高緒拾さんのレビュー一覧

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

SMにならない監禁モノ

ストーカー男×性悪男の、がちんこ勝負な壮絶監禁凌辱ラブストーリー。
監禁凌辱な部分は共通項の「熱砂と月のマジュヌーン」は好きだった私ですが、この作品の青池と大河内には共感皆無でした。当然、萌えもなし。
でもこの作品に萌える人は萌えるというのも、分かります。
たしかに萌える要素は意外に詰まってる…ただとにかく地雷だらけなので、地雷を踏んでしまうと全て吹っ飛ぶという。

この作品、攻めによる…

3

HARU×NATSU Summer×Summer side:c THE2ND-SENJI INTERMISSION コミック

高緒拾 

どうしようもない想い

コミック『七月のクロスロード』に収録されていた「サマサマside:a」の後に当たる話しだそうです。
本当にどうしてbがないのかな?って思ったんですが、どうやら寝かし中だそうです。

夏休み、美大の予備校タマ研もその寮も夏休み。
皆帰省したり旅行に行ったりして、寮にはハルとナツの二人だけ・・・のはずなんだけど、講師の久也もおります。
せっかくハルと二人きりのはずなのにナツの渋い顔(笑)

2

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

あとがきまでが作品でした

好みからすると「しゅみじゃない」なのですが、
そんな、自分のものさしや尺度を捨てざるを得ないような、圧倒的な力のある作品です。

まず、自分の中の「鬼畜」のイメージがいかに甘かったかということを実感。
驚愕の連続で、心臓がバクバクいいっぱなしでした。


特に後半激しくネタバレします******************

自分本位で人を見下し、職場の後輩の青池(攻め)を徹底的に苛…

21

修羅の華 小説

水原とほる  高緒拾 

自ら選ぶ己の道

東洋のどこか小さな国にある町が舞台の物語。
年中太陽が照り、寺院が人々の拠り所となり尊敬される僧侶がいる、そんな場所はタイ・ミャンマー・カンボジアやバングラデシュあたりを連想するといいか。
残念ながらどこかの外国モノ設定ではあっても、その国の空気や風や匂いを感じる異国情緒は薄めかもしれません。

両親が亡くなり、叔父・叔母に引き取られて暮らしていたアーシャだが、生活が苦しくなり寺院に預けら…

5

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

陥れる、執着する

ず~っと前に一度読んで、心に傷を付けた一冊です。
好き嫌いは確かに分かれると思うんだけど、読んだ人の心には必ず残り続ける作品だと思うのです。それくらい衝撃的。
他は結構ポロポロ忘れるんだけど(若年性アル…いやいや)、これは忘れられないです。
恋です!なんて言葉で表せないんだけど、青池の執着心と、二人がお互いを貶めるための執念は…どこかで愛にも近い何かな気もしなくもない…(曖昧な言葉になるけど、読ん…

24

秘密のくちづけ コミック

高緒拾  神室晶 

色々な形があるんですね

初読み作家さんだと思って読んでいたら、以前に読んでたことに気づきました…「イケナイ男」を。
そうか~あの作家さんか~エロイはずだ!(笑)
恋人同士のラブラブもの、片思いもの(でも3Pw)、2組のカップルのスウォッピング(この作品で初めて見ました)、ちょっと切ないお話もあり、ほんとに色々な短編が詰まっています。
3Pや4Pものはただセックスを楽しむというだけではなくて、形は複雑とは思うんですが…

1

イケナイ男 コミック

高緒拾  神室晶 

この事務所楽しそう~

ゲイビデオメーカーの楽しい仲間達のお話です。

「三月某日、クマを拾った」を読んでいて、ようやく気づきました。
あーっ、あの作家さんだ!と。
エロ妄想課長さんの漫画描いてる方ですよね。
たしか雑誌の方で(かな?)チラッと読みました。
あのめちゃくちゃ上手い絵で、ギャグエロ描く人だ!と。
この漫画は、リバを検索した時に買いました。
これも同じ方でビックリ。

リバあり(?)、69…

3

三月某日、クマを拾った コミック

高緒拾 

キューちゃんとナツ

先に「七月の交差点」の感想をかいてしまったので。
こちらも書きたくなりました。
川瀬先生が拾ったこのクマは、人です(笑)
ほっつー(クマ)には好きだったキューちゃんがいて。
目の前に現れたキューヤ(川瀬先生)に彼を重ね合わせて懐いてくる。
キューちゃんとの悲恋というかトラウマを、川瀬キューちゃんが、なんとも独特なやり方で拭いさってくれます。

川瀬先生のツンデレ具合、かなり萌えます!…

2

七月の交差点(クロスロード) コミック

高緒拾 

本格的美術系のお話

「三月某日、クマを拾った」の続きです。
買った時は一作目をまだ読んでいなかったので、「?」が沢山ありました。
私も大昔は美術系の端っこくらいにはいたので、なんか懐かしいなぁ。
学生としての美術系色、かなり濃いです。

「三月…」読んでわかりました。
才能・嫉妬・スランプ・失望・焦り・情熱・そしてそれぞれの恋。
そんな世界です。
ナツの才能とツラい過去は「三月…」に描かれています。

2

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

この痛さが癖になる


最初に読んだのは、高校生の頃でした。
受験生だったような気がします。(曖昧)

なんというか、王道に飽きてしまって、そして、なぜか、表紙に魅かれたという事を覚えています。この時点でおかしい。

でも、この、ろくでなしで、そして、最後の挿絵が、血みどろ、って言う時点で、なんだろう、これはハッピーエンドになるのだろうか、とわくわくしました。

どこまでも受けはろくでなしというか、本当…

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