三池ろむこさんのレビュー一覧

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

挿絵もピッタリ!

物悲しく切ない逃避行モノです。
田舎町の情景の美しさや、凪いだ海の中佇む二人など、
ノスタルジックな世界観にどっぷりはまることが出来、
脳内で小旅行をしたような気分になりました。

行先も決めず、お互いの愛情以外は何も持たず、
未来の見えないままでの逃避行ストーリー。
序盤から不安要素がテンコ盛りで、
どうなっちゃうの?とハラハラ引き込まれました。

ポジティブな洸生(攻め)と…

7

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

年上を気にしすぎ

天涯孤独の受けが、年下の男の子と駆け落ちする話。

看護師の深山は、ふとしたきっかけで、勤務先の大病院の次男坊の洸生に勉強を教えることになります。
恵まれた経済環境で、いくらでも前途は開けているのに、無為に毎日を過ごしているような洸生に反発を覚えつつもいつしか惹かれていた深山でしたが、洸生の方も深山を恋愛相手として意識するようになり、、、
って、普通の作品だと、この意識するようになってから…

3

お稲荷さま、居候中 小説

雨月夜道  三池ろむこ 

カッコよくて可愛いお稲荷さまに萌

「ケモミミもふもふ」「かっこいい攻」をお題に書かれたという本作。
ケモミミファンタジーの設定を活かした小ネタが随所に散りばめられており、最初から最後まで楽しい一冊でした。

主人公は霊感体質の高校生・彗太(受け)。
入居先のマンションで妖怪たちに襲われたところを、故郷の神社のお稲荷さま・那智(攻め)に助けられます。

那智は彗太の3歳の頃からの知り合いで、片想いの相手。
神社に仕える…

6

カクゴをきめて コミック

渡海奈穂  三池ろむこ 

カクゴ


小さいのに強い。鉄くん。可愛いし。


でも、あれだよ、友紀が可哀想だった。
鉄くんのタイプじゃなくてもグサグサだよね。

大人になってから、「昔から、鉄ちゃんが好きだったんだよ」「ええぇえっ!?」ってなったほうが面白いのかも。

全く気付かないか。鉄くん。

友紀パパがめっちゃお気に入り。
こんなパパだったら、毎日楽しいだろうね。
そのうち嫌になるのか?

写真の…

1

お稲荷さま、居候中 アニメイト限定SSペーパー 特典

大切にするのも大変です

本品は『お稲荷さま、居候中』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

那智視点で
彗太と同居生活を始めた頃のお話です。

那智が葵とともに
彗太の部屋に居候を初めて
早くも三日目になります。

葵が初めての東京暮らしに
いろいろとやらかす事も有りましたが
概ね問題なく過ごせています。

・・・でも
それはあくまで表面上の話で
問題は色々と山積みでした。

その…

2

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

青春の駆け落ち物語

《あらすじ》
病院の跡取り息子・洸生(攻め・20歳)と
看護師の省也(受け・27歳)は、
洸生の親に関係がバレたことから、勢いで駆け落ちし、
海辺の静かな町までやってきます。
なんとか2人で暮らし、平穏な日々が続きます。
そんな時、省也の過去を知る男・本池が町にやってきて、
2人に関わってきます。
しかも、本池は過去に省也が一夜だけ共にしたことがある人物で…?

-------…

6

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

攻めも受けも健気!

省也が健気ではあったけど、実は洸生の方が健気なのではと感じました。
洸生の前向きな姿勢と頑張りがハッピーエンドに繋がったんでしょうね。
省也の相手の立場を考えるのは大人ならではと思いつつ、でも、考え過ぎて逃げ出してしまうのはいかがなものかと‥
周りの人たちいい人でよかったし、当て馬の彼もいい人、悪い人がいないって落ち着いて読めるなぁ

8

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

強がり健気年上受け

駆け落ちカップルが愛の逃避行の末、辿り着いたとある寂れた町で周りには兄弟と偽って二人で暮らしているという設定で物語は始まります。

物悲しいロードムービー風の感じが素敵です。二人の間に愛はあるのですが、受けが7歳年上ということで先々のことを考えすぎちゃうんですね。攻めのことを大好きなんだけど、こんなことをいつまでも続けてはいけない、攻めを解放してあげなきゃ、と将来を考えて一人で余計な計画ばかり…

15

きみがほしい、きみがほしい 小説

市村奈央  三池ろむこ 

ささやかな幸せは しっとりと切なく。

冒頭から 穏やかで満ち足りた風な二人が描かれ、その中に ふと張り詰めた何かがそれぞれが纏っている事を読み手に気付かせるような 静かな筆使い。読んでいてだんだん知らず涙が溢れ落ちる。「寂しい」と声に出すまでに彼がどれ程孤独であったか、そしてそれを包む優しさの愛おしさがとても沁みました。

3

きみがほしい、きみがほしい 小説

市村奈央  三池ろむこ 

萌えられず

タイトルとあらすじに惹かれて購入。以前に1冊読んだ本もなかなか良かったので期待していたのだけど、何だか作品に浸れず。
カフェを経営しながら2人穏やかに暮らしているのに、攻を「借りている」とはどういうことかと思っていたら駆け落ちしていたというのにびっくり。
主人公との交際を反対されたからといって、いきなり駆け落ちしちゃう攻の行動が理解できない。主人公もいきなり何もかも放り出して付いて行っちゃうの…

6
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