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こふで
kurinn
ネタバレ
一読しただけでは上手く伝える事が出来ないくらいに、色々な思いが溢れている作品だと思いました。 べなの抱える不安も壱のべなに対する気持ちも分かるし、それが他人にはどうしようも出来ない事なんです。 それがとてもまどろっこしいんですが、2人が江戸を出て駿河の府中まで旅をする中で、お互いの齟齬に気付いて気持ちが近付いて行くんです。 結局はお互いに大事で一緒に居たいから、気持ちは最初から同じな…
東雲月虹
ふー……。読後は余韻が残りまくって溜息しか出てきません(勿論良い意味で!) 1巻で既に最高!!となった『べな』ですが 続きが読めて心からありがとうございますと言いたい気持ちです。 べなを全部受け入れてあげたい壱と 壱も他の誰も二度と傷つけたくないべなが お奈緒さんの使いで旅する間に更に絆を深めていました。 こうしてあげたい、と思うのは愛ゆえのエゴも多少あるのかもしれませんが やっ…
ポッチ
「人外」というジャンルを取り扱うマージナルコミックス。 マージナルコミックスって個人的にハズレがないレーベルでいつも刊行を楽しみにしているのですが、特に今作品は『べな』の続編ということで発売日を心待ちにしていました。 もうね、表紙からすごく素敵です。 紙質も良いし、色遣いも良い。 こふで先生の描かれたイラストももちろん良き。 何より、江戸という時代背景がそこかしこから匂い立つ感じがな…
ぷれぱーる
『べな』の続編です。 前作に比べて読みやすくなっていると感じました。 そして何より内容が素晴らしく、言葉が発達したせいか、べなの心理描写が丁寧で読み応えがありました! 見世物小屋から逃げ出し、長屋で暮らし始めた壱とべなのその後です。 平穏な日々をおくる中、べなは自分の中の「鬼」が再び暴走する事を恐れるようになります。 そんな時、お使いで二人旅に出ることになるのですが、べなには他に…
まぎぃ
べな、とは鬼の名前。 舞台は江戸時代。見世物小屋にいた双子の兄弟、壱と二三。お互いだけを頼りにしているが、体の弱い二三はなくなってしまう。残された壱は、人ならぬ気配のべなの世話係となる。 壱は、二三の代わりに、小屋の先輩ダンゾウに抱かれている。しかし、壱もべなも耐えきれず逃げ出し、髪結の長屋で世話になることに。 壱に言葉を伝えたいばかりに手習に勤しむべな。べなを独り立ちさせようと思う…
みちみち
新人さんとは思えない画力の高さや、話の上手さ、べなや壱の境遇や魅力など、この作品の諸々の良さは、すでに多くのお姐さま方がご紹介済みなので、思いっきり偏った個人的な感想です。すみません。 自分でも厄介な性癖だなぁとは思っているのですが、クズとかゲスとか言われる拗れた人種が、垣間見せる本心とか、誠意にたまらない萌えを感じる私としては、この作品を読み終えたとき、登場シーンこそ少ないものの、ダンゾウ…
雀影
近頃は、絵の美しい江戸物コミックが続けて出版されて、時代物が好きなのでとても喜ばしい。 見世物小屋に捕らわれて繋がれていたバケモノに「べな」という名前を与えた壱。 壱に名前を与えられたので、べなは人として成長し始めます。 二人で見世物小屋から逃げ出してから、べなは壱を慕う一心でどんどん成長していきます。 しかし壱の心は、見世物小屋を離れても、その軛に囚われていて、、。 べなの心情のス…
ユキナ。
間違ってつけてしまった中立評価が、日が経って変えられなくなってしまったためこの評価のままです…申し訳ないです。 本当は「萌2」です!!すみません。 まず画力が非常に高いです。細かな書き込みがすごくて、オシャレな絵柄も江戸時代に違和感なく溶け込めています。世界観も良い。キャラクターの表情もすごい。 読んだとき、べなが攻めか~~~~!!と、良い意味で裏切られました。 表紙の赤髪の可愛い少年…
冒頭部分から不穏だったので2人で逃げ出した後はどうなるのだろうとドキドキしながら読みました。 ところがたどり着いた先は暖かい人々ばかりで、2人はようやく人らしい暮らしを始めます。べなの頑張りと成長が著しいです。周りの子ども達も可愛いです。 べなは壱を慕っていますが、壱は亡くなった双子の弟の二三に囚われたままなのが何とも悲しかったです。 2人を追いかけて来たダンゾウのまさかの二三に…
せんせん
私はもともと絵から入るタイプなのでカバーで心鷲掴みに! 中身も白黒1色なのに、躍動感のある筆、構図、表情に圧倒されました~。 勢い上等!それがまた江戸っぽくて。 話はとてもじれじれさせられるんですが、そこがまた良い。 べなと壱のちょっとずつ進んでいくさまを見守りつつ、 なんか自分も一緒に江戸の空気を吸っているような… すごく吸引力のある作品でした。 デビュー単行本なんです…