高階佑さんのレビュー一覧

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

『お菓子の家』が良かっただけに…

スピンオフの『お菓子の家』は先に読みました。
話は前後しましたが、特に問題ありません。
ただ、イラストレーターさんが違うので違和感ありますけどね。
個人的には『お菓子の家』の方があってるなという感じです。


受けの西塔要は、バイトでカフェのフロアマネージャーをつとめる男。
生きる目的を持たず、まともな人間関係を築かない27歳。

攻めの池上公平は25歳。
要の働くカフェの厨房…

4

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

つらたんです

読む順番が違っていたら、感想も違うことが言えたのかもしれません。
しかしながら、どうもお菓子の家を先に読んでしまったためか
主人公でなく加瀬ににしか思いを寄せられませんでした。

もちろん主人公の境遇は不幸だと思うし
同情もするのですが
いまいち共感できなかったというのが本当なところ。

DVを庇護するわけではないのですが
殴ってる加瀬が一番つらそうで話に身が入らなかったです…

2

ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

夜光さんの変人攻め大好きです

夜光さんの作品は、攻めの方が受けを執着めいて好き過ぎるものが多いかと思いますが、こちらは受けの方が攻めを好きなパターンです。
受けの方が好きだった作品は、『サクラ咲ク』や『不浄の回廊』くらいしか思い出せません(苦笑
そして、この作品は変人攻めです。
夜光さんの書かれる変人…ラブです。


受けの神凪守は29歳で、外見は草食系の大人しいタイプ。
出版社に勤め、串田の担当編集者。
ただ…

2

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

新装版です

なんか、割と最近読んだ作品のような気がするのに、もう新装版て、、
と思ったら旧版もう5年近く前に出た本だったんですね。
そして、私が旧版のレビューをここに書いたのが2010年10月。
その後、スピンオフで加瀬のお話「お菓子の家」を読んだのを踏まえての、この新装版の感想ですが、
甘いプロポーズの追加SSや、スピンオフで加瀬の未来に安寧が訪れるのを知っているのもあって(ちゃんと細かく比較対照し…

2

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

心の再生かな

2009年に花丸Bで発売された作品がレーベルを変えての再販でやはり人気作だと
しみじみ感じるストーリーです。
ラスト間際まで読み進めて、あれっ?このシーン知っているなと思ったら
既刊「お菓子の家」のスピンオフ作になっているのだとマヌケにも読み終わる寸前で
気がつく体たらくですが、今回の作品に出てくDV男の加瀬がお菓子の~では
受け役になっていて気がつくのが遅れた理由にしてしまいます。

6

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

暗いけれど温かい話

お菓子の家、読了済みで今回の新装版を手に取りました。

話の内容がとにかく暗いです。暴力シーンも多々あります。
過去のしがらみに囚われて、自分を精神的にも身体的にも痛めつける要は読んでいて素直に幸せになって欲しいと思いました。
そんな要に射した一筋の暖かな光が公平の素直な人間性。

ふたりの関係は要の恋人である加瀬さんに阻まれてなかなか前に進むことができず、読んでいてもどかしくなりまし…

3

ラブレター 神様も知らない(3) 小説

高遠琉加  高階佑 

読んで後悔しない作品

『神様も知らない』の最終巻です。

この巻も途中途中で過去へと戻ります。
その時、佐季と司は22歳。

前巻で、13歳の時に佐季と司は大きな秘密を共有しました。
が、それと同等の秘密をさらに22歳でも抱えることになりました。
いったいふたりの行く末はどうなってしまうのだろうと、先が気になる作りになっています。

エキセントリックな人物や事件の多い中、この三部作を通して良心として登…

9

楽園の蛇 神様も知らない(2) 小説

高遠琉加  高階佑 

唯一の萌えポイントで次巻へ

『神様も知らない』の二巻です。
登場人物は前巻と引き続き同じなんですが、今回は過去編といった感じ。
こちらは完全な続きものなので、前巻読了は必須です。

過去のくだりでは、主要人物である司と佐季は13歳。
刑事の流は26歳。

過去編では、流は神奈川県警山手警察署・刑事課に属しています。
前巻とは違い、まだまだ下っ端刑事ですが、野心家で前巻の雰囲気とは違います。
そんな流が関わっ…

1

神様も知らない 小説

高遠琉加  高階佑 

萌えとはまた違う面白さ

確か、高遠さんの作品は初読みです。
こちらの作品は続き物だとは知っていましたが、とりあえず一巻であるこちらだけ入手してみました。
受けと攻めの両方の目線でお話は進みます。
攻め目線好きのわたしには、ありがたい作品でした。


攻めの慧介は神奈川県警、捜査一課の刑事で28歳。
県警のガンだと上層部から思われている先輩刑事・流の首につけられた鈴の役目を兼ねています。
今は元町の祖母の家…

4

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

痛みを抱えて、前へ進む

「お菓子の家」既読。
表紙の美しさとタイトルに反して痛い話であることも、知って読んだ。

今月書き下ろしつきの新装版が出るのは分かりながら、ずっと探していたこの作品、
出会ったときが読むべき時と読んでみた。

こちらを先に読んだとしたら、また違った感想なのだろうか?とも思うが、
主役の二人ではなく、加瀬に感情移入して読んでしまった。
(勿論、私はDV女ではありません……念のため。)…

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