僕のこと好きならキスしてよ

GATAPISHI

GATAPISHI
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
90
評価数
22
平均
4.2 / 5
神率
50%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
onBLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396784454

あらすじ

仏教系高校の入学式の日。
阿野は、美しい同級生・瑞泉に恋をした。
思い溢れた阿野が告白したら付き合えることに!
寺の息子で気難しい瑞泉は、
阿野を本気で好きなようには見えないが、
ご本尊の前で突然キスをねだってきて…!?
さらに意外な阿野の反応は――!?
仏の教えと愛欲の狭間で
本当の恋を探す思春期ラブ。
描き下ろし甘々後日談10P収録!

表題作GATAPISHI

阿野孝助・高1
瑞泉友雪・寺の息子・高1

その他の収録作品

  • 描き下ろし

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レビュー投稿数5

少年らしい勢いと怒りを感じる作品

 最初は攻めの阿野の言動の読めなさや大袈裟なところがちょっと苦手でした。相当な直情型とでもいうべきでしょうか。ただ、過去に野球で故障し、手の握力がなくなりボールを投げられなくなったという経緯が明らかになった辺りからは、彼のへらへらした表情の裏に潜んだ感情が見え隠れするようになり、キャラの面白さがぐっと増したように感じました。

 この作品は、阿野と受けの瑞泉の恋愛ももちろんメインではあるのですが、瑞泉が父親とどう折り合いをつけるのか、というところにもかなり重きを置かれていたと思います。住職の息子として生まれ、父親には仏教について学ぼうという姿勢を見せなければ、何も干渉されることのない人生を送ってきた瑞泉。親に怒られないということは一見楽に思えるけれども、それって実はとても寂しいことでもあるんですよね。私は息子をお坊さんにするために、父親があえて息子の寂しさに見て見ぬふりをしていたのかと思いましたが、それを阿野に指摘されて「考えたこともなかった…」と呟く父親に、ああ、本当に息子の機微が分からない人なんだなぁと思い直しました。親子の縁があっても所詮は他人。誰もが子供を持ったら無条件に親としての資質を兼ね備えられるわけじゃないんですね。残酷だけど、それも真実。

 阿野は能天気なようで、ここぞという時に瑞泉の感情を鋭く見抜く。なるほど、瑞泉には阿野がぴったりなのかもしれません。瑞泉も、住職としては立派だけど親としては未熟なところもある父親を、責めることなく割り切って考えられるようになり成長が見受けられました。阿野と瑞泉の恋愛の過程は、青春らしい勢いや憤り、瑞々しさに溢れていて、型にはまらない恋だなぁと感じました。父親への苛立ちの捌け口として阿野を利用していた瑞泉が、意外と聡い阿野に頑なな心を溶かされていく、そんなストーリーだったと思います。なかなかない題材で面白かったです。

0

初々しくていい

新井先生の絵って、なんかいいなぁ、
ちょっと青年誌の劇画っぽい線でありつつ、白バックで人物のみのコマと、背景入りのコマのバランスとか、背景の描き込み具合とか、更に言うなら、枠線の縦の隙間と横の隙間の幅の違いとか、すごく見やすくて好き。
お話は高校生が初恋にジタバタする話なんだけど、このジタバタ、バタバタ具合と、オーバーアクション気味な人物絵が、とってもベストマッチしてる。
分かり辛い瑞泉の行動も、この年頃ゆえの分かり辛さを描くための話だと思うので、これでいいのだ。

0

思春期しか持てない真っ直ぐさ

仏教系の高校に通うちょっと気難しい部分のある瑞泉くん(受)とそんな瑞泉くんの事が大好きで素直で純粋な阿野くん(攻)の青春物語です。

作中に「お互い触り合いたくて、お互い生きていたくて、それだけでいい」という言葉があるのですが、ただそう思えるだけで、どうして好きになったのか、どういうところが好きなのかを明確に説明できなくても「好き」は成立すると阿野と瑞泉が教えてくれました。

瑞泉が最初のほう「阿野」と呼んでいたのではなく「あの(感動詞)」と言っていたのが発覚した時は大爆笑してしまいました。「初めて会ったのにスゲー名前呼んでくれるなって…」と照れていた阿野が非常に可愛かったです。

1

清々しいほど真っ直ぐな攻め

なんか好きだなぁって思います。
新井煮干し子さんの絵、「因果の魚」や「渾名をくれ」は凡人にはちょいと理解が難しい不可解な二人の関係性を増長させるかのような絵がなんとも不気味でちょっと怖い‥と思ってしまったのだけど、この「GATAPISHI」は新井さんの絵がとってもいい方向に作用していて、絵で魅せるといった漫画ならではの表現が楽しめました。
まず表紙に惹かれました。
それから攻めと受けが初めて出会ったときの見開き2ページがとても好きです。何とも奇妙な出会い方だけど攻めがストンと恋に落ちてしまった瞬間、きっとこれからの一生、何度でも思い返す瞬間、といったものが印象深く描かれています。

攻めは直球しか投げることができない、気持ちや感情を隠すこともできない清々しいほどに真っ直ぐな男です。
受けが寺の息子であることを知って「お坊さんに興味を持った」と言うも、その直後に「お坊さんになりたいなんて嘘」「(受けと)一緒にいたいから。一目惚れしました、好きです。」と自らすぐに明かしてしまいます。
それに対して受けは、自分に惚れたという攻めの気持ちを利用して、自分の抱えるドロドロとしたものに巻き込んでやろうと企んでいるような捻くれ拗らせ系です。
だけど読み進めるうちに、彼の寂しさみたいなものが透けて見えてくるので嫌悪感は感じません。
御本尊である観音様の前でキスをねだる受けに対して、驚き戸惑いながらも「ベロチューでもいいか…_」と聞く攻め。この子の真っ直ぐさには敵わないなぁと感じさせるここのシーンがとても好き。

やましいところがないというよりも、やましい気持ちすらも隠しておけないような真っ直ぐな彼の正直な熱さが、少しずつ受けの心を侵食して受けの黒い気持ちが溶けていく展開が本当に良かった。
最初は誘惑してやろう、翻弄してやろうと思っていた受けが、最後のほう攻めに触れたい、密着したいと自ら望むようになってる姿に萌えたし、描き下ろしの最後のページのデレが結構な破壊力があって萌えた!
エロも挿入していないんだけど、二人の熱量が感じられてすごく好み。

仏教の教えも時折絡めて描かれるのだけど、説教くさくなったりすることなく読めます。
一回読んで、ああ面白かった!と終わるお話ではなくて、何度も読み返したくなります。

5

青春。

相変わらず、新井先生の文学的な雰囲気が漂うストーリー。思春期の恋や家族や将来に対する、言葉にするのが難しい感情を表そうとしたような。この作品は作者の他の作品に比べて、主人公二人がしっかりくっついている感じなので読後感がよかった。

1

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