うえだ真由さんのレビュー一覧

Missing you 小説

うえだ真由  やしきゆかり 

健気受けとはまた違うような

うえださんの作品は、ごくごく限られたものしか読んでおりません。
ただ、今は疲れた体には甘い物だろうということで、こちらの作品を選んでみました。

**********************
受けの優奈はジュエリー工房で働く23歳。
幼い頃の交通事故で、左足が不自由。

攻めの克治は27歳の弁護士。
優奈とは兄を通じた幼馴染みで、小学校からずっと優奈を送り迎えしています。
***…

1

Missing you 小説

うえだ真由  やしきゆかり 

お兄ちゃんったら(笑)

このお話に当て馬は出てきません。受けのお兄さんが主役カプにとって最大の敵です(笑)かなりのブラコン兄で最愛の弟と自分の親友の恋をそれはもう徹底的に阻止します。「ホモは絶対ダメだぞ。今はつらくても後できっとあの時とめてもらってよかったと思うに決まってる」って弟を心から思いやっての行動だからタチが悪い。でもお兄ちゃんは恋というものをわかってません。邪魔をされればされるほど余計恋心は燃えてしまうものだと…

1

楽園 小説

うえだ真由  高星麻子 

攻めの地雷踏みぬく天然受け様

子供の頃から父の影響で信仰心を深めていた千聖は、父が亡くなった後は中学を卒業して直ぐに修道院に入る。
…まぁーいえば、とても純粋無垢な子なのですよね。
天国のお父様(=神様)に恥ずかしくない生き方をしようと慎ましやかな生活を送っています。
対して、宗治は傷害事件(=兄をナイフで刺す ※最初にナイフを持ち出したのは兄)を起こしたことで父親の意向により入るので信仰心は皆無。
かなり険悪な状態の…

0

ロマンスの黙秘権(1) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

オススメします!

川原慶久さんが大好きで、こちらのBLCDを初めに聴きまして、あまりにも良かったので原作本と同人誌も購入しました。
私はBL歴が相当長いですが、こんなに魅力的な攻めは見たことがありません!
かっこいいのはもちろんのこと、受けにベタ惚れなとことか、素直じゃないところもステキです。
また、受けも綺麗で可愛くて真面目で天然で。最高のカップリングです。
一度読むとまずハマること間違いなしです!

3

Band of Brothers 小説

うえだ真由 

相変わらず『ブラコン』です。

『ブラコン処方箋』シリーズの番外編同人誌です。

個人的に、このシリーズ単独ではまったく好みじゃないんですが、スピンオフ元の『Missing you』がもう堪らなく好きなんです。うえださん作品でも最上位クラスのお気に入り。

こちらは、その『Missing ~』の受である優奈(『ブラコン~』の受・和紀の弟)が出てるというので、もうそれだけを目当てに読みました。

突然、克治と暮らしてい…

2

きっとロマンチックな夜 小説

うえだ真由 

相手を信じて。

『きっと優しい夜』と『ロマンチック・レプリカ』の番外編同人誌です。

表題作は『きっと優しい夜』の永貴(攻)と理(受)。

タイトルからして、てっきり2作合同・2CPのストーリーだと思っていたのですが違いました。

いえ、私は『きっと~』が好きなので(『ロマンチック~』がキライなわけじゃないですよ)この方がいいんですが。


永貴とデートでレストランに行き、料理と会話を楽しんだ理…

2

焼き肉店の、そのあとで 小説

うえだ真由 

お風呂で・・・

『きっと優しい夜』の番外編同人誌(コピー誌)です。

タイトル通り、本編文庫の同時収録作『焼き肉店の夜』のその後。

『肉食ったあとは~』と言っていた通り、急いで永貴(攻)の部屋まで帰って来た2人。

直前まで焼き肉店にいたことを気にしてか、理(受)が『シャワーを借りたい』と言うのに、永貴は時間短縮のために一緒に入ろうと言います。

そして、もちろん(永貴の思惑通りに)そのまま…

1

ロマンスの黙秘権~NO MORE RULES.~2.早瀬啓編 小説

うえだ真由 

彼氏の見合い。

『ロマンスの黙秘権』の番外編同人誌(コピー誌)です。2冊組の2冊目・啓(受)視点。

メインになるエピソードは『准己編』と同じく『准己(攻)の見合い』です。

准己は、見合い写真や釣り書き等の『証拠品』を常に持ち歩くことで、啓に見合いを気取らせないようにしていましたが、啓はちょっとしたアクシデントで見合い写真を見つけてしまうんですね。
『准己編』での、啓の普段なら考えられないような言動は…

3

ロマンスの黙秘権~NO MORE RULES.~1.深見准己編 小説

うえだ真由 

己の見合い。

『ロマンスの黙秘権』の番外編同人誌(コピー誌)です。2冊組の1冊目・准己(攻)視点。

今まで、啓(受)の家庭事情は(商業誌本編でも)出てきていましたが、准己の方はごく簡潔な説明(父親が法律事務所を~程度)だけでほぼ触れられていませんでした。

今回のメインエピソードは、同じ弁護士である兄から話が来た『准己の見合い』です。

准己の方針は『見合いは基本受ける(もちろん、その後断る)』と…

1

ロマンチック・レプリカ 小説

うえだ真由  金ひかる 

恋になるキッカケ

「きっと優しい夜」のスピンオフで個人的には前作の二人よりもこちらの方が
良かった気がします。
だからと言って凄く~って程ではないのですが、恋ってこんな風に始まることって
以外にありかも知れないと思う展開でした。

内容は受けになるマネキン製造職人の弦視点で描かれていて、親の再婚で兄弟になり
その後二人が離婚して他人になってしまった義兄に仄かに思いを寄せているが
それが恋愛的な意味なの…

3
PAGE TOP