いちゃえろリバップルの同棲生活☆

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表題作ネコ×ネコ

築地 敬太(左官見習い・高校の後輩)
村上 智史(建築家を目指す大学生・高校の先輩)

その他の収録作品

  • カフェ・オープン!
  • あとがき

あらすじ

高校時代、敬太は先輩の智史に告白。少女のような外見のおかげもあって、付き合う事に。
それから3年。交際は変わらず、同棲生活を始めた2人だったが、一つ大きな変化が――。
敬太が男らしく成長してしまったのだ!
エッチの間も、ノンケの智史がどう思っているのか気になり、集中できない敬太。
一方の智史も、昔のように敬太を抱いてやれないことを気にしていた。
そしてある日、欲情した敬太は智史に迫ってしまい!?

「こんなリバが読みたかった!」と連載開始から大反響☆
実力派作家・たつもとみおが描く最高のリバップル♪

描きおろしマンガ収録!

作品情報

作品名
ネコ×ネコ
著者
たつもとみお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
ネコ×ネコ
発売日
ISBN
9784040651408
3.9

(198)

(67)

萌々

(80)

(38)

中立

(7)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
26
得点
776
評価数
198
平均
3.9 / 5
神率
33.8%

レビュー投稿数26

リバ初心者ですが最高でした…

作家買いです。初リバなんですが、BLジャンル(?)の中では一番抵抗ないです。(お互い好きなら、どっちがどっちでもいいんじゃないの?的な発想なんですけど…)
可愛くて楽しくてほっこりして一気読みしてしまいました。
高校の先輩(ノンケ、ヤンキー、攻)×後輩(ゲイ、美人、受)だったけど、かっこいい先輩が大学生になってやんちゃがおさまりシュっとなり(?)、可愛い後輩が左官見習いになって筋肉がついて体格がよくなっちゃうことで「ああ、先輩ノンケなのに俺がかわいくなくなってしまった…そしてむしろ俺が先輩にムラっとしてしまう!」悶々…そして!という、リバへの道のりが自然な感じがして、ああもうお互い大好きなんでしょうね(ほのぼの)という印象しかしません!好きだからむしろリバ!なんですね。
決してドラマチックではないのですが、心理描写が丁寧に描かれていて自然に二人の世界に引き込まれていきます。おだやかで優しい二人の気持ちの交流を追うことで、温かい気持ちになれる素敵な作品です。

12

抱く側の気持ち、抱かれる側の気持ち。

とてもかわいらしくて、あまあまで、でもその中にいろいろなテーマが詰まったしっかりとした作品でした。

子供の頃から女の子と間違えられるほど小柄でかわいらしかった築地敬太。
早くから自分がゲイだと自覚していて、憧れるのは細いけど筋肉のついた男性的な体。
高校で2学年上の村上智史に恋をし、女装までして告白。付き合ってもらえることに。
それから3年。現在ラブラブ同棲中の2人ですが、この3年の間に敬太はすっかり成長し、かわいくなくなったことで、もともとノンケの智史がどう思っているのか気になってしまい…。

私自身は、あまりリバに対して抵抗がなく、そんなに深く考えたこともなかったのですが、この作品を読んで、抱く側と抱かれる側が逆になるまでこんなに葛藤や覚悟があるのだなと改めて実感し、泣く要素なんてないはずなのに、ふたりのお互いを大切に思い合う姿にちょっと感動して目が潤んでしまいました。

現在左官見習いとして働きながら修行中の敬太は、建築家を目指し大学生になった先輩より体も大きく逞しくなってしまって、ノンケの智史に「自分がこんな体になってしまってゴメン」って申し訳なく思ってるんですよ。「女の子みたいにかわいくなくてゴメン」って。
一方智史はちょっと痩せたかな…と筋トレしてみたり、でももう力では敬太に敵わないことも分かっている。
不安になっている敬太に対し、『お前を女の子と思ったことは一度もない』と気持ちを確かめ合う2人なのですが、ふと、敬太がオスの顔を見せてきて…。

お互いリバOKとか、初めてでよくわからないけどリードされてリバというのはよくある展開だと思います。特にゲイ同士ならあまりハードルは高くないかもしれない。
でも今まで3年もタチ×ネコ固定(しかも智史はノンケ)できたのに、体格の差から逆の感情が芽生えてしまい、お互いがお互いをすごく好きな気持ちは変わらないのに、体の関係だけを変化させなくてはならないという設定が非常に複雑で同時に新鮮でもありました(というかこれリバじゃなくてタチ×ネコ交代のお話なのかな?ともちょっと思ったり…)。

ちょいちょい智史にムラムラしている敬太もかわいらしかったし、お互いがお互いをすごく大事にしているところ、智史に負担をかけないよう時間をかけて体を慣らしてあげている敬太の姿や、2人で同じ夢に向かって進んで行こうと約束するラストにもなんだかじ~んときてみたり。
あと、最近の流行なのか、半脱ぎH(シャツだけ着てたり、攻めだけ服着てたり)が多い中、この2人はきちんと全部脱いで相手の体温を感じながらHしているような描写がとても好きでした(半脱ぎは半脱ぎで萌えるんですけどね)。男性の体のラインを綺麗に柔らかく描かれる先生だなぁと。

さらっと深いテーマを盛り込みつつも読んでいて心がほっこりするような、幸せな気持ちになれる作品でした。

8

二人の成長記録。

フルールさん連載中から楽しみに読ませていただいてました。
リバに至る経緯が丁寧で、どっちが抱くか?という部分よりも、敬太と智史がお互いを思いやり、カフェの改装を通して成長していく様子が素晴らしかったです。まさに、相手の立場になって考える、を実践してるなあ、と思っていました。
リバの作品は、リバであることを強調されがちですが、この作品の中には、恋人同士の成長記録が詰まっていて、リバの問題もその中のひとつだと感じます。
絵もきれいですし、基本甘々ですし、おすすめします。

8

これぞ求めていた理想のリバ!

敬太と智史のお互いに対する思い遣りが素敵すぎます!
小さい頃から可愛く、高校生になっても華奢で可愛い敬太が好きになったのは、自分がなりたい理想が服を着ているようなかっこいい先輩の智史。
ゲイの自覚があり、智史を好きになった瞬間から「ひんむきたい」と思いながらも、ノンケである智史に惚れてもらうため自分の外見を活かした告白をし、ネコ側に回った敬太に想いの強さと健気さを感じました。
そんな敬太の決死の告白に対し、「かわいいな」と優しい笑顔で想いを受け入れた智史。智史のその「かわいいな」を敬太は外見のことだと理解していましたが、あれは中身の話だとわかります。でも、敬太がそう理解してしまうのもわかる。その描き方が絶妙でした。

上記した導入部分はさらっと描かれているのですが、とても重要。
大学生になった智史と左官見習いとなった敬太の本編の根底にあるものなので。
あの頃から変わった部分、今でも変わらない部分。
そのどちらもが智史にも敬太にもある。
それらをお互いに探り探り、時には擦れ違いながらも、自分のためではなく相手のために行動しようとする、お互いに。
その遣り取りの中で見つけた落としどころが、リバだった。

智史と敬太がどうしてリバを選んだのかがとても丁寧に思い遣りに溢れた優しい空気の中で描かれていて、こんなにも幸せな優しいお話があるのか、とあたたかい気持ちに満たされました。
憧れの理想だった身体を手に入れて嬉しいはずなのに、智史のことを思うと喜べず、更には智史を抱きたいと思ってしまう敬太の苦悩。
敬太の想いを知り、けれど決して「敬太のため」という恩着せがましさはなく、自分もネコになることを選んだ智史の決意。
きちんと二人で話し合って時間をかけて解決していく姿がとてもよかったです。
男だから、女だから、などではなく、敬太だから、智史だから好きなんだという共通理解のもと、これから先の未来も一緒にいることを望み、明るい未来の話をしている二人がとても眩しかったです。

ネコの敬太もタチの敬太もネコの智史もタチの智史もどこにも違和感がなく、これが彼らなんだとするりと受け入れていました。
私自身はリバに元々抵抗感がない、むしろ好きなので参考にはならないかもしれませんが、この作品はリバが苦手でも挑戦してみたいと思っている方なら挑戦してみる価値があるのでは、と思います。

3

とにかく神

すっごくいいでえええええええええええす!笑笑笑
ダブルイケメン万歳井(∩´∀`)∩ストーリー神(∩´∀`)∩とにかく神(∩´∀`)∩
ストーリーもキャラもとにかく神。神としか言いようのない神なので気になった方はとりあえず試し読み読んでください←
めちゃくちゃ個人的には敬太の中学時代の同級生のアフロ気に入ってる←

1

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