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8/10(合計:96件)
砂原糖子 高井戸あけみ
Alice
作品タイトルの通り睡眠に関係する高校生2人の話。 攻め・上木原は不眠症。夜は眠ることができず、眠れたとしても浅い睡眠ですぐ目が覚めてしまいます。 反対に受け・倉知はナルコレプシーという発作的な眠気が襲ってくる睡眠障害。発作はいつどこで起こるかわからず、眠ってしまったらすぐに目を覚ますことができません。また、カタプレキシーで感情の起伏で睡眠に引きずられてしまうことも。なので倉知はいつも無表情です…
久江羽
ネタバレ
それぞれが逃れられない過去に囚われ、睡眠障害を背負いながら生きている倉知と上木原。 カウンセラーにすら言えない過去の傷。 お互いのことを大切に思いながらも、単純に心を開けない理由。 誰も彼もが頑なで、もう少し楽な生き方ができるんじゃないかと言いたくなるような展開の中、ナルコレプシーの発作の最中に倉知が強姦?された事件から絡んだ糸が解け始めます。 どこで睡眠に陥ってしまうかわからないナル…
藤棚
砂原さんはこのお話を当初「ラブラブコメディ」のつもりで 書かれていたそうですが。 仕上がりはとってもシリアス。 眠り病の倉知と、不眠症の上木原。 正反対の睡眠障害を患う、二人の高校生の恋。 倉知と上木原の睡眠障害は、精神的なものが原因です。 その原因が何か、それは作中で明らかになりますが。 二人が抱える心の闇が、重くて暗すぎて…… トラウマになった事件や行為について…
雀影
病気持ち高校生二人のラブってことで、砂原作品としては珍しくシリアス。 文体も、主人公・倉知の性格を反映して硬く突き放した感じなのが珍しい。 でも、あくまでも、ラブコメディの砂原さん比で「シリアス」なので、 過去のトラウマとして起こった事件は、かなり痛い事は痛いが、 読んでいるこっちまで目を背けたくなるような、酷い描写はされていない。 この本、挿画が高井戸明美さん。 で、お話そのもの…
茶鬼
ナルコレプシーの倉知馨と、不眠症の上木原喬。 高校生なのに、悲惨な過去のトラウマのせいで淡々と生きている二人はあまりに大人びすぎて、結末はうまくいくのだとわかっていても、目が離せずに一気読みですっ! 倉知の母は”一生少女”のハーフの女性で、その魔性ぶりに一緒に暮らせないと、幼少のころから父の兄弟の伯父の元で生活しています。 しかし、その伯父も12歳の頃死んで、その息子(従兄・優一)と一緒…
高井戸あけみ
それぞれの作品は、全く独立した短編集。 表題作「夜ごとの月」以外は、キスまで、それも、 「この感情の高まりは、恋なのだろうか?」 レベルの。 高井戸さんの何が好きって、この、 「恋愛感情の存在そのものを、疑いながら、ゆっくり認識していく過程」 を、繊細に描いていくところ。 この本には、私の「好きのエッセンス」がしっかり詰まっている。 「ヒッピー」 バスケットボールの先輩に…
表題作は、お金が必要な大学生が、売れっ子のビューティーディレクターに恋の罠を仕掛けるお話。自分の方が落ちちゃったようですが。 身体を張るほどのお仕事な訳ですから、妹の事故でお金が…っていう設定にはちょっと無理があるんじゃない?って思いました。 エッチシーンは、描き下ろしも含め大変色っぽかったです。 「サタニストの愛情」は、利害関係が一致した二人が恋に落ち、復讐?するお話。 悪役があくま…
表題作「ハニートラップ」、のっけから、着衣率低い。 眼鏡のツンとした子が、割とあっさり、眼鏡とられてうっとりしちゃってるし、 シャワー浴びながら(後ろから抱きかかえられて)目元赤くしちゃってるしで、 高井戸さんにしては濃いめのエロ。 でも、絵柄が白っぽくて繊細だし、モロにガッツリじゃないので、上品で色っぽい。 同録の作品は 「サタニストの愛情」 三代目社長のボンボンが、雨の中で拾…
ブレックファーストクラブシリーズ・高校編最終巻 犬山は三木に、年末年始を自分の家で過ごすように誘います。 ところが家族は全員旅行に出かけてしまい、二人きりで過ごすことに、、、 結局、そこへ、飯塚と松本も来て、二人きりではなくなります。 犬山は三木を大事に思うからこそ、三木から去ろうとしますが、三木の出した結論は、、 見所は ツンデレ三木のプロポーズと、2昼夜連続温泉旅館…
ブレックファースト・クラブ・シリーズ3巻 三木への気持ちを抑えきれないと自覚した犬山は、三木と距離を置こうとしますが、三木の方は、、、 三木をかばって、教頭を殴ってしまった犬山の処分を避けるため、寮の面々は舎監・坂口と取引をします。(坂口の趣味のサイト登場) 結局2週間の自宅謹慎で、犬山は寮に戻ってくるのですが、犬山は一人、別室に移ってしまいます。 三木の大学合格の日、三木は犬…