茶鬼さんのレビュー一覧

Citron VOL.4(アンソロジー著者等複数) コミック

今回も満足の仕上がり

前号は雲田はるこさんのインタビューでしたが、今回はえすとえむさん♪
大好きな作家さんなんで、目を皿のようにして細かい文字のインタビュー読みましたとも!
うう~ん、実に商業BLに囚われていないからこその男同士という、その絆に萌えるという、根本を語ってくれておりまして、そうなんだよ!腐の原点はそこにあるのよ!!と、その魅力的作品の元を知ることができました。
また、えすとえむさんはデジタルは使わず…

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神をも畏れぬその所業 コミック

諏訪絢子 

無自覚天然誘い受けが絶妙!

この作家さん全然知らなくて、表紙のとぼけた絵に目を惹かれて手に取ったのですが、初BLですか!?
何だかおいしいところはずしてないですねww
「無自覚天然誘い受け」が流されまくって、あれよあれよと、たくさん奪われております♪♪
しかも、それがわざとらしいとか、満腹ゲップ状態とか、エロ追求型でストーリーナッシングじゃないので、すごくエンタメ性が高くて楽しめました。
キャラクター設定が上手いんだ…

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ハッピーエンドにしちゃわない? コミック

松木加斎 

ヘタレネガティブに激しく同化

中学時代までのポジティブだった性格が、高校に入って怪我をして夢破れた為に、人生投げ出して転落してしまったネガティブヘタレのニート。
同窓会で再会した、当時いじめられっこ=現ベンチャー企業社長に告白されて人生を変えようとヘタレなりに頑張る話。

もう一編の『ワーストラブ』も死にたい男が、自分は世界一不幸で、他人の幸せが妬ましく、というネガティブ傾向のお話。

こうして見ると、主人公のネガテ…

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下がってお待ち下さい コミック

元ハルヒラ 

神にしようかすごく悩んだ~!!

この題名、もう本当にズバリ!
素晴らしい~!!って思っちゃいました☆☆☆
職業が駅員で、人に触れることが苦手な田中に、少しづつ近づいていく堂島。
田中にとって職業で言う言葉と、堂島に対する気持ちの表れそれが正に「下がってお待ちください」そのものなんです。
お話自体は派手さはなく、じわりじわり、と染み込んでいくようなじんわりとした熱。
堂島の優しさと、田中の怯え具合とじれったさが、もうハー…

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飼育玩具 コミック

みらい戻  しもがやぴくす 

かなり危険な表紙と帯に要一考

しもがや&みらいさん、毎度毎度本当!飽きずに少年が犯られまくるマンガを書いてますよね。
しかも、ハンパないし。
もぉうお腹いっぱいでした。ちょっと食傷気味かも?
何気に過去作品に似ているものも多く、デジャブ感もありますが、初めて見る人には衝撃でしょう。
しかし、今回の作品集は歪んだ人達ではあるものの、割とSM路線のきちんと愛情がある話になっており、読後感が悲惨や悲壮を引きずるものはなかった…

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SKY LINK コミック

山田シロ 

侍なタイプの攻めが特徴的なんだな~♪

「銀土」ではもう神様と崇める作家さん、山田シロさんの初商業コミックです!!
え、初?というくらいお目にかかってたんで変な気持ちですww
その雰囲気的作風はそのままで、ちょっとわかりにくいかもしれません。
細かい理由とか設定背景なんかが、小出しのネタで推察するしかないので、ブスブスと燻るものを感じる人が多いかもです。

ワケ有で何の目的もなくただ友人の後をついて大学に入った律輝が取った、講…

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黒猫の憂鬱 コミック

猫田リコ 

この御伽話感がキュンを呼ぶ

表題含め3本がケモミミもの♪
猫耳と言わないのは・・・3本目は犬耳だから(爆!)
いや、その違いわかんないって!!しかもケモミミなのに、人間の耳もついて耳4つ(笑)
作者さんも気が付いているので、責めないで~(汗、、)
ファンタジーでも、現代が舞台でも、そのノスタルジックな筆とあいまっておとぎ話感が満載で、ほんわり、ほっこり、ちょっと黒くてピリっとして、それでも優しくて、大好きな作風の作家…

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愛される器 コミック

九州男児 

シリアスとコメディは表裏一体

おバカなアホアホコメディが楽しい九州男児さんの「初の本格ドラマティックBL作品集」と銘打って出た一冊。
この本の登場人物達は皆トラウマやネガティブを持った、性格や生活に一癖もふた癖もある痛い人達。
九州男児さんのコメディに登場する人達だって、ある種痛い人達ですよね?
それをお笑いにもっていくか、シリアスにもっていくかの違いだけなんです。
だから本質は変わっていません。
よく、普通のマンガ…

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OPERA vol.22 思い出(アンソロジー著者等複数) コミック

今号は荷田はしおさんにやられました!!

中村明日美子さんの休載のお知らせは目次の最下行に一行。
何ともさびしい感が漂っていますが、復帰を辛抱強くお待ち申し上げております!

前号予告で西田東さん、カラーピンナップに40P掲載ということでとってもワクワクしましたが・・・何と!!人外モノ。
いつも、「社長桃井くん」で変な人の存在だった秘書の桂木君がシリアスに登場で、それが人外モノだったんで、ぶっとびの驚愕でした。
しかも最近めっき…

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トラ兄さんとワンコさん コミック

春野アヒル 

それぞれの思いやりが感動!

このトラ兄さん編も、実にわかりやすいツンデレがいいのですが、そこに秘められた切なさが、相手を思いやる優しさと相まって、またまた増幅されて感動してしまった!!
思わず泣いてしまって、この表紙を見るだけで涙が溢れてくるのは・・・すみません自分のテンションのせいだとは思います(汗と涙)

「死ぬ死ぬサギ」でワンコとやってしまったトラ兄さん♪
彼がどうしてワンコを遠ざけようとするのかワンコは理由を…

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