金ひかるさんのレビュー一覧

スイート×リスイート 小説

栗城偲  金ひかる 

甘い…。

簡単に言ってしまえば幼馴染みの再会モノ。
再会するまでの間に受に大きなトラウマができていましたよ、みたいな感じでしょうか。

そのトラウマは結構大きなものだと思うんですけど、攻と再会して昔の気持ちとか思い出して前向きに取り組もうとしているようにも見えるんですが。
甘いものが食べれたらトラウマも克服!という逆説的な展開に「いやいや、それはちょっと…」と受の友人と一緒になってつっこみたい気分に…

6

きっと優しい夜 小説

うえだ真由  金ひかる 

素敵な話だけど・・・

登場人物の感情の流れが繊細でとても素敵な作品だと思うけれど好みでは無い。
恋人の裏切りで横領の罪で有名アパレルを退職し再就職した先がディスプレイデザインを
手がける会社、不景気でやっと見つかった先だが、契約社員としての採用で、
2年過ぎても正社員になれない状態ながら仕事のやりがいはあるが、受け様は安定しない
収入に若干怯え気味な設定。

そして攻め様は受け様の上司でディスプレイデザイン…

8

きっと優しい夜 小説

うえだ真由  金ひかる 

読めて良かった!

久しぶりな、うえだ真由さんの作品。
発売を知ったら、もう、即購入でした。

武骨で職人気質な堂上と、
健気だけどちゃんと自分の足で立とうとしている羽根のお話。
受である羽根が、攻に甘え切る性格ではなく、
一人前になりたいと前を向いているところがとても良かったです。

羽根は、
ショーウインドウなどのディスプレイデザインの会社で
契約社員として働いています。その会社の上司が、堂上…

4

きっと優しい夜 小説

うえだ真由  金ひかる 

よいおはなしでした

久しぶりの新刊でしたが、しみじみと切ない、いいおはなしでした。

主人公の受けの、おびえきったところと、それでも誠実で真面目なところが、まさに長所と短所は表裏一体というかんじで、ハラハラしながらも、途中で、あまりにもかわいそうで、涙目になりながら読み進めました。

はっきりいって、BL以外で、こういったネタや展開を読むのはつらいんですが、BLなら絶対にラストはハッピーエンドだと安心して読め…

5

恋をするということ 小説

凪良ゆう  金ひかる 

やわらかくても芯がある、かな?

なんだかおとぎばなし。
いまにも「むかしむかしあるところに・・・」と聞こえてきそうなやさしい感じ。

地の文でも月浦くんが呼ぶのでも、「呂久さん」っていうのがこの上なくほんわか響いてよかったです。



でも本当の田舎はね、徒歩圏内どころか車でもないとコンビニには行けないのよ笑←そこはどうでもいいすみませんw

1

優・等・生 小説

五百香ノエル  金ひかる 

初五百香ノエル

でも萌えるのとはちがう。
ジュネから出た大御所でもないのに、バットエンドを書いてきて、
ストーカーの恐怖感とかえがいてくるので、印象に残って好きになった。
萌えないし、気持ち悪い。
エロゲーなら臭作のような作風と感じた。
ただ、本当に気持ち悪い。こんなに人のこころを動かすのかと思うとすごい作家だと今でも思う。
最近はエロシーンバリバリ書いてるけど、イマイチエロくないのは本来エロ小説書く…

1

きっと優しい夜 小説

うえだ真由  金ひかる 

切なくて、誠実。

久し振りのうえださんの新刊です。あえて言わせてください、いくらなんでも久し振り過ぎです。

すごく楽しみにしてた反面、同じくらい不安だったんですが(勝手に期待し過ぎて裏切られることが大変多いので)、杞憂でした。

こちらは、最初に予告が出てからもう4年?5年かな?随分待たされました・・・正直、一時はもう出ないものだと諦めてましたので、今回の予告が出たときは『また延期か中止になるんじゃ・・・…

10

セラピストは眠れない 小説

砂原糖子  金ひかる 

面白かった~

砂原さんの作品を読みたくなり、
あらすじを確認せずに購入しましたが、なかなかのヒットでした。

実直な男と恋を知らず人とうまくやれないズレた男の
組み合わせが何とも面白かったです。

外村は、後輩の代理で出張ホストをすることに。
派遣された先では、知らない男と関係を持とうとするお客の碓井に
説教してしまうのですが、その後も指名される。
碓井は人とうまく付き合えないし、
エチはた…

1

アロー 小説

一穂ミチ  金ひかる 

アロー

読後最初の一言が「なるほどな~」でした。
くるもの拒まずさるもの追わず。
いつも誰かがフラッとやってきて、いつの間にか居なくなる
そんな長屋の主が受。
今回もフラっとやってきたのは中学のときの同級生だという男。
同居生活がハジマリ、いつまで続くともしれない二人暮らし。
そんな中二人の中で芽生えるなにか~みたいなお話ですね。

正直なはなし、途中までは、淡々と話が進んで
面白みがあ…

5

素直じゃないにもほどがある 小説

成宮ゆり  金ひかる 

いい年した大人が

 花屋の雅は、交通事故に巻き込まれたことで、偶然にも幼馴染みと再会する。
 幼馴染みの樋野は、過去二回、雅に告白し、最後には突然、「お前を好きでいるのをやめる」と宣言し、去って行った謎の男だった。
 たまたま、雅の車にぶつかった車を運転していた男が、樋野の上司だったことで、数日後、雅の店に樋野が謝りに現れる。
 そこで突然、樋野は花嫁のブーケ作りを雅に依頼してくる。
 何気無い顔をして、そ…

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