雀影さんのレビュー一覧

ふれたくなったら、かえっておいで コミック

末広マチ 

天使の方が性格に…

表題作は天使のように純真(おバカさん)な悪魔と、悪魔のように腹黒な天使のお話。
それにプラスで、表題作の天使の、天界での天使のお仲間たちの派生作品の連作集。
天使も悪魔も根っからの別種族じゃなくて、人間から天使になったり、悪魔が天使に変化したり、悪魔と天使が混血していたりと、天界って結構フリーダム。
それでも魔族の方が随分と快楽には弱いようで、、、尻尾なんていう弱点(性感帯)があるからかな。…

5

ネコ×ネコ コミック

たつもとみお 

「好きだから」それに尽きるよね

リバ好きです。
って、何度も言っている気がする。
「いちゃえろリバップル」とか言われちゃうと、絶対買うよね。
そして、このリバ、とっても理想的なリバでした。

受け攻め固定で同棲3年のカップルが、それぞれの気持ちの変化をお互いに乗り越えて、受け攻めの交代に至るまでを丁寧に描いていて、すごく自然。
「好きだから、抱きたいし、抱かれたい」
BLの醍醐味って、やっぱりこれだと思うの。
こ…

4

はる、鳩恋荘 バースデイ コミック

宮城とおこ 

意外としっかりあれでした

続編だと知らずに、宮城先生ずいぶんお久しぶりだなと思って購入。
私の記憶にある宮城先生って「G線上の猫」の可愛らしい受けっていうイメージが強くて、今はこんな風な作風なのかと思いました。
ストーリーは続編らしく、付き合い始めたばかりの二人が、お互いにまだうまく意思の疎通ができなくて、初エッチや、初めての誕生日や何やかやとすれ違いながら、それでも何とか気気持ちが通じ合う。
そんな、ちょっと切なく…

3

いっしょにあそぼ コミック

ギミー 

いっしょに気持ちよくなろう

田舎暮らしの年の差カップルの表題作と、バイト仲間同い年カップルのお話の2本立て。
この、ほぼ二人とも全裸のカバーイラストの、微妙にエロいんだかダサいんだかの絶妙さ。
これ、ちるちるさんでのインタビューに「リバ」の文字が無かったら、多分購入を迷ったと思う。

で、これがね、実によかった。
何といっても登場カップルたちが、ごく自然に私の大好きな同軸リバを展開してくれるところが、とってもいい。…

5

GATAPISHI コミック

新井煮干し子 

初々しくていい

新井先生の絵って、なんかいいなぁ、
ちょっと青年誌の劇画っぽい線でありつつ、白バックで人物のみのコマと、背景入りのコマのバランスとか、背景の描き込み具合とか、更に言うなら、枠線の縦の隙間と横の隙間の幅の違いとか、すごく見やすくて好き。
お話は高校生が初恋にジタバタする話なんだけど、このジタバタ、バタバタ具合と、オーバーアクション気味な人物絵が、とってもベストマッチしてる。
分かり辛い瑞泉の行…

0

ブラコン長男と恋するプロセス コミック

山田ロック 

ブラコン過ぎ

幼馴染のお兄さんに迫り続けるお話。
主人公の智依が長年片思いしている幼なじみの健は強度のブラコン長男で、智のことも弟扱い。
って事なんだけど、この健の弟溺愛っぷりや、智が健に向ける思いへのスルー具合を、読んでてどこまで受け入れられるかってあたりで評価に迷う。
全体のトーンがコミカルなので軽く読み飛ばして「ちゃんとほだされくれて良かったね」で全然いいともいえるし、いくら何でもキャラの設定が極端…

0

これもお仕事です! コミック

練馬zim (練馬ジム) 

一途な年下君はおかんへの道を行く!とは限らない

年上受けが好きなんで、それらしき物はなるべく拾うようにしているのですが、これ、表紙画像だけだとスルーしていたな。
メス堕ち感はあっても、あんまりオヤジ感がない。
表紙でのお髭は忌避条項なのかしらん?
結構、お髭大事だと思うんだけど。
作者さんは年下攻め作品が多いようなので、ノンケオジサンのほだされっぷりに期待して購入。
まあ、最初から甘えた大人子どもが、上手いこと甘やかしてくれるちょうど…

2

ドラゴンの谷からケモノの森まで コミック

九重シャム 

森の生活は大事

獣も人もいろんな姿で混ざっちゃってる世界のお話。
九重シャムさんの、獣人のデザインとか人間体のお顔とかの絵は好みのタイプなので、たまに気が付くと買ってみるのですが、これはアタリだった。
獣や獣人が混ざって暮らしている世界は、やっぱり、森とか山とかの、明らかにファンタジー世界であってほしかったんだなって、この作品を読んで再認識した。
どんな生き物の種が、種族や性別を超え、血縁も超えて交わろうと…

1

好きって言って コミック

五城タイガ 

私の性癖

これね、
この攻めがね、なかなか滅多にない、超ドストライクな、私の地雷の攻め。
おまけに受けの方もあんまり好みじゃないという、
しゅみじゃないって切り捨てるには絵が良いのが惜しくて塩漬けにしてた本。
絵はエロエロでいい感じだし、表題作の、俺様な攻めに、めげない美人な受けの、セックスしたいだけのドタバタストーリーも、クールな眼鏡攻め好きさんや、ちょっとおバカビッチ美人受け好きさんにはおススメ…

0

きつねとたぬき コミック

佐野由岐彦 

困り眉の年下攻めはお好きですか

「たぬき」も「きつね」も、ついでに「いぬ」や「ひつじ」も、それぞれ「田貫」「木常」「井主」「日辻」っていう、苗字でした。
田貫が困り眉のヘタレわんこだったり、木常さんが誘い受けのツンデレさんだったと、一応モフり成分がないと言えないこともない。
木常が、最初のうちは年下の田貫をエロエロに翻弄してたのに、だんだん田貫にほだされていくのが可愛いかった。

同録の「イイコト~」も年下攻め。
こち…

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