茶鬼さんのレビュー一覧

マイハニーエクスプレス コミック

猫野まりこ 

恋も仕事も猪突猛進!

年末『同人に恋して』と数日違いで2冊発売になった後発のほうです。
1冊目の時に時間をおいて、と書きましたがレビューを書く分においてそれは正解♪
細かく具体的に挙げれば、差はあるのですが、攻めの受けに対する愛情情熱温度が沸騰マックスのあまりおバカで突っ走る部分が似ているのでした。
しかし、基本ラブラブでおバカを見せるけどその気持ちは本物。
だからそのおバカさが横滑りすることはないんです。

5

困らせたがり症候群 コミック

山佐木うに 

たこ焼きと俺どっちが好きなんだ?

と、そんな究極な選択はありませんが(w)でも、たこ焼きが好きなことがきっかけで始まる恋です♪
やんちゃな高校生が実はじいちゃん思いで、
たこ焼きが好きで、ちょっとかわいいなって思ったのがきっかけの興味が始まりだったのが、だんだん彼自身が好きになっていって、
そして、彼等の将来に関わってくる。
そんな恋愛もありながら、それについてくる設定が彼等に関与してくる、しっかりと地に足のついた、ただ「…

3

溺れる恋の痛手 コミック

小鳩めばる 

タチの悪い男に惚れたら

ひょっとして単行本は実に3年ぶりでしょうか!?
独特の可愛らしいめばる作品の印象が強いのですが、こちらはディアプラ掲載だった漫画の他,Heartzに掲載だった作品も完結させて収録されていたり、同人のがあったり、年度も08年~11年のものまでと幅が広いので可愛いだけじゃない、バラエティに富んだラインナップで読むことができます。
そして、どれも結構いいのです!!
評価的に「萌え萌え」に近い「萌え…

4

玩具のように、僕は コミック

金田正太郎 

執着のカタチ

この作家さん、こんなにグサっとくる作品描かれていましたっけ?
表題、背筋がゾクソクします。
「愛」って執着ゆえのものであるとは思うのだけど、「愛」を「執着」と表現することでどこかいびつさを持った深さを感じるような気がします。
そんな色々なカタチがつまった短編集。

特に表題は、被虐に憧れながら恐れた主人公が、そのきっかけとなった後輩と、編集と作家として再会したことで、その世界を互いに手に…

5

朝長風月、書道家です。 コミック

北沢きょう 

キラキラ

元々北沢きょうさんの絵って美男揃いでキラキラしてるイメージがあるんですが、それが何だか今回の単行本は後光がさしてるようにキラキラしてます。
・・・登場人物がwww

華道の家に生まれ、その才能がなくたまたま書道展で賞をとったことから書道の道に進んだ主人公・進次郎ですが、華道家として才能のある兄にコンプレックスを抱き、厳しい兄の言葉にへこたれて、ネガティブヘタレな進次郎が、芸能事務所にスカウト…

2

ルーザーズ・フラッグ コミック

永野クロエ 

お前に完敗!

題名の意味からすると、そんな和訳をつけたくなる。
「敗者の旗」ですから降伏の意味の白旗の意味も含め、お前に負けたよ、的な意味を含むのだとそれが如実に表現された漫画でした。
永野クロエさんは「午睡の森」で印象的なデビューをされた作家さんでしたが、今回見て思ったのは絵が非常に安定してきたことと、物語のわかりやすさ。
明瞭さが浮き出て、題名からも伝えたいことがとてもストレートに伝わる、ちょっとほの…

3

萌えの死角(3) コミック

今市子 

安定の萌死角は庶民派

今市子さんのこのコミックエッセイも3巻になりました。
今回の表紙男子は、巻頭のテーマでもある就労男子(具体的には引越し屋さんね♪)
きっと普通なら作品単行本の巻末にオマケなどで付くエッセイマンガになるであろう、それだけに特化したモノが1冊の本になるなんて(しかも薄いし)よりにもよって何とそれが3巻も!?
理由は当然☆面白いからです!
以前英田サキさんの萌語り本が出たときは、実に紋切り型で全…

7

草間さかえ画集 コミック

草間さかえ 

お値段以上の満足です

この本のサイズを気にも止めてなかったので、送られてきた梱包を開いた時、思わず薄い本みたい、と失礼な発言をしてしまった不届きものです(汗)
帯もありません。
中を開くと厚めの紙でオールカラーの文字も解説も一切ないびっしりと100%の草間さかえワールド。
圧巻でした。
漫画家さんの画集を買うのは4冊目ですが、草間さかえ氏の絵は漫画というよりは、アートに近いと思っています。
クリアーな色使いは…

8

まだ恋を知らない コミック

いとうかれん 

惚れたが負け?

かれんさんがKARENでデビューコミックという、寒いギャグは・・御免なさい(汗)
どれどれ、なんて軽い気持ちでいましたら、これが意外にも!!
いいじゃないですかーーー♪
ちょっとキュンがあったり、痛みがあったり、収録作品は登場人物が全て学生なのですが、恋に不器用な様が描かれていて、その心の見せ方が上手い気がしました。
絵柄は割と地味目で、受けちゃんとなる子達が3作品ともちょっと似た雰囲気の…

3

大人になってもわからない コミック

鷹丘モトナリ 

男同士がありえない人、の場合w

ここんところ自分的に低迷していた鷹丘作品にヒット出ました!!
キャラクター設定が絶妙に美味かった♪
恋愛もしたこともない無自覚フェロモン設定ってよくある設定なんですが、それに加えて”男が男を好きになるなんてありえない”という考えの元が、ゲイへの認識間違いがあったり、それにこだわってという要素が入ってるので物語の展開が実に愉快なのです。

そんなキャラクターは大学の研究室で講師をしている竹中…

4
PAGE TOP