茶鬼さんのレビュー一覧

溺愛HONEY 小説

真船るのあ  サマミヤアカザ 

あなたの為に~守りとおした男の操~♪

真船さんといえば、花嫁とメイドのイメージで基本甘甘だとは思うので少し敬遠気味なのですが、沢山出版されている方なのでそれなりに気になる。
今回、花嫁らしき表示がなかったのと、血は繋がらないが甥×叔父、そして好み設定のぬいぐるみ作家というのに、惹かれて購入いたしました。
結果・・・甘いは想定内でしたが、本質は花嫁に近い!?

受けになる叔父の巴が、小さい頃から甥の皓哉をかわいがり、彼が寂しいだ…

2

猫耳パイレーツ 小説

高将にぐん  鈴倉温 

ネコ耳冒険活劇(肝心のネタバレは無しでv)

またまた可愛らしいお話でしたーーー!!
呪いによってネコ耳尻尾のついた形に変えられた海賊船の乗組員。
名前を失っているので、呼び名はその外見にあわせた毛色や模様が♪
主人公を大好きになるキジ、童顔で主人公にセクハラするお頭、隻眼のトラ、呑気な船医のクロ、豪快なコックのミケ、人魚をお母さんに持つ魚の声が聞こえるジュニア、真っ白な毛がきれいな水夫長のシロ、他にもサビだのなんだのととっても個性的で…

0

復讐は闇の果てに 小説

矢城米花  笠井あゆみ 

攻め様ボロボロです

矢城さんといえば”触手”のイメージ♪ですが、今回はファンタジーでないので触手はありません。
しかし、鬼畜野郎の攻めが登場します。
白衣がユニフォームの受けちゃんに女性下着を身につけて仕事させたり(透けるよねw)
みなさん大好きな剃毛ありますっ!!
それは攻め様が剃るんじゃなくて、攻め様の目の前で自分に処理させる。そしてその処理の確認作業場面がある。
ぬぬぬぬぬ~♪と、羞恥を感じさせるシチ…

5

おまえ、私の主人になりなさい 小説

神奈木智  六芦かえで 

ある意味、俺様×俺様?

作者さん初挑戦のヴァンパイヤものということで、ヴァンパイヤ好きとしては手に取ってみました。
ロシア貴族の血を引きヴァンパイヤの始祖の血を持つ純血と呼ばれる、ある特定の血しか受け付けないという零は、高貴であるだけに貴族的な不遜な態度。
片や、その餌に選ばれた建築デザイナーの陽司も傲慢な態度。
二人の出会いの場面など、高慢のガチンコ対決で思わず漫才かと思うような愉快さが!
しかし、零は不遜なだ…

2

傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

こんな傲慢な攻めは嫌だー!の一人ですw

傲慢俺様な攻めに翻弄され続ける受け。
こんな傲慢男のどこがいいんだろう?と思うほどの傲慢さと、一見自信がなさそうな言葉を吐いたりもするが、ほんとうは自分本意で自分勝手な傲慢さでそれを隠しているのだとも思えるほどの傲慢すぎ。
こんな男に惚れたあんたは、まったくもう!と受けに怒りながら、
一体どこがいいんだよーと思える攻め。
今年b-プリで出た『傷痕に囚われて』のスピンオフというか、それより先…

4

彼岸の赤 小説

尾上与一  コウキ。 

生きる赦し

2月にホーリーからデビューした作家さんの今月はドルチェから。
視点や表現が独特でユニーク(面白いと言う意味ではなく)なんだと思いました。
「二月病」では少し切なさが表立った作品だったのですが、今回も切なさやりきれなさが満載かとおもいきや!?
その理由や事柄は悲惨であるものの、対照的な生き方をする二人が主人公であったために、そして何よりラストでの或る意味ドンデン的な展開。
絶望的な僧侶以外は…

2

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

愛の行く先を見送るもの

作者さんの初の単行本。
これを読み終わった後、ひたすらに自分の気持ちは主人公達を見届けた若田の気持ちになり、まるで千夏が集めたボルトが一個、胸に埋め込まれたような感覚になりました。

実際に四国で起きた鉄塔倒壊事件、自分的にはその後のカルト集団事件に関連したもののほうが印象に残っていたのですが、その事件を題材にここまで物語を構想できる作者さんに素晴らしいと思いました。
場所が四国だけに霊場…

3

保育士は不夜城で恋をする 小説

かみそう都芭  中川わか 

おとーさんとおかーさんが裸で寝ると赤ちゃんができるんだよーつくってー

セシル文庫さん、別名”子連れ文庫”と呼んでいいでしょうかw
出るたびに絶対子連れモノがラインナップにあるような気がしてるんですが。
そして子連れモノにちょいはまりしてる自分は、つい吊られてしまうのでした。
さて、今回は恋人の借金を背負わされた保育士が、借金のカタに保育士になるという(?)保育士が天職のような男子の物語。
優しくてしっかりしてる子なのに、優しさが裏目に出て借金背負わされてそれ…

1

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

男って、男って、、、

体の弱い十和子という妹を持つ兄の良時。
妹の入院先で知り合った隣のベッドにいた密。
この兄弟の三角関係は、ひょっとすると十和子を主人公にして、十和子目線で良時と密を見た展開になったとしても、充分に読ませる話になったと思われるものでした。
決して十和子が自己犠牲の元、密と結婚したのではなく、自分の望みとして彼と結婚してる。
密は、叶わぬ想いを義理の兄弟となることで絆をつないでおこうと考えたの…

12

ため息は彼の胸で(新装版) 小説

遠野春日  門地かおり 

不器用さん同士だったのね

「吐息を重ねて語る愛」の主人公達のお父さん同士編。
とってもとっても傲慢な攻めの親子二代の執着愛の原点(?)
旧版に新たな書下ろしの短編が1本と、アンソロに掲載されていたという2Pの門地かおりさんのマンガが入った新装版になります。
やはり門地さんのイラストの色気はとってもいいですねぇ~♪
カラー扉のイラストの淫靡なこと!
そして主人公達が子供のころからの付き合いであることからショタ絵なん…

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