いとう由貴さんのレビュー一覧

まだ、恋とは言わない 小説

いとう由貴  高座朗 

女王様受け

経営難に陥った酒蔵の当主が主人公。
資金援助のため亮に体を与えても心は気高く保った女王様なところが魅力的。病弱な弟と酒蔵を守るため堅物真面目で必死に弱音を吐くことなく生きてきた人が快楽や頼る心地よさを覚え、でも恋してしまったことは認められないと取り繕ってグズグズグルグルしているのが切ないやらもどかしいやら…ワンコ通り越してパワーでぐいぐい押し進める亮の威力があってこそでした。ヘリも動かす愛の力!…

0

竜の妻恋 ~竜は彼に溺愛を捧ぐ~ 小説

いとう由貴  二駒レイム 

溺愛と自立

溺愛系人外ラブ♥その通りですね!

リュシーとつがいになって約一年?まだまだ蜜月期な2人。

続編はまたまた尚行の葛藤と成長と、大事件と、日本の同族の皆さんと盛りだくさんでした。

少しでも強くなりたい、人として成長してリュシーに相応しくなり役に立ちたい。そんな尚行が高校卒業資格を取るために、日本の通信制高校に入りスクーリングで日本に滞在することに。

リュシーと愛し合うことで美し…

1

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

どうしてこんなことに!

10年越しの片思い!!募る想いを抑えて親友でいる!!
友人としての特別感、恋愛を諦めた切なさ。
一番近いのに踏み込み切れない関係、大好きです!!!

ひょんなことから身体の関係が続くも、貴之のこだわりの強さを知っているからこそ、自分が対象に見られることはない、何のために求められているのか分からない、でも体だけでも繋がれるのが嬉しい、でも甘えたら貴之に嫌われる!?飽きられないようそっけなく振…

2

竜の妻恋 小説

いとう由貴  二駒レイム 

激しい愛情

生か死か。激しい愛ですね。

初めましての作者さんです。すごく良かったです。

最初は尚行の境遇が辛くて…。
いつも思うのですが、なぜBLの不憫受けは行政のサポートを利用しないのでしょうか。それを言ったらこのジャンルが成り立たないのかな。

尚行の人見知りで言葉が出せなくて卑屈でいじめられて自分を責めての負のループが、他人事じゃなくて本当に辛かったです。

素敵な異人さんがいきな…

2

B-PRINCE文庫 創刊SPECIAL BOOK 特典

木原音瀬先生のFRAGILE番外編!

入手困難品だと思います。
木原音瀬先生のファンで特にFRAGILEがとても好きな作品なので、ちるちるさんに登録されているのを見つけた瞬間狂喜乱舞。
BLの小冊子も売ってるマニア向けの古本屋を探しまくり、見つけた時はすごくうれしかったです。
こちらの小冊子の内容はFRAGILEの物語が始まる前のお話が2ページのみ。
エッチや濃厚な心理描写はなくてかなりあっさりとした内容でした。
それでも大…

0

春暁 小説

いとう由貴  あさとえいり 

健気な深

暗い展開の健気受。
前半の込み入った人間関係のメモ。

紗内 深 :代々広瀬家に仕える奉公人の息子。美貌が災いして10歳から秋信に囲われ幽閉される。自死もできず、所有物として心を殺して生きる。
広瀬秋信 :大店の跡取り息子 秋信の母が、男妾として深を宛がう。
  母  :父の死後、本宅で溢死。
  隆信 :秋信より八歳年下の弟。母の死後、深と兄を恨み失踪。自力で企業し、秋信から家督と深…

2

愛の言葉を囁いて 小説

いとう由貴  東野海 

言葉の概念の違いが生むすれ違い

読後雑感。

ジェラルドは、魅力もあるし、財力も地位もある男性という設定。
こんな性癖丸出しの恥をかくような罠的取引をビジネスの取引で仕込まなくても、
子リスのような、一目ぼれの春彦と相愛に成れたと思う、

話を面白くするために、下劣な手段を取る変態設定になった・気の毒なキャラ。

始まりが良くない二人の出会い。
おぼこい春彦がドップリ罠に落ちて、二人は親密になり、春彦は溺愛され…

2

偽りに花は生まれし 小説

いとう由貴  門地かおり 

清純かつ淫らです!

いとう先生のねちっこいエロさと粘っこい執着攻めが好きで読み、大変満足でした。


遊郭などの類の話ではありませんが、受けちゃんを攻め様のもとに送り込む正妻の企みで、受けちゃんはプロ並の閨作法を仕込まれております。そのテクに気づく程度に手慣れた攻め様は、受けちゃんのうぶさとのギャップにそそらせます。初物の感想が『美味であった』!!

受けちゃんの淫らさと清純さ、そして利発さが全編で魅力的で…

0

たとえ偽りの運命であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

思ったよりハマれず…


続編のようで、この巻のみでも大丈夫との事で迷って購入したのですが、作中、前作のキャラの名前や出来事が「あの事件」のように書かれていて、私はやはり「何があったの!?」と、すごく気になりました。

また、その他の友人など最後まで関わってくるのと、アレクの口調や性格が違い、私は「え!?」と戸惑ったので、前作を知っておいた方がより楽しめるだろうと思いました。

年上攻めが純真無垢な受けに手を出…

0

愛の言葉を囁いて 小説

いとう由貴  東野海 

エロ度高めの内容

簡単に説明すると
会社の取引の為に接待を強要された
春彦は最初は嫌がっていましたが
攻めのジェラルドの与える快楽によって
堕ちるという内容ですね。

否定的な言葉を言うとお仕置きと
言って少し強引な事をするんです。
ドS攻めが好きな人には物足りないかも
しれませんが、内容は面白いと
思います。
攻めのジェラルドは結構変わってる人で
春彦の事をお気に入りと言っています。
セ…

0
PAGE TOP