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この作家さん本当に好きです!!なんといっても絵がとても綺麗です。アート作品のようで、あまりBLらしくない絵柄です。人物がとてもリアルに描かれています。BL漫画で人物の鼻をこんなにリアル寄りに描かれる方は珍しいのではないでしょうか。それがとても良いです。
この絵柄も相まって、本作の読後感は文学作品を読んだような感じでした。一言では言い表せないような、ふたりの関係は今後変わってもっと深いものになるのだろうけど、そうとは言い切れないような危うさもあって。きっとハッピーエンドなんだろうけど、とても現実味のある世界観だから、現実的に考えるとこの先ふたりがどうなるのかは想像がつかないような。
1冊のマンガだけど、200ページの小説を読んだような気分です。
ふたりが暮らしてる空気感がとても好きでした。天羽のジョゼに対する愛が重くて深くてすごかったです。その愛は天羽の世界の中だけで完結している。そして最後その愛に向き合おうとするところで話は終わってしまいます。
ライトにBLを読みたいって方にはお勧めできませんが、じっくり読んで作品に浸りたいって方には激しくお勧めしたいです!
圧がすごい。
作品全体からの圧、キャラクターからの圧、絵柄の圧、ぎゅうぎゅうと迫られる感覚のまま最後まで連れて行かれます。
決して万人がBL漫画に求めている雰囲気ではないと思いますが、好きな人は癖になる。むしろ表紙も特徴的なので好きな人しか手を出さないかも知れない。新井煮干し子先生の絵柄、自分は大好きです。
あまり講釈をたれたい作品ではないのですが、剣の2人への関わり方が絶妙でした。これ以上踏み込んでたらヤメテクレって感じだった。
途中まで、天羽はジョゼのガワだけ好きなのかなと思ってましたが、むしろ真逆でしたね。
元々作家さんの別名義の漫画を読んで好きになってBLも読み始めたのですが、その中で最初にとったこの本が私の理想のBLでした。
気難しい黒髪短髪強面画家とイケメン天真爛漫金髪モデルのどちらも私のドタイプ一直線です。
そして黒髪が金髪を信仰する。これはド真ん中です。
全てを理解しようとするなら何回か読み返す必要があると思いますが、私のように好み〜!って感じで読み進めるならそんなに難しい内容ではないと思います。この加減が素晴らしいと思います。一生読めます。ありがとうございました。
天羽の部屋に入った剣は特におかしな物を見たような反応はしていなかったから、ジョゼが見たところできっと同じなんだろうと思う
しかし、天羽にとってはその全てがジョゼに対しての独りよがりな萌え語りだからジョゼには見せられないってことなのだろうか
中学生の頃のジョゼ本人を描いていた秘密の意識が強く残ってしまっているのだろうか
この作品は読むたびに何か気付いたような気がしては(違うかな)と思い直し、繰り返し思い出しては考えてずっと面白い
黒髪で本名に戻しモデルを続けることにした理由などもグルグル考える
元々金髪でジョゼと名乗っていたことはよくある「元から地元の友達に呼ばれていて」とか「目の色これなら似合うと思って渾名に寄せた」程度だったのではないか
それで戻した理由は…
散々考えた後に再び読むと自分の浅さにビックリしてまた何か考えてしまうのだ
天羽のモノローグを理解したい
理解したとできる日が来るまで何度も読むだろう作品だ
画力の凄さに驚きました。
セリフが無くて、コマ送りの描写が続くところが、多々あり〜圧巻です。
素晴らしい作品でした。
2人だけの世界で、2人じゃ成立しないけど、そこには2人しか理解出来ない究極の愛が存在するんだと解釈しました。
攻めが受けに対して
「月までだって迎えにいくよ」
受けが攻めに
「生まれ変わらせてほしいんだ」
攻めが受けに
「愛している。おまえは骨になっても美しい
」その後の、攻めの告白。
受けが、攻めだけにジョゼと呼ばせて〜最後のページで、攻めがジョゼの画を描いている描写を見ると、2人が纏まったんだな!と。
ハア・・・難しいかった。けど、癖になる面白さ。何度も、読みそう。そして、読んだ後の感想が、毎回違うと思う。