結城一美さんのレビュー一覧

この胸の秘めごと 小説

結城一美  ヤマダサクラコ 

この先が気になるんですが、

「誰も見たことのない、100%善意の恋愛詐欺!」と帯にありましたが、読み終えてみてそれなりに納得できました。
他の人のレビューで、双子ものだということは知っていたのですが、あまり詳細を読んでしまうと面白さが半減してしまうので、それ以上の内容は知らないまま読みました。

真面目な上司に恋をした青年が、ゲイバーで恋の悩み相談をした相手が上司の双子の弟だったというわけです。
巧みに恋愛成就のノウ…

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この胸の秘めごと 小説

結城一美  ヤマダサクラコ 

どっちにするの!?

晴人は大手銀行員でノンケばかり好きになってしまうゲイ。
好きになってしまったのは職場の課長、そしてやっぱりノンケ。
片思いをして半年、ままならない想いを抱えてハッテン場である
なじみのバーに訪れると、見知らぬ男 蓮に
恋愛アドバイスを受ける・・・

蓮の言うとおりに課長へアプローチすると
とんとん拍子にうまく運び!?

と、いうお話なんです。

片思いの課長 宇津木航と、バー…

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この胸の秘めごと 小説

結城一美  ヤマダサクラコ 

こんな双子ものだとは

表紙を見ていただいたらわかると思うんですが、攻めは二人、双子(航と蓮9です。
その二人の間に挟まって、本当に切なく心を揺れ動かされる晴人。
となると、いつもの3Pか?! となるわけですが、同時に二人一緒に付き合うことはないんです。
どちらかとしか付き合ってないという、ある意味変わった(いやいや、人として真っ当です)お話です。

半年前、異動でやって来た直属の上司・宇津木。お堅いイメージが…

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この胸の秘めごと 小説

結城一美  ヤマダサクラコ 

3Pでない双子ものですが、何かすごく、すごくよかったのです。

神に近い萌えか、神にするか、ものすごーく迷ったんですが、胸のキュンキュンの回数がタダものではなく頻繁に訪れてしまったので・・・
帯に「誰もみたことのない、100%善意の恋愛詐欺!」とありますが、確かにそうかもしれません。
双子ものなんですが、片われの蓮がすごーく切なくて、イイ人で、惚れました。
きっと「花丸ブラックレーベル」だったら3Pにもっていくところでしょうけど、ブラックではないので、ち…

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鷹の褥でねむる龍 小説

結城一美  亜樹良のりかず 

ライバルが

建設業をフロント企業として抱える二人は、当然ライバルなわけですが、会社の規模も剣城の方が上で、影からも正面からも剣城のいいように翻弄され、仕事面でもいいなりにならなくてはいけなくて。
でも、宏樹の舎弟たちには対等な立場として振る舞ってくれるから、兄側の舎弟も宏樹を見る目が変わっていくんです。

この剣城、ホントうまく立ち回るんですねぇ。蓮沼組から見ると宏樹がしっかりやっているように見えるけれ…

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銃爪(ひきがね)の絆 小説

結城一美  砂河深紅 

記憶喪失のイタリアンマフィア

組長の息子にもかかわらず、見かけがヤクザに見えないことがコンプレックスで、大学で経済を勉強し、フロント企業の社長になり経済ヤクザへのシフトを考えてみたり、背中に龍を背負ってみたり、努力だけはしている仁。
そんな仁のところに、関東進出を狙う関西の組に襲撃をかけられたところを、イタリア人に助けられます。が、肩に銃創を負い、頭も打ったことで記憶を失ってしまい、持っていたカードから名前がアルフォンソだと…

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罪深き白衣 小説

結城一美  藤河るり 

ドロドロな展開ですが

いろんな夢や目標を持って人間は生きているわけですが、きれい事を言ってばかりもいられない場面も時にはあるはずで。それは医者といえども、例外ではないんでしょうね。
こういった泥にまみれた自分を卑下する桐島。こんな自分に夢を持っている春紀に、申し訳ないという気持ちがあるんでしょう。オトナの世界…ってところでしょうか。
そんな世界を、春紀も現実のものとして受け止めて行かなくちゃならなくなるんです。

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殉愛の足枷 小説

結城一美  あじみね朔生 

ヤクザスキーなんだけど

若頭×組長の一人息子。いわゆる下克上ものって括りですか。
組長の一人息子は、あとを継ぐのを嫌い家を出、若頭が次期組長となっていましたが、なぜかその継ぐはずであろう若頭が組を裏切った上、組長まで抗争で殺されちゃう。そして、息子は連れ去られ、敵対組織の目の前で陵辱されて。
とまぁ、派手な展開なんですが、だいたいの展開が読めるのが残念でしたが、不思議とどうなるのかが気になって、読み終えることが出来ま…

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殉愛の足枷 小説

結城一美  あじみね朔生 

まさに下剋上ですが、そこまでするとは

ハッカーとかそういったサイバーな世界は自分にはよくわからないので、そんなものなか?と今一つ自分にはピンとこなかったのですが、
この下剋上はあまりに凄惨ですさまじいと思いました。

母を早くに亡くし、雨竜組・組長である父に反発している彰が小さい頃から兄のように慕っていた若頭・春日の裏切り。
それは血をもって制するほどのすさまじいものでした。
敵対する霧島組に捕えられた彰は、そこで春日の裏切…

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吐息の中に閉じこめて 小説

結城一美  桜城やや 

やっぱり俺、間違っていたみたいだ

高校生の時からずっと新名を思い続けて、それをひた隠しにしてきた瀬尾。
過労で倒れ、錯乱した新名に、恋人と間違えて抱かれてしまう。
瀬尾は、あくまでも一時の間違いと、自分の思いを押し殺し、親友のままでいようとするのだが、

じれったい、すれ違い10年愛。
新名との接点を失いたくないがために、自分も新名も欺き続けた瀬尾。
そこへ、新名は自分の気持ちのままに、真っ直ぐ求愛してくるのですが、瀬…

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