三池ろむこさんのレビュー一覧

先生、お味はいかが? 小説

音理雄  三池ろむこ 

う~ん、惜しい。

他人の好意を素直に受け取れない礼慈(受ゲイ)
誰にでも無条件に親切に出来る瀬良(攻ノンケ)

読み始めは、礼慈の人を見下した高慢な発言や発想に、眉をひそめる事しばしば。

実は彼の歪んだ性格は、幼児期のトラウマから来ており、それが原因で会食恐怖症という精神疾患に苦しんでいた。

しかし瀬良の無神経ともいえる強引なお節介と、彼の抱えている問題の重さを知り、次第に態度を和らげていく。

礼慈の心境の変…

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片思いドロップワート 小説

榊花月  三池ろむこ 

それぞれ片思いの先に見えるもの

芸能事務所のイケメンがたくさん集うオシャレなカフェでバイトしている主人公の
芹と、天敵とも言えるような相手の人気モデル&俳優の乙文、二人を中心にした
それにまつわる人間たちのお話です。

内容的には天敵みたいに言い合う仲だった二人、その一方の芹ちゃんには片思い中の
相手がいるのです、それは芸能事務所の社長で、天敵乙文の従兄弟。
でもその社長には長年思っている相手がいて、それが乙文の死ん…

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片思いドロップワート 小説

榊花月  三池ろむこ 

長く感じてしまった

榊さんの本は以前から読んだことがあるので、
心配無く購入したのですが、何故だか駄目でした。
妙に長く感じてしまい、途中で読むのを辞めようかと
私ではあり得ないことを考えつつ読みました。


ストーリーとしては、三角関係~四角関係のもの。
芹は、モデル事務所が経営するカフェでバイトをしているのですが、
その事務所社長、衛藤のことが好きでいます。
でも、衛藤の従兄弟であり、人気俳優で…

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目を閉じて触れて 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

かわいいお話。

初読みの作家さんです。
なかなかかわいいお話でした。

偶然の出会いで名前も知らないままに過ごした時間の中で密かに想いを募らせていく志央。
相手の男は目の治療中でほとんど見えていないから顔さえお互いわからない。
けれど、兄に見つかりそうになったことと自分の感情に惑うことで逃げ出してしまった志央。
それから3年経って、またも偶然に再会を果たすことになるのだが…。

1つの嘘から塗り重…

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ふつりあいなチョコレート コミック

三池ろむこ 

受がいじっぱりすぎて…

せっかくのクラブ経営者設定が生かされていないのがもったいない・・・!
もうちょっと夜の世界のダークな面を覗かせてくれてもよかったかなと。あんなスレてないキャバ嬢に妙な違和感w
大沢が価値観も住む世界も違う、ツレない深川にどうしてあそこまで入れ込んでいたのかも、どうにも掴みきれなかった・・・。

受が、素直になれないというか、クーデレ・いじっぱりの域を通り越していて、個人的に好きになれないタ…

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カクゴをきめて コミック

渡海奈穂  三池ろむこ 

むしろ、こっちを小説で読みたい。

原作の渡海さんが好きなので読みました(三池さんがどうのではなく、漫画はあまり読まないというだけです)。

スピンオフの小説(『カクゴはいいか』)も読んだのですが、私はこちらの方が好きですね。ただ、漫画がというよりも、このストーリーの方を小説で読みたかったな~、と。

『カクゴはいいか』もそうなんですが、鉄(受)が『S気質』なんですよね。でも小説と違うのは攻のキャラクター(小説は『S×S』)…

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カクゴはいいか 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

う~ん・・・

まずはひとこと、疲れました。もともと『S気質』の攻はダメなんですが、これは受も『S』だったので、とにかくその2人の攻防に。

これ、『S同士』なんですが、同時に『攻×(精神的)攻』なんじゃ?と思ったんですよ。個人的に『攻同士』は苦手なので、余計にダメだったんです。
まあでも、Hの時の『ごっこ』は結構面白かったかな。

一方的に被害をこうむった形のタカシ君(スピンオフ元の漫画の攻・瀬能)と…

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目を閉じて触れて 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

兄がぁぁぁ・・・!

永渡(攻)はちょっと言葉が足りないというか、わかりにくい人ではありましたが、別に悪くはないです。志央(受)も、大人し過ぎず、イマドキの高校生(最初は中学生でしたが)って感じで可愛くてよかったです。
この2人のCPは、まあ物足りない部分はあっても、結構好きなんですよ。

しかし、兄が・・・兄が・・・なんでいきなりこうなるの!と驚愕。
でも、兄のこれって恋愛感情なんでしょうか?というよりも、…

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放課後は秘密のふたり 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

淡々とした日常。

高校の先生と生徒。すごく好きです。『神』にかなり近い『萌×2』ですね。

渡海さんって、特に初期のころの作品(文章)は、醒めたというかすごく抑えたような印象を(私は)受けるんですよね。この作品はストーリー自体も、特に大きな事件もなく、起伏もなく、淡々とした日常を描いているのですが、その中で冬杜(攻)と杉里(受)の心情がきちんと伝わってきます。

とても地味なストーリーなんですが、『どこが…

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ぎゅっとして そばにいて 小説

松幸かほ  三池ろむこ 

この攻め、ヘンタイだな!?

トラブルで会社を辞めることになってしまった拓海と
拓海の兄の友人である仁とのお話。

会社を辞めてしまった上に、家族が皆海外にいる状態の拓海は、
流れから、仁の家でお世話になることに。
そして、酔った仁に襲われて・・・なお話です。

この仁、拓海は子供のころから、憧れの存在ではありましたが、
読んでいると、ヘンタイな腹黒男なのかも(笑)と思わされました。

そして、拓海のことを…

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