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表題作皇帝の婚礼

コンラード・セルビエリ 伯爵家当主でマフィア首領
宮園杏里 婚約者の身代りにされる 24才  

その他の収録作品

  • 皇帝の蜜月旅行
  • 皇帝のウェディング
  • あとがき

あらすじ

姉弟のように育った幼馴染みの結婚式に出るため、宮園杏里は生まれ故郷のイタリア・ローサ島を訪れた。花婿の名はコンラード。イタリアン・マフィアの首領で16年前に幼い杏里が命がけで助けた男だった。しかし、式の数日前に花嫁が失踪。それを知ったコンラードは、杏里に花嫁の身代わりになるよう要求してくる。恩ある幼馴染み一家のためと代役を引き受けた杏里を、コンラードは無理やり抱き、毎夜のように快楽を教え込み――。書き下ろしSS収録。

作品情報

作品名
皇帝の婚礼
著者
秋山みち花 
イラスト
佐々成美 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778114527
3

(8)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
22
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

大人げない攻め様が素敵

6年前の作品が書下ろし付で文庫化再販になった作品ですね。
新書版と本編は変わりない内容なのですが、書下ろしが2本立てと言う事で
やっぱり内容が気になるのでもちろん購入しちゃいました。

内容は花嫁再会もので、受け様が8歳の子供の頃に攻め様を助けた恩人なのですが、
その恩をあだで返すような傲慢横暴な攻め様が登場します。

幼い時の出会いは、攻め様がマフィアに撃たれ怪我をした時に受け様が助けて、
その時目が見えなかった攻め様が受け様を女の子だと思い込んで大きくなったら
花嫁になってと言われたのですが、後日攻め様の使いの者がやって来て、本当に花嫁に
将来欲しいと言われる事態になりますが、受け様は両親亡き後知人の家に世話になっていて
何故かそこの同い年の娘が助けたのは自分だと言って将来の約束を受けてしまうのです。
子供心に助けたのは自分だと思うけれど、受け様はそのまま見つかった日本の叔父に
引取られ、16年経って、その幼なじみの彼女の結婚式のためにイタリアに戻ってくる。

しかし、結婚を控えた彼女がいなくなり、彼女の家族を助ける為に受け様が身代りで
花嫁の代わりをする事になってしまう、それも形だけと思い込んでいた受け様ですが
身体まで奪われしまう展開。

誤解から擦れ違い、誤解だと解っても絡んだ糸はなかなかほどけない、それに攻め様の
傲慢で強気な性格も災いして、受け様はかなり切ない思いをしてしまう。
攻め様が間違いに気が付いた時に直ぐに受け様に話していれば・・・でもそこはオレ様で
マフィアのボスでもある攻め様ですから、簡単にはいかないのですよね。
傲慢不遜な攻め様だけど、意外に一途かも知れないと思わせる作品です。

書下ろしは、本編後に二人で蜜月旅行に行く内容なのですが、蜜月なのに受け様は
自分が好きで興味のある遺跡に夢中になってしまい、攻め様が憐れな感じです。
攻め様が受け様との旅行を楽しみにしていたのに、意外に薄情な受け様です。
嫉妬深くて大人げない攻め様が意外に可愛いのです。

もう1本は、受け様がなんと花嫁姿のファッションショーのモデルになり、攻め様も
その婿役でショーに出る事になるお話です。
傲慢な甘さのあるエロ気味の書下ろしで楽しめます。

4

攻の二面性をもっと見たかった

好きな設定だったけど、どうも攻の態度がもやもやしたので★2

マフィアモノだし、攻が受にメロメロそうだなと思って読んだのですが、ちょっと期待し過ぎました。
ふたりが大人になって偶然再会した所までは良かったけれど、その後の展開が「いつになったらあの時のように優しい攻めになるの?!」と思い続けて最後まで行ってしまいました。所々であの感じの攻が出てきたら良かったのにな。
攻が誤解していたり言い出せないこともあって切ないなと思う所もあったので、その辺の葛藤がもう少し読みたかったです。

あと、コンラットの少年時代、目が見えないようでしたが、それに関してなにも触れられていないのが謎でした。なぜ彼は目が見えるようになったのでしょう?

それにアンリエッタの態度にもちょっとイラッとしました。助けに来てくれたのねって抱きつくのはどうかと思います。

0

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