total review:289646today:78
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
55/211(合計:2106件)
葉月つや子
雀影
ネタバレ
夏前に新刊で出た時に買ったまま埋もれていたのを発見。 で、めっきり秋めいた今日この頃ですが、最近ちょっとBL体力が弱っているのか、刺激が強すぎて若干胸焼け。 レディコミや劇画タッチのアナログ絵で繰り広げられるエロエロ展開に立ち向かうには、それ相応の体力が必要というか、なんというか、 気力体力充実してたら、きっと楽しいはず。 水商売が天職な一家とその周辺みんなホモ化のお話達。 最初が、…
トウテムポール
一緒に暮らしているからこそ、混迷が深まる第7巻。 雑用係のADから、自分で何かを作り出す制作者へと踏みだそうとする宮坂の成長の話であり、 宮坂と一緒に暮らすことの意味を本気で考えたことがあったのかどうかと気付く矢野の話でもあり、 まあ、宮坂が一人で勝手に浮いたり沈んだりグルグルしたりしているのはいつもの事だけど、今回は矢野にもちょっとは悩んで貰って、二人の関係はより強固になったのかな? そ…
木下けい子
初めての恋、自分の恋愛感情だけに目が眩んで突っ走る17歳のお話。 要領がよくて、見た目がよくて、だからいい加減にやってきた、まだ何も考えていない有岡が、 9歳年上の教師の三島に恋をして、自分勝手な激情のままに欲望をぶつけてみたけれど、、、。 これって、一応続きはあるのかな? 泣けば何でも与えてもらえると思っている、ほしがるだけの子どもだった有岡が、三島に拒絶されることで、これからどう成…
はやりやまい
初読み作家さんのデビューコミックス。 1冊全部を使って、高校球児と、高校生とは全く接点のない30代ブロガーが、昼夜逆転生活の中で出会い、いつしか恋の沼にはまっていた事に気付くお話。 このストーリー展開、凄く好きなヤツだ。 高校生堂山のストイックな童貞力が、既成概念に囚われて自分の感情をもてあましていた澄山の恋愛スイッチを解放すると、澄山が素直に自分の感情を受け入れて、ついでに堂山の欲情も受け…
黒娜さかき
素晴らしく 上質な おじさん受。 年上受け好きとしては、けっして素通りできない帯をまとったこの本。 随分前に、on BLUE掲載時に第1話だけ読んだことあったけど、ようやく1冊にまとまったのね。 この作品、つっこみたい所は色々あるけど(例えば、弓の父が亡くなって唐突に秀島が弓に関わりだしたように見えるけど、弓の父が生きていた頃の弓と秀島の関係性がよくわからないとか、弓と秀島のビジ…
琥狗ハヤテ
九十九とかいて「つくも」。 大切にされてきた「もの」達は、九十九の年を越え、百年経つと「命」を得て付喪神になるという。 そんな「もの」と人の交流を描いた短編達に、精霊が見えるシャーマンの青年が登場する短編がプラス。 琥狗作品ではおなじみの、凝ったコスチュームにたくましい肉体、そしてケモケモまみれのファンタジー世界。 おまけはチミッ子四コママンガと、安定のおもしろさです。 そんな中で珍…
夏來ジッポ
表題作は、合法的にショタ攻めを成立させた力業な作品。 BLの可能性の広大さをまざまざと感じされる痛快な怪作。 子どもの頃から、ずっとずっと片思いしていた小児科のお医者さんへの思いが、コンプレックスでしかなかった粗チンゆえに成就するなんて! この、とんでもない設定や展開は当然のようにギャグテイストなんだけど、ギャグ表現の分量やバランスがいいので、ちゃんとロマンティックなラブストーリーになってい…
吉田ゆうこ
ゲイ向けAV現場を舞台にしたお話だけど、この作者さんの、この絵で、このタイトルで描かれると、そこはなんだかとってもロマンティックな夢の国。 お金に困って、求人雑誌の高給バイトに惹かれて面接に訪れた所は、普通に生活しているマンションの1室で、越久村は半ば流されるように、今まで全く知らなかった性感への扉を開かれてしまうのですが…。 AVの面接ってことで、冒頭からかなり、生々しくエロいことがたく…
歩田川和果
表題作は、愛し合っているのに「友人」という言葉に縛られて、セックスありの友人関係のまま十年を過ごしてしまった二人の物語。 「友人関係」と「恋愛関係」 この言葉の間に差をつけて、自分で自分を縛り付けていた相原が、二つの関係の間にあると思いこんでいた溝を飛び越えてくるまで、執念深く十年でも待つ和久井。 自分が和久井に、どれほど愛されて執着されていたのか、考え無しの最初の告白で振られて以来、その事…
これ、続き物なのよね。 前作を読んだ記憶がなかなか甦らなくて、前作をレビューしたのか確認したら、全面降伏的に神評価していた。 ああ、確かに、私、これ好きだわ。 この巻では、キスして、恋人同士になって、でも、恋人として付き合うって、いったいどういうことだろう、どうしたらいいんだろうって、お互いに悩みながら、それでも少しずつでも歩み寄って、先へ進もうとする、そんな二人の姿がゆっくりと描かれている…