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ひちわゆか 金ひかる
M
ネタバレ
信頼していた同僚に、コンペ用に用意した企画を丸々盗まれる、という最低の経験をした京一は、橋の上で水面を酔った目で呆然と眺めていた。 そんな京一に声をかけてきたのは、印象的な声をした謎の男・梶本。 「死ぬくらいなら、そのカラダ、俺によこせ」 という梶本に、自分が身を投げる先が、この川の水の上でも、自分のベッドの上でもどちらでもよくなっていた京一はついついうなずいてしまう。 梶本は、男…
砂原糖子 金ひかる
marun
文庫化再販、加筆修正&書下ろしをプラスした作品なのですが、古さを感じさせない なかなかテンポの良い作品に仕上がっていました。 ラブと言うよりは、ダメキャリアの成長とトラウマ持ちの訳あり探偵との駆け引きめいた やり取りがメインのストーリーで、前半では名ばかりのキャリア受け様に流石に こんな刑事さんは嫌だなぁ~なんて思っていると元刑事で探偵の攻め様が出てきて 殺人未遂事件が思わぬ方向に向かっ…
茶鬼
03年のアイズノベルス刊行「シークレットでやっちまえ!」を雑誌掲載時の題名に戻す改題をして、加筆修正された上、新たな書き下ろしが1本入った新装版です。 砂原作品も幅が広いかと思いますが、書かれたのも03年というせいか、すごく勢いがありますねw 思わず違う作家さんの作品かと思ってしまったくらい。 ノリはTVドラマ風とでもいいましょうか? 主人公の刑事・市居はキャリアですが、プライベートは…
あむり
ショコラ文庫13作品の後日談がつまった1冊。 勿論13作品の本編をすべてを読んだわけではありませんが、 好きな作品の後日談を読めるというのは、なかなかのウホウホであります。 ただ、あまり愛着の無かった作品については、 「この本編読んだのに、覚えてないや~」ということが生じてしまうのが 何とも切ないところ。 13ある後日談の中で、お気に入りは、 「僕のかわいい狼さん」「コタのお…
谷崎泉 金ひかる
最初読み始めたときに、この作品は「夜明けはまだか」みたいな感じのちょっと遅々とした展開の作品になるのかな?という予感がしました。 しかし、 こちらは1冊でまとまっております。 主人公達に隠された謎と、巻き込まれた出来事によりどんどんと面白くなっていく♪ 最初、コメディなのかな?と思ったらそんな雰囲気も含めつつそうでもない。 かといってシリアス一辺倒でもない。 単に主人公のちょっとやる気…
小林典雅 金ひかる
イサヲ
今から90年前くらいのお話でしょうか。タイトルから、こりゃまたトンデモなお話なのかと期待ワクワクで読んだのですが、コミカル要素があまり感じられず、典雅節も薄い…。 でもやはり面白いんだよ典雅さんですもの。つる~~~っと読めちゃいました。 表題作は、平民画学生の池端来智(いけはたらいち)が、行方不明になっている男爵令嬢の身代わりをすることになるお話。 失踪した令嬢に偶然瓜二つなため、ちょっ…
旅行会社のトラブル処理係の受け様と外務省勤務の攻め様との何の因果でこんなことに ってしまったのかと言うような淡々としていながらも何処かコミカルでシュールな作品 著者の既刊の「ナアレフの恋人」シリーズに通ずる流れと雰囲気があるお話でした。 受け様は大手の旅行会社の出世間違いナシと思われていたバリバリの営業マンだったのに 有る事が理由で、次第に運気に見放されたようになり、今では左遷先と言わ…
kirara
本編で台無しになった新婚旅行のやり直しです。 最初の旅行で訪れた別荘にやって来て、本編ラストでウィルフレッドが言っていた通りの夜を過ごした2人。←ハルに『(新婚旅行のやり直しで別荘に行ったら)何がしたい?』と訊かれて『一度も服に袖を通さないほどお前を愛したい(!)』と臆面もなく返した旦那様・ウィルフレッド。この台詞で私を身悶えさせてくれましたよ・・・ ちなみに、この夜のウィルフレッドは…
椹野道流 金ひかる
待ちに待った下巻です。これ出るまで1年間、上巻を読まずに待ってました。長かった・・・もしここまで待たされなければ『神』にしたかもしれないというくらい待ちくたびれました。←ホントにちょっとだけ迷いました。 ウィルフレッドが、なかなか青いところを晒してましたね。ハルに浮気を疑われ『信用されていなかったのでは』と引き摺るのを、執事・フライトに『大人げない』と言われ(たのも同然)、憮然とするあたりが…
私、上下巻って基本的にまとめて読みたいんです。いえ、続きものはみんなそうなんですが。 というわけで、これも出たときに買ったものの、下巻が出るまで寝かせておこう・・・と思ったら1年経っちゃったよ!それでも読まずに待った自分は我慢強いのか、ただのアホなのか・・・ というわけで、旦那様・ウィルフレッド(攻)と奥方様・ハル(受)の新婚旅行編です。南の島へと旅立つ2人。行きの豪華船室で『もう…