茶鬼さんのレビュー一覧

恋のつづき 恋のはなし2 小説

砂原糖子  高久尚子 

「ずっと愛しています」になる予定

まさか続編が出ると思いませんでした!
なぜなら、1作目の時実はとってもとっても不安だったからです。
絶対まだまだこれから不安な要素が満載なカプであろうから、もうあとは妄想でいいよー、きっと色々予想はできるし、、、と。
しかし1作目の終わりが「愛するになる予定」でしたから、「愛しています」にしなくちゃいけなかったんですね(涙、、)

今回はそんな不器用な二人のスレ違いが見事に不安要素になっ…

1

夜の寓話 小説

杉原理生  木下けい子 

あとになって効いてきます

星空をイメージして作られたというこの作品は、その意図が確かに伝わったのではないだろうか。
元々、この作家さんには映像的、色や風景を連想させる文章もさることながら、登場人物自体がそのイメージを持って存在するので見えやすい。
ただ、今回「星空」というイメージには、主人公の一人である圭吾はどこまでも吸い込まれそうな深い夜空を、星空というには余りに暗い、どちらかというと暗闇を連想させ、
むしろ、蒼の…

6

蛇喰い 小説

水原とほる  和鐵屋匠 

奇妙な友情と愛情の3角関係

最初この本を読んだとき、あまりに「蛇」にこだわりすぎて、何だか悶々としたものを抱えてしまったので、寝かせてみました。
改めて読み返すと、あまり蛇にこだわらなくてもいいんだ。
蛇というのはあくまでも揶揄であり、実態のないものに対する仮の呼び名なんだということがわかると、実にスムーズに自分の中に入ってきます。
まさに、自分がこの言葉に囚われてしまったように、主人公もそれについて自分を見つめ直すお…

5

レタスの王子様 小説

名倉和希  一馬友巳 

肉は嫌いでも肉棒は好きww

やっぱり名倉さんのラブコメは面白い!
この作品4年前の雑誌掲載作品に書き下ろし2本(そっちのほうが長い)を入れて、ようよと単行本化になった作品だそうです。
多分、表題の1作品だけだったら甘~いラブコメね、ってなくらいで、ちょっと不満が残りそうだったんですが、書き下ろしがついたことで、魅力がUP♪
滅茶わらかしてもらいました。

野菜くらいしか食べられない超偏食のサラリーマンが、カフェのコ…

1

龍の艶華 桜の闘犬 小説

近衛舞香   

チ●コギャップ!!

この本の一番何に萌えたかというと・・・ソレです(爆!)
一見真面目で禁欲的な、組長ひとすじらしい男のイチモツ表現。
ドヒャー!!
そのページを目にしたとき、主人公の受け以上にドビックリこいて、思わず突っ込むは、爆笑するは、激しく興奮してジタバタしてしまいましたww
性格とのギャップ萌えですな~♪
ひょっとして、いつか、慕っている組長を自分のものにできるかもしれない時が訪れた時、組長を満足…

5

龍の忍耐、Dr.の奮闘 小説

樹生かなめ  奈良千春 

久々に暗くない面のお話で、すごく楽しめました!

今回の表紙!いつもと違うんですよー!!
何と、いつもは清和くんと姐さんだけの2ショットが、カードで祐、サメ、ショウ、諸々、、今回のお話に関連する人物が!!
そんな表紙に合わせて、何気に今回はもちろん眞鍋組も関係することなんだけど、姐さんの勤務する病院が舞台で、姐さんが大活躍(?)するお話はちょっと、番外編ぽい要素も持っていました。

舞台が病院だけに清和のできることは、陰で見守ることだけ。…

3

夜が明けるまで 小説

可南さらさ  山岸ほくと 

お兄ちゃんは辛いんだよ。

実に静かに淡々と進み、色々我慢している少年が自我を出せるようになるまでのお話です。
とても地味で、さらっとしたお話なんですが、表紙の雰囲気そのままです。
キレイなイメージの主人公なので、全体的に進行もきれいで、色に例えると薄くて柔らかいグレーとか、モスグリーンのイメージ。
そんな色が見えてくるようなお話でした。
萌える部分はどこかと言われると、キャラ的ツボみたいのはないんですが、主人公が抱…

7

優しい悪魔が同居人 小説

朝香りく  小山田あみ 

超ネガティブヘタレがお酒でへんし~ん♪

多分初読みの作家さんだと思うのですが、この表紙と題字がとても魅力的v
できうれば、この受けにウサ耳つけといて欲しかったかもww
超ネガティブヘタレが主人公の本作は、ラブコメ?かな・・すっごく面白かったデス!
ここまで不器用で不運な男も珍しいのですが、何と言ってもお酒を飲むとうっ屈した枷がはずれて本音爆発、淫乱になったりするところとか、普段の後ろ向きのビクビクした姿とか、極端ではあるのですが、…

2

闇夜のサンクチュアリ 小説

高岡ミズミ  高階佑 

ラストエチはいらなかったかな~?

高岡さん初めての刑事ものだそうですよ!?
ヤクザがあれば、何となくセットで刑事もありそうだったんですが、そうだったんですね。
最後にあとがきを読んで、なるほど~。
ご本人も書かれているように火サスな作りだったんですよww
ある事件を負う刑事、その刑事には過去の事件によるトラウマがあって、それを知っている男が、その事件に絡むヤクザとして登場して、、
実に火サスっぽいつくり。
おかげで、事…

3

無法地帯の獣たち 小説

池戸裕子  新井サチ 

ワンコ入ったライオン君と、頑張るインパラちゃんは中坊かw

新井サチさんのイラストでお買い上げの本です♪
題名が、表紙の二人が、何かヤバクね?フォントの「獣」も凝ってるし、充分シリアスよね?自分的ワクワク好みのタイプのヤクザっぽい俺様攻めと、何だかツンデレそうな気の強そうな受けちゃんよね?
でも、これスベったら滅茶痛いし・・・
と、あらすじも見ずに読み出しましたら・・・えっ!?いやん~青春小説か?
お前ら思春期の子供かよ?みたいなギャップ展開に?

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