金ひかるさんのレビュー一覧

青くて、甘い 小説

ひのもとうみ  金ひかる 

恋をする側

少し遠出した先の書店のオススメコーナーにあったこの本。
つい、買っていました。
帰りの電車で読み始めたんですが。
わりとぶ厚めの文庫なのに読みやすくて、さらりと読めてしまいました。
実は、ひのもとうみ先生の本は何冊か持っいるのですが。
すべてまだ未読でして…先生には申し訳ない☆
これが初読みになりました。


大学生になって、アパートに独り暮らしをしはじめたばかりの充彦と。
ア…

2

チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

お約束

仕事は出来るが愛想はない、不器用で冴えないサラリーマンの静京一。
信頼していた同僚・永瀬に裏切られ、もう何もかもどうでもいいと自暴自棄になっていたところに声をかけてきたのは、不遜な態度の謎の男・梶本。

「復讐するんだ。──おまえのその手でな」

自分に無頓着な京一さん。
なんと磨けば光る原石の持ち主でした。うん、お約束。
あれよあれよと梶本の指示で身につけるものは上質なものに変えら…

3

法医学教室の美女と野獣 小説

うえだ真由  金ひかる 

野獣っぽくないのが残念

法医学者の久住(受け)が、刑事の倉持(攻め)にヴァイオリンを習うことから話は始まります。

久住は父親が不倫相手と無理心中をしたことから不信になり、人を寄せ付けない生活をしています。趣味を持てばと精神科医に勧められたことからヴァイオリンを習うことにしましたが、自己流では上達しない。そんなとき、上司である大川内が倉持に教えてくれるように勝手に頼んでしまいます。

互いに真面目なので、不承不承…

2

お父さんが恋したら 小説

御堂なな子  金ひかる 

お父さんだって恋をする。

年下攻めです。
自分の趣味が偏っている事は解っているのですが・・・。

エリート銀行員の橘川直哉(攻め)と血の繋がらない娘がいる設計士の高遠怜司(受け)のお話です。

積み本でチョイスしたのがこの作品で、包容力がある年下の男。やられましたね。最近の私のブームですね。

もしかしたら娘の好きな人では・・・。と葛藤する怜司さん可愛すぎます!直哉の真っ直ぐ過ぎる求愛に絆されて落ちていく・・…

1

初恋の神様 小説

海野幸  金ひかる 

おぼこい受けくんがかわいい

全編受け視点です。
海野作品は攻め受け両視点が多くて読みやすいものが多いのですが、エリオ(攻)のミステリアスな雰囲気を保つために全編受け視点にされたのかもしれませんね。
神父×神社の神職です。
環(受)は神社の一人息子で両親と同居しながら神職。昔から女性に興味が薄く、もしかして…というところでエリオと出会うお話です。
環の友人の圭吾が、すごくイイ奴!神父のエリオに同性愛はご法度だろうと悩ん…

4

チョコレートのように 小説

ひちわゆか  金ひかる 

よかった~。王道あまあまチョコレート

一気に読みました。文章が巧いですね。読ませます。
肝心の落ちはばらさないレビューで行きたいと思います。

さえないけど美人の原石な受け様、京一。仕事で親友だと思っていた男に自分のアイデアを盗まれ自殺寸前に。そこを攻め様梶本に助けられます。復讐したかったら明日の18時にまたここに来いと言われ、半信半疑ながらも行ってみると、スリーピースをきこなした年上男性が。そこからはシンデレラストーリー。

1

嘘つきなドルチェ 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

ちょっと残念かな・・

本屋さんで何気なく手に取りタイトルに惹かれ購入。
初めて読んだ作家さんです。

大筋の内容、何を言いたいのかは理解できました。
好きすぎる相手への想い、ゲイである自分ともともと女の子の好きな彼。
恋人になってからも、離れて行くこと最悪なことばかりを想像し
嫌われないようにと努力を惜しまない
それが本当の自分ではないとしても。
その辺まではなんとなくわかりました。
男女のそれとは違…

5

嘘つきなドルチェ 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

期待していた分、落胆も大きい。

雪代さんの久しぶりの新作ということで、とても楽しみにしていました。発売を待ちかねて買って読みましたが、期待外れもいいところでがっかりしました。

正直、受けの佐紀の年齢だけで興味半減でしたし、どちらのキャラクターも魅力的とは感じませんでした。
しかしそれ以上に、とにかく書き下ろしの表題作の洗浄だのなんだので嫌気が差しました。
私が読みたいのはファンタジーとしてのボーイズラブで、ゲイのリアル…

7

嘘つきなドルチェ 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

書き下ろしの方が長かったです

「雪代鞠絵さんの新作小説が読みた~い~~~!!」
と、心の中で叫んでいたら(出版社に手紙を書けよ! …いや、それは会社さまにお送りする文面を書ける筆力に自信が無くて……ダメ人間)
本書が出ました。快哉!
私の記憶では(間違っていたらごめんなさい)、新装版以外のオリジナル小説の新刊(マンガ原作と超訳の新刊はありましたけどね)は、2008年の「純白の条件」以来じゃないでしょうか。私も執念深く待っ…

12

嘘つきなドルチェ 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

久しぶりの新作ということだったのですが

少し前に超訳で新作を出されていましたが、新刊は本当に久しぶりの作家さんです。昔から大好きで既刊本はほとんど読んでいますが、今作は作風を変えたのかなという印象を持ちました。
10代や学生の可愛らしく健気な受けがとても魅力的な作家さんなのですが、今作は少し年齢も高く純真無垢な健気というよりは強がりで一人で突っ走るタイプの健気な受けでした。
ラストのベッドシーンも、以前は良い意味でBLらしいファンタ…

7
PAGE TOP