茶鬼さんのレビュー一覧

爛熟果実 コミック

ひのもと平 

ギャップ萌え

表紙絵のセピアに一色ある苺の赤が印象的。
しかし帯の「やや変態度の高い坊ちゃんマニアな私を知っても本当に可愛がってくださいますか?」と面白さを予感させるコピーに期待。
見てみると、表紙のイメージと中の白黒絵とのギャップが。
新しい順で掲載されていて、絵も変化していっています。
新しい作品ほどに絵柄の不安定さを感じるので、きっと変化していってる途中だと思います。
掲載されている作品は、どれ…

1

怒られて、ごちそうさま♪ コミック

高田ロノジ 

立役者は子供でした☆

商業デビュー単行本が超お気に入りになった作家さん♪
次は学生じゃなくて、子連れ!?
エロいし、ガタイもしっかりした身体を描かれて、話もキャラがしっかり立ってる作風だったので、2冊目もとても期待していました!
さて、どうだったか?


【怒られてごちそうさま♪】
妻に逃げられバツいち、子持ち、おまけに商社マンで転勤族。
そんな瀬戸琢慈32歳が大阪支社に転勤になり、子供を土地になじませ…

4

恋文十色(表題作 書画喰う虫も好き好き) コミック

ミナヅキアキラ 

日常の奇跡

最近、単色のトーン遣いのカラーがとても素敵なミナヅキ絵。
今回の単行本は、多分全てが昭和なノスタルジーの魅力あふれる背景に、ちょっぴりミステリアスな要素をちりばめて惹きつけて離しません!
どれも読んでいる最中もですが、読んだ後にじわじわと浸みてくるくる何かがあって、色々と思いを巡らすのがとても心地良い余韻を残すのです。


最初に載っている民俗学を学ぶ下宿大学生と推理小説家との出会いのお…

6

アイドルビースト コミック

あくた琳子 

羊の頭突きは思いがけない設定だった!

あくた琳子さんといえばケモ耳もの♪
今回は、普通の人間と獣から進化した獣科の二種類が住む世界を舞台にした作品。
獣科はフェロモンが強く美形揃いということで芸能人やモデルが多い芸能界設定。そしてケモ耳と人間という組み合わせでなくて全部ケモ耳組み合わせです。
いつもとちょっと違うとおもったのが、ケモ耳だとその特性が定番のようにあるわけですが、意外にもそれを裏切るモノがあったりして驚きが。
かわ…

2

なつめ荘の人々 コミック

長谷川綾 

さわやかなんだけどね

「なつめ荘」という自宅を兼ねた学生寮を舞台に、そこの家主と引き取った亡き恋人の息子との話と、下宿生の2組が描かれた作者さんの初単行本。
ジメっとしてないし、とにかくポジティブで爽やかで前向きな作風は絵も線がすっきりとした見やすい画風でとても好感が持てるのですが、爽やかすぎて、コレでいいのかな?ま、いいか。
と許せてはしまっても、もうちょっとだけ色っぽい部分がほしかったかな~?と思わなくもない。…

1

三日月にけだもの コミック

牛込トラジ 

直球投手のケダモノは、案外シャイなのでした☆

作者さんの初コミック。
ちょっぴり絵が不安定なのとか、投稿作品なんか目がデカいとかアゴがとんがってて”おおーっ!”(驚)とか、そんな部分もあるのだけど、そこは新人さんということで置いておいても、キャラクターとその見せ方とかストーリーの作り方とかはものすごく魅力があるのです☆
そんな点でも注目かもしれませんよ。
表紙の装丁もシンプルなのがすごくいいですよねv


信用金庫の成績優秀な営業…

5

飛んで火にいる夏のオレ コミック

上川きち 

軽めの短編集

今回は短編集。
さらっと軽めの作品がシリーズ3本に読み切り3本と、チビ絵の「ぷにぷにっき」が所狭しと挿入。
なので、若干印象の薄い1冊になってしまいました。
ジュース工場の小人(?)が愉快なぷにぷにっきは面白いんだけど、1ページに4本も入ってると見にくいことこの上ない!しかもカラー口絵裏にオレンジ色インクで印刷されているものに至っては、見えないよ(涙)せめて1ページ2本にしてくれー!とおもう…

1

きみがいなけりゃ! コミック

五城タイガ 

華麗なる下僕生活

蓋を開けて見ると全編パカップルの甘~いお話。
勢いがあって、すごく楽しめちゃいました☆
五城タイガさんの描く裸体って、キャラクターに合わせたバランスのよい肉の付き具合とかきちんとした描き分けが上手くて、好きなのです。

表題【きみがいなけりゃ!】
サークルの先輩・行高に下僕のようにつかわれている後輩・杉田。
実は一度告白をしているのです。
でもその時の返事が「あー、うん。ま、そのうち…

1

きらきら零れる コミック

今野さとみ 

始まりはパンツでした?

この作家さんって単行本を見る度に色々変化があるような気がして、目が離せない作家さんの一人です。
さてこの作品、最初の一読目を勢いで読み切った時”面白~い♪”ってワクワクしたんですが、寝かせてから再読すると、あれ?おや?と、好意の理由をこだわってしまう。
そこはすっ飛ばして、もともとの好意ありきのキャタクターとノリに乗せられてそのままそれを楽しめば問題はないんだけど。
その点でひょっとすると何…

3

月と馬 コミック

高野弓 

面倒くさい恋人たち

ふぉー!作者さんの初商業BL単行本かな。
乙女小説の挿絵とか、エロ系で存じあげてはいたのですが、いやはや☆おまけの描き下ろしの本編にないがっつりエッチシーンのエロいこと♪
雰囲気がトロトロの感じが、描き下ろしあってよかった!って感じでございます。

1冊を通して、資産家の息子で喫茶店のマスター・一馬と一馬の父親の愛人の連れ子の光太朗という二人の物語なのですが、シンプルな話なのに間延び感も途…

4
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