめます。
結局二人ともいい奴だから。

また相川くんと土屋くんが先輩芸人としていて。もう40近いって書かれててびっくり!
でも、ハルくんと秀永くんが29って話だから当たり前か。

『モダンモーション』と『アジター…

1

月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

ひきつづき、美味しく読み読み

『何でやねん!』の後に読みました。
またもや関西弁で漫才コンビ。頭の中をグールグル言葉がまわります。

今回は城坂温(はる)くんと、秀永元継くんのお話。
すいません、こっちのほうがお話的に好き。
ハルくんのけなげさと、秀永くんの男前さがすごくアタシ好みなの。
一個のケーキ、一本のビール。
なにか二人を象徴していて素敵です。

出会いと言うか始まりが始まりだから、ハルくんが躊躇する…

2

スリーピング・クール・ビューティ 小説

鳥谷しず  金ひかる 

結構現実的なのに、フワフワしている感じがしました。

おまけで萌評価。
帯に「超実力派がおくるデビュー文庫!!」とあったのと、カバーの悠莉くんが色っぽかったのと、あとがきに「そうだ、赤毛の恥毛弄りを書こう」とあったので読むことにしました。

公安(灰音さん)と新米弁護士(悠莉くん)が主人公ですが、離婚協議であったり、不審者尋問であったり、彼らのお仕事絡みではなかなか面白い展開だったのですが、私としては悠莉くんが灰音さんを好きになっちゃった理由が…

4

スリーピング・クール・ビューティ 小説

鳥谷しず  金ひかる 

超スゴイ破れ鍋に綴じ蓋ww

この本が作者さんのデビュー作になるそうです。
キャラがとんでもなくて、ウヒ~!ひえ~!と憤ったりしながら、それでも充分に楽しませていただきました。
とっても面白かったんです。

悠莉は新米の弁護士なんですが、フランス人のクオーターで赤毛(ちなみにあそこも赤毛ww)、ちょっと頼りない感じがするんですが、父親が借金の保証人になったばかりに苦労した過去があり、頑張って現役で試験に合格して弁護士に…

4
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