雀影さんのレビュー一覧

毎日晴天!シリーズ 花屋の二階で(2) コミック

菅野彰  二宮悦巳 

次男編・2です

BLのお約束、次々拡がるホモの呪い、帯刀家次男編の続きです。
1では、なんとなく、はずみというか、うっかり躰で慰める的な勢いでつきあい始めてしまった二人ですが、龍としては自分の過去の行状を考えると、このまま明信と付き合い続ける決心が付きません。
しかし、明信は…

帯刀家兄弟の次男と四男、
この二人の受けキャラは、ちゃんと自分の番となる男を見つけて家から自立していくのにねぇ、、、

0

ビーンズ・キャンプ コミック

依田沙江美 

続編は結局??

かわいい三つ子の男の子、実はこの3人は…

かわいいお話ですが、中途半端に神話世界の過去の因縁の、無理矢理ファンタジーな設定が付いています。
単純に、三つ子が自分たちの性癖と、それぞれの性格なりに向き合いながら成長する話でも充分だったと思えるのですが、何で、こんなファンタジー設定、無理矢理くっつけちゃったんでしょうねぇ。
「魔法で解決」的なお話の進めやすさをとったがために、展開の収拾がつか…

0

物語は死で終わらない コミック

トジツキハジメ 

ずっと好きだった

そのことを伝えたくて、何年も、何十年も。

どの作品も、お話の根っこは、とってもロマンティック。
その、ロマンティックでリリカルなラブが、
ロマンティックや、リリカルとは対極なファッションの男の子達で語られる。
このギャップ。

トジツキさん、元々デッサンのしっかりしたお上手な絵を描かれる方で、短編へのお話の盛り具合も、捻り具合も、好きなんだけど、
手放しで「神」って言えないのは、…

3

やましい からだ コミック

菊屋きく子 

かわいい

表題作は、高校生同士の、かわいいドタバタラブです。
ちょっとMっけのある義江君と、かなりSっけのある三加和君。
お互い恋愛初心者なので、義江君はラブに対しての反応がちょっと鈍感でアワア
ワしています。
そして三加和君は、義江君のM具合をはかりかねてウロウロしています。
設定や、お話の展開はかわいくってよかった。
おメメクルリンなキャラクターもかわいい。
三加和の、企んでいるむっつり顔…

0

キケンなお隣さん コミック

七海 

アタリでした

表紙よりも、中身の方が絵がいいって他の方のレビューにもありますが、
ホントでした。
この本、表紙だけじゃ、中身のすごさがわからない。
いや、
実に
夜の蝶、バンザイ!!
でした。

自分と、彼の奥さんが浮気してたせいで離婚しちゃって、すさんだ生活を送っている、お隣の、元エリートリーマンさん。
どうにも後味が悪くて、お隣に謝りに行ったら…

豹変した、堅物リーマンさんの輝く裸身…

1

SKY LINK コミック

山田シロ 

もうちょっと説明して欲しかったかな

作者さん、初商業コミックスだそうで、
いかにも「二次創作歴,長いです。」的な、人物とか、画面構成とか、画力的には、非常にこなれていて、お上手です。

でも、この表題作、オリジナルの商業作品としては、伏線っていうか、いろいろありそうなウラ設定が説明不足な感じで、読んでいてもどかしかった。
二次創作だと、キャラに関しての設定や、原作のエピソードがあって、読む側もその前提を理解した上で読んでいる…

1

喪服のディナーパーティ コミック

神楽坂はん子 

愛についての物語

コミックスで、こんなにしっかりガッツリした、ミステリーっぽいのって、なんだか珍しい。

1日に2回、干潮の時だけ渡れる島。
如と鳴の双子は、ある目的を持ってその島へと渡ります。
意味ありげな洋館。
意味ありげな当主。

ミステリー仕立てではありますが、謎そのものは、割合あっさりとと明かされます。
お話の主眼は、謎よりも、「呪いと、愛についての物語」
愛の呪いからの解放の物語。

1

日本橋心中 コミック

日の出ハイム 

うっかり読んではいけない

発売日が、延びに延びたこの本。
ようやく発売になって、
予約していたネット書店から届いた袋を、
出かける直前、メイクもバッチリ、でも、まだちょっと時間があるからって、
ちょっと表紙を見るだけのつもりで、
ついうっかり開けてしまって、
ついうっかり読んでしまって、

激しく後悔

だって、マスカラが流れちゃって、メイクやり直し。

やっぱり、じっくり落ち着いて読み始めればよか…

4

SM-スキモノ- コミック

天城れの 

普通にシリアス

この作者さん、これの前に読んだのが「懸想の病」。
あれが微妙なシリアスファンタジーだったから、このタイトルだと、どんな風に来るのかと思ったら…

表題作、SMっていっても、まあ、ちょっと歪で、わかりにくい愛って感じ?

「葬儀屋の息子」のしリーズは、普通にシリアスな恋愛物。
葬儀屋っていう装置がうまく生かされてて、うまいこと泣かせるような話運びで、お上手です。

全体に、絵も、お話…

1

ハニーベイビー コミック

やまがたさとみ 

オールタイムベスト

この作品の旧版は、多分私の中の「神作品・オールタイムベスト10」のうちの一つ。
やまがたさんは、BL仕事から離れられてしまって、コミックスもずっと絶版のままで、新作は無理にしろ、せめて新装版で、ちょっとでも書き下ろしとか、あったらいいのになぁって、ずっと思っていた。

というわけで、この新装版ですよ!!

旧版と1本差し替えの上、作者さん6年ぶりのBL作品ハニーベイビーact.6として「…

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