佐々成美さんのレビュー一覧

皇帝の婚礼 小説

秋山みち花  佐々成美 

攻の二面性をもっと見たかった

好きな設定だったけど、どうも攻の態度がもやもやしたので★2

マフィアモノだし、攻が受にメロメロそうだなと思って読んだのですが、ちょっと期待し過ぎました。
ふたりが大人になって偶然再会した所までは良かったけれど、その後の展開が「いつになったらあの時のように優しい攻めになるの?!」と思い続けて最後まで行ってしまいました。所々であの感じの攻が出てきたら良かったのにな。
攻が誤解していたり言い出…

0

あまやかな夜の罪 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

年下彼氏の苦悩

きたざわさんのシリーズもので、好きなシリーズに入る『罪シリーズ』の3作目です。人の死期が分かる高校生と、死体に触れると最後の記憶が分かる元SPのお話です。

今回は、あんなにいやがっていた智雪の力が無くなったり、智雪が誘拐されたり、智雪が大変な目に合っています。
そして、力が無くなったことで、匡一郎との関係が変わるのではないかと不安になっている智雪。
匡一郎にしたら、智雪を悩ました力が無い…

1

罪よりも甘い吐息(文庫) 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

年上彼氏の苦悩

きたざわさんのシリーズもので、好きなシリーズに入る『罪シリーズ』の2作目です。人の死期が分かる高校生と、死体に触れると最後の記憶が分かる元SPのお話です。

前回で、恋人同士になった智雪と匡一郎。でも、匡一郎は、智雪の自分に対する気持ちが、恋というよりも同族に対する親しみではないかと考えるのです。
そんな時に起る、女子大生の誘拐事件。進展しない捜査状況に、不思議な力を持つ智雪に、依頼がかかり…

1

甘い罪のカケラ 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

不思議な力が結んだ縁

きたざわさんのシリーズもので、好きなシリーズに入る『罪シリーズ』の1作目です。人の死期が分かる高校生と、死体に触れると最後の記憶が分かる元SPのお話です。

その力で周囲の人から避けられていたのと、同級生にレイプされかけたことで家出をしていた高校生の智雪。所持金も底をつき、誘ってくれる男について行きます。目当てはお金で、男がシャワーしてる間にホテルを出ると、昼間家に帰れと声を掛けてきた男に、と…

1

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  佐々成美 

両視点が読める前後編

受け視点・攻め視点からなる前後編です。

5年前に振られた相手に再会し、今でも好きだけど相手にはもう恋人が居て2度目の失恋…というせつない設定。
お話の幅は広くなくてさらっと読めます。
それが両視点で描かれており、うまくまとまってます。

だた、あまりにも攻めの堂島のキャラクターが好きになれず、読んでいて複雑でした。現在の恋人・由紀子さんも「心から好き」というわけでなく、けれど5年前に…

4

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

好き嫌いがハッキリわかれると思います

「ペットの躾は最初が肝心、だそうだ」

大昔の同人誌を全面改稿した作品だそうです。また、椎崎さんがおっしゃるには、「裏バージョン」かつ「ひとでなし」と「ろくでなし」の話だとか。

確かに、里見(攻)は謎に包まれた部分が多くて最後の方まで何を考えているのか分からないし、そんな里見に執着される長峰(受)も方も、野生の動物みたいで一筋縄ではいかないタイプです。主役の2人以外にも、とんでもない上司…

5

貴公子の求婚 小説

和泉桂  佐々成美 

「珍味」受け♪

厚めの二段組で、平安ロマンにどっぷりひたれます。
派手さはないけど、地味に面白かったです。
平安時代で宮廷が出てきて、攻めも華やかなのに、なぜ派手さがないのか!?
それは、受けの朝家が地味だからです。十人並みな容姿に色気ゼロな朴念仁。でも可愛い。なんか超可愛いんです。

まず、物語の序盤から朝家の可愛さにやられました。
とにかく書物が大好きで、それ以外には興味なし。収入は書物に消えるの…

4

VIP 聖域 小説

高岡ミズミ  佐々成美 

次回作が気になる展開

このシリーズも長いです、何度挫折しそうになったことかと遠い目に。
ロングランシリーズは10年ものが当たり前ですから今後も続くのでしょうね。
今回の「聖域」久遠や和孝にとっての聖域が描かれていたように思います。

前回からの後継者問題がこの回で決着して二人の間にも落ち着きと平穏が
戻って来たように感じるのですが、実は次回作への布石が散りばめられている。
そんな風に思えるシーンが出てきます…

2

VIP 聖域 小説

高岡ミズミ  佐々成美 

新婚w継続中。

跡目問題終結巻。
三つ巴の争いの均衡が発砲事件をきっかけに崩れます。
単純な植草が焚き付けられて久遠組に報復、爆発騒ぎとともに久遠が
撃たれます。
水面下のかけひきをしらない和孝は状況もわからず、久遠と連絡もつかず。
神経が焼ききれそうなときに拉致されてしまい、連れて行かれた先に…。
大きな動きはそこまでであとは久遠・三島の電話会談で着地点を決定、
過去の久遠の怨恨もひっそりと晴らさ…

2

同じ声を待っている 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

少し意地っ張りすぎなのでは(笑)

きたざわ作品らしい、設定とストーリー展開のお話なので、サラサラっと読めます。
ただ、タイトルとお話にはギャップを感じるかも⁉︎
もっと、せつなくて甘〜いお話を想像しただけに、やや残念でした。

ベンチャー企業副社長の谷原 × 大学生の和紗の年の差&年上攻もの。

この2人は、すでに付き合っていたカプだったんですけど、ある事件がきっかけで、3年の冷却期間を置いている状態からお話が始まりま…

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