茶鬼さんのレビュー一覧

ラブ・トライアングル 小説

名倉和希  亜樹良のりかず 

親子どんぶりです

表紙左側・探偵のお父ちゃん槇高臣・40歳
表紙右側・高校生の息子槇克臣・17歳
親子に挟まれて、どっちにも決められない~な、真ん中・床屋さん孝司・29歳
それぞれに一回りほど年齢が違って、同じ商店街に店を構えるはす向かいさん同士。
結構、この3人ものはなかなかに面白くスラスラ読めてしまいますし、深刻じゃないし、何より孝司さんがエロくて年齢の割にウブいのが楽しいです。
ま、そんな人だからこ…

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荊の鎖 小説

火崎勇  麻生海 

熟成させましたところ美味しくなった一例

この小説、最初読んだ時攻め様のあまりの俺様のふてぶてしさと、受け様の忍び過ぎる姿にイライラが募って途中で読むのを止めてしまった作品です。
1年近く置いて先日久々に手に取りましたら、何と、面白く読めてしまったのであります!!
人の心って変わるのですよ、、、(本当?)、、、と言いつつこの本の主人公達の気持ちの本質は変わらなかったようですが。

有名高級ホテルの経営者の息子・永井はその後ろ盾から…

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情牙の爪痕 小説

義月粧子  須賀邦彦 

ルパンなみアクションだったがもうチョイ!

『破滅の爪痕』の続編で、梁瀬はヤクザを辞めて画家の遠山の恋人として、元組からの報復から逃れながら生活しているところから始まります。
前作からの雰囲気はそのまま引きついで、梁瀬のツンデレ&エロさ、遠山の不遜でヤンチャな部分がそのままに、そのせいで二人の不器用さが相まって、周囲に翻弄されてピンチを迎えるお話になっています。

遠山の昔の男、今は香月組の組長になっている一乗寺という男が出てきて、梁…

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破滅の爪痕 小説

義月粧子  須賀邦彦 

ヤクザ受け、攻め様は気流し麗しいカタギ様

本編の主人公達は酒が好きで、バーとかで飲むシーンが多くカクテルやら日本酒やら、ウイスキーやらが沢山登場して、酒好きな身には飲みたくなること間違いなし!
いや、そんな酒の本ではありません、あしからず・・・そんな部分が気に入ってしまったのですが(汗、、)
本は厚みも薄く会話が多いのでするする読めてしまいます。
中身はヤクザものなのに、意外にさらっとして淡々としている。
受け様(ヤクザ)がエロい…

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片恋~難攻不落の恋人~ 小説

あすか  実相寺紫子 

尽くすより、尽くされるほうが心地よいに決まってますよね。

数か月前「ラブちぇん」が初読みで、あまり好印象でなかったのですが、全くカラーの違うお話で、イラストが実相寺さんだったので購入。
06年のものに、書き下ろし短編をいれた新装版です。
感情表現の超下手なスーパーツンデレな受け様に、へこたれない一途なワンコ攻めは、切なくも心温まるとてもよいカプでした。

3年付き合ったカメラマンの恋人がアメリカへ行くと同時に、自分もドイツへピアノの留学へ行く予定…

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誘惑のフレグランス 小説

橘かおる  街子マドカ 

この匂いはこの人には似合わない香りだと思ったというのがヒント?

題名こそ「誘惑のフレグランス」などと意味深な感じの題名が付けられておりますが、その中身はちょっぴり謎解き風なサスペンスを含んだ、主人公のさっぱりした気持よい性格のおかげで、真実のドロドロさの割に爽やか目な仕上がりに。
評判がよければ、ひょっとしたら続編もあるかも?な雰囲気の作りになっております。

大学四年の春樹が就職の内定を決めたお祝いの帰り、何者かに拉致され気が付くと全裸で縛られて、その…

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恋愛の仮面 小説

火崎勇  いさき李果 

健気で真面目なヤクザと男前受けが異色

攻め視点で話が進む作品は他にもあるのですが、何だかこれはちょっと違うな、何だか新鮮だなというのが第一印象。

主人公はヤクザの組長で経営コンサルティング会社を経営している社長・松永。
昔ながらの任侠は古臭いと、表の会社の顔の方が大きい、まっとうなヤクザのようなんですよ。
その彼が懇意にしている組のパーティーに出て、同じヤクザと勘違いしてホテルの部屋に泊めたのがマンガ家の砂田。
顔も姿もも…

4

帝王の花嫁 小説

青野ちなつ  御園えりい 

ラブドリ企画の作品です

B-PRONCE文庫のラブドリ企画、イラストからアンケートを募集して作品にするというのが、出来上がりました。
自分?いや、実は今回は傍観者でした。
何せ、こういう企画モノ一度参加したことあるのですが、不完全燃焼だったので・・・
作家さんが、この文庫では航空業界もの2冊出していたのですが、また同じ業界で来たか・・・と・・・
攻め様は王族ですけどね、アラブではないですが、傲慢さはアラブ並!?

1

COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

幸せと波乱の始まり

COLDシリーズの1冊目。
事故で記憶を失った透が、友人だという藤島に世話になり、そこでの藤島の態度に困惑し、疑問を抱きながらも距離を縮めていく部分。
藤島の、写真にこだわる態度。
とても親切なのに、冷たい態度。
自分の過去の一部を知り、抱く疑問。
どうして藤島が透にこだわるのか、ここでは明らかになっていないので、モヤモヤ感を抱いてその感情にイライラを伴ってしまうかもしれません。
しか…

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騎士は永遠の愛を誓う 小説

秋山みち花  四阿屋晴 

敵を欺くにはまず味方からですが、それでおいしい思いしちゃいました。

プラチナ文庫アリスなので袋とじエロがあります♪
といっても、やはり秋山さんなので超エロエロにはちょっといたらなかったですね~といってもそれだけを期待したわけではないのですが。

お話は下剋上もの、王子が母の謎の死を発端にして、王国転覆をはかる陰謀に巻き込まれて、信頼していた騎士に裏切られ凌辱されて、、、というお話。
もうそれだけ書いただけで、何だかぼんやりと浮かんできますよね♪
なのでそ…

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