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鳥谷しず 金ひかる
すみれ0401
ネタバレ
鳥谷先生のデビュー作である「スリーピング・クール・ビューティー」のスピンオフ作品とのこと。 私はまだそのデビュー作を読む事ができていないのですが(電子書籍は抵抗があるので紙書重版してくれないかなぁ・・・)、未読でも問題なく楽しめました。 でも、「スリーピング・・・」の主人公が今作の攻め様の法律事務所に勤務しているので、大事なキーマンになっているし、描き下ろしでは「スリーピング」カップルも絡んで…
かわい有美子 金ひかる
Krovopizza
オペラ座で雑役夫として働く盲目の少年・雪乃(受け)は10歳の頃、誰もいない舞台で歌う美声の男(攻め)と出会う。 以来、謎の男は雪乃に毎晩歌を教えてくれるようになり…… 男・英彬(攻め)と雪乃の視点が交互に入れ替わる構成。 男(英彬)は元天才オペラ歌手。 その才能を妬んだ何者かに、ウィーンの下宿所に火をつけられ、顔と体の半身に酷い火傷を負ってしまいます。 以来、人前では常に顔の半分…
渡海奈穂 金ひかる
M+M
1冊丸ごと表題作です。 受けの元妻、娘が登場しますので、苦手な方はご注意下さい。 稲田(攻め)、大内(受け)の両方の目線で進んでいきます。 二十代にしか見えない年齢不詳の大内が魅力的過ぎて、2年に一度は警察騒ぎのストーカー、子供の頃から誘拐騒ぎになる。そんな大内に一目惚れしたワンコ稲田の話です。 同人誌を加筆修正して文庫化されたとのことですが、ラストのエッチシーンはなんとか詰め…
ドラマCD「真夜中に降る光」のブックレットに収録されているショートストーリーです。 原作が金崎の目線なので、スピンフオフの元になった「夜明けには好きと言って」のドラマCDのように津久井からの話を期待したのですが、こちらでも金崎が主人公でした。 退院の日のことです。急遽行く先を変更して、津久井が改装を手がけたバーに向かいます。途中、擦れ違った二人、黒岩と白坂を思い出しながら呑む酒はうまく…
ドラマCD「夜明けには好きと言って」のブックレットに収録されているショートストーリーです。 黒石の目線です。 開店を二か月後に控えた二月の寒い朝、黒石は「真夜中に降る光」にも登場する空間デザイナーの津久井から、店舗の照明について説明を受けている場面からスタートします。 再会してからまだ白坂の本名を呼んだこともない。独りよがりである可能性は判っているけれど、このまま別れるつもりはな…
ジョシュ・ラニヨン 金ひかる
ココナッツ
『アドリアン・イングリッシュ』でおなじみのジョシュ・ラニヨンさんの雑誌掲載短編の電子版。 2000年の1月、宝石泥棒のノエルは自分を2年ほど追っていたFBI特別捜査官のカフェと一夜を共にします。 カフェを気に入っていたノエルにとっては仕事の流れでありつつも、心のどこかに充足とそして後ろめたさが… そして現在。10年経った今、まるで過去の自分とカフェをモデルにしたかのような作品でノエルは作…
以下、内容になります。 愛しあったのは昨夜で5回目・・・の翌朝、喉の渇きを覚えて一人目が覚めた高嶺。 ベッドを降りようとして掛布団がめくれた拍子に、隣で裸でねている大伴の勃起しているペニスがかすかに動いたような感じがしたので、ちょっと様子を確かめてみよう・・・と、顔を近づけた高嶺。 じっと凝視している内に、悪戯心が湧き、高嶺は大伴の下半身に話しかけてみることにした。 おはよう、…
高遠琉加 金ひかる
roseーlily
いやぁ、本当に面白かった。 何が面白かったって、沖屋のキャラクターが! これぞツンデレというくらい、ものすご~くとがっていました。 捻くれ者、天邪鬼、意地っ張り。 そういうキャラが好きな人には、これはたまらない人物かも? 沖屋は、弱小出版社の官能小説雑誌編集長。 若いのにとても切れ者なので、かなり口が悪いのに、周囲には一目置かれています。 実は部下思いの優しいところもあったりして…
久我有加 金ひかる
マキヲ
「月も星もない」の続編で、前作でコンビ・パイロットランプを組んだ温と秀永が主人公です。押しも押されぬ売れっ子芸人となったパイロットランプの二人ですが、お笑いブームの終焉が近いことを感じて非常にナーバスになってしまう…というお話です。 いやー…ドキドキしながら読みました。お笑い好きで若手芸人も劇場で見ていた身としては、芸人として売れている状態からの葛藤があまりにも切なく、苦しく、正直「もう何も…
芸人になって5年、売れないコンビをそれぞれ解消した城坂と秀永が、コンビとして、パートナーとして成長していくお話です。芸人モノや芸能界モノは読む機会がなかったのですが、とても面白かったです。関西弁が楽しい!仕事(お笑い)と恋愛のバランスもよく、読みやすい作品でした。 個人的に、BL作品から離れている期間にお笑いにハマっていた時期があったので、お笑いの部分は読んでいて色んな感情が渦巻いて苦しいほ…