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山岸凉子
茶鬼
ネタバレ
厩戸の皇子の口からはっきりと、その性癖が語られるこの5巻。 毛人を巡る刀自古と布都姫と皇子 どうしてこんなに毛人はモテるんでしょうかw 何としても布都姫と毛人を添い遂げさせたくない為に画策する皇子なのだが、 毛人に激しい恋情を抱く異母妹の刀自古が、布都姫と入れ替わった為に、義兄妹でちぎるはめに! それにより懐妊してしまった刀自古は厩戸皇子の元へ腰入れすることに。 この禁忌の妹は、或…
超人的な能力で国を左右する厩戸皇子でさえも、 まがまがしきものに囚われて身動きができなくなったり、自分だけの力ではどうしようもないことが起き、一人で苦悩する。 そんな時に現れる毛人の存在は、皇子の力を助け、それを増幅し、皇子の苦悩をも救う。 過去3巻の間でもそんな場面が多々見られ、皇子は、毛人は一体なんなのだ? と無意識に彼を片われとして、自分が完全に一個として成り立つための必要な存在とし…
この巻では、王になった泊瀬部が自分が軽んじられていることから、厩戸皇子を恨み庵sつを計画する話。 そして毛人が恋に落ちた伊勢の斎宮・布都姫との出会い、 何より一番の大きな要素は、厩戸の激しい嫉妬心がクローズアップされます。 色恋沙汰も一族や王家の問題が絡んできていて、それが史実かどうかとしても、その作者さんの想像力には脱帽!です。 毛人が刀自古といるところを目撃して、嫉妬と怒りに駆られ…
完全版で読むと物語の展開が実に早いですね! 1巻で毛人と皇子の出会いがあって、その周囲の人々との思惑など関係性などが色々と綴られていたのですが、この2巻でもう拝仏派と神道派との、蘇我と物部の戦いまで行ってしまうのですよ。 この展開のテンポの良さが、作品に引き込ませる魅力の一つでもあります。 穴穂部の王子が神道派の物部につき、時期王となる可能性を匂わせた時、仏教を広めたい厩戸が箸にも棒にも…
黒沢椎
「フェティシズム同盟」が初読みだった作家さん。 ・・・ということをすっかり忘れていた!? 確か前作はフェチがテーマだっただけに、そこそこエッチがあったとおもうのだが、この本は番外意外ないんですよ! でもそれが却って新鮮でその後の妄想が楽しくてなくても充分楽しめました。 絵はね、すごくきれいで好みなんですよ。 表題は元ヤンのごっついお兄ちゃんがでてくるんですが、それもガタイのよさが格好良さ…
柊のぞむ
工場から流れ出た薬品の影響で、女子高生だけが”おやじ”になってしまった!? そんな奇想天外な始まりが実に愉快だった「おやじな!」の第二巻は、 柔道が得意で実は千夏が好きだった男っぽい竜ちゃんと、 美人でモテる女子だったがオヤジになっても色男な紫ノ宮 ・・・の場合。 1巻の流れを受けてきているので、また色々な要素が1巻で解るので、実は1巻を見ていた方が、話としてはわかりやすいかも。 …
阿部あかね
大学の学寮を舞台にした2シリーズのうちの後半カプが表題。 前編カプがとってもかわいい(!?)初恋の話なら(爆!) 後半は傲慢なご主人様(女王様?)がワンコの逆襲にあってヘタレるお話。 どっちも一筋縄でいかなくて、思わずクスクス笑いすることこの上なし♪ やっぱりね、阿部さんといえば長髪キャラ! これがその女王様一転ヘタレにまたハマるんですよv しかも更にその上を行くのがワンコ!! 従順…
今号のシトロンは「特集 いとしの猫っ毛」 実は3号前あたりから、連載の入れ替わりでちょっと自分的に低迷してきたので毎号購読はどうしようか悩んでいたところでした。 この特集だけだと、いえ、この特集だけで「神」評価です!! またたび荘の解説や、人物紹介を改めていれてありまして 恵ちゃんとみいくんへの質問なんかも。 恵ちゃんはあくまでも恵ちゃんなんだけど、みいくん!恵ちゃんにはチキンだったくせ…
市川けい
学生ものの名作「同級生」のコピーが”まじめにゆっくり恋をしよう”でしたが、やっぱり、まじめにゆっくりは、とてつもない萌えとキュンを呼んで、甘酸っぱさ全開するのです! 題名のとおりのスロースターターは、展開もスローなら、その後もスローで、何気ない日常の中にある。いや、だからこそいいんですっ!! 表題の前に二人の出会いのお話『ハスキーボイス』『メモリーダイヤル』があります。 家の引っ越しで電…
SHOOWA
舞台が日本なのに、登場人物はフランス人だったり、デンマーク人だったり、おばあちゃんがブラジル人とかetc...実に無国籍な雰囲気漂う人々。 モラルもフリーな雰囲気が溢れ 義理の父子ものなんだけど、その奥深いんだか軽いんだか、切ないんだかおかしいんだか、感情の方も無国籍なみに色んなものが詰め込まれ そして!!何やら重篤な謎も隠されていて 色々なものがどっさりと沢山味わえるこの本作は、何故かと…