茶鬼さんのレビュー一覧

絶対恋奴 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

歪んだ執着主従愛

もうっ!!本当に犬飼のの作品大好きです!!
こうちょっとひとひねりあるというか、まっすぐ明るくはなくどこか影がある作風がとっても自分好みの作家さん。
今回も期待を裏切らず夢中にさせてくれる病んでる主従愛をがっつーん!と見せてくれました。
受けの病み具合、攻めの病み具合、それがすれ違いを生む様が本当ゾクゾクきちゃいますよ♪

滝本隼瀬は元華族で大企業を運営している湟城家に代々仕える家柄の長…

6

手のひらから伝わる 小説

神楽日夏  緒田涼歌 

巫女姿だけど、巫女じゃない

神楽さん作品はファンタジーが代表的ですが、その中でも特殊能力とか人外みたいな題材を扱った作品は結構好きで、今回も期待を裏切らないというか、
ちょっと毛色の変わったお話で、読み進めるに従ってどんどんと面白くなる♪
そんないい作品だと思いました。
主人公が巫女の格好をしていて、余り巫女設定が好きでないのですが、これは単なるコスプレに近い巫女装束である部分も自分に受け入れやすい要素だったと思います…

1

愛を縛る十字架 小説

藍生有   

超ネガティブ受け登場

双子シリーズのスピンオフ出ました♪
珍しく3Pなしでした。
モデル双子の話でマネージャーを口説いていたカメラマンの坂口が、主人公受けの亡くなった恋人の弟として攻めで登場。
ホストのエロ双子もゲスト出演。
今回でエロ双子シリーズの第一シリーズは終了とのこと、また第2シーズンがあるそうで、ワクワクしちゃいます♪

今回は、主人公の受けが不実でも恋人だった男を失くして10年
それは雨の日の…

1

緋色の秘蜜 ~北の村の赤ずきん~ 小説

西野花  海老原由里 

異説・赤ずきんちゃんは・・・?

表紙絵を見ただけで思わず赤ずきんちゃん?と想像した通りに、赤ずきんちゃんをモチーフにしたおとぎ話BLでしたw
ただ違うのは、
送りだす母親は置屋のババァみたいな、おばあさんは村の男達、猟師は悪い人で、狼は赤ずきんちゃんを助ける王子さまwww
こう比喩を解説しただけで、中身がわかってしまうという、お話的にはすごく簡単で解りやすいです。
萌えはどこにあるのかとすれば
赤ずきんちゃんの淫乱体質…

7

食わせ者の純愛論 ~准教授 溝部孝蔵~ 小説

chi-co  陸裕千景子 

ラガーマンの押しにディフェンス敗れる

「王様の恋愛美学」で独尊准教授の友人にして、三郎の恋愛相談に乗ったりチャチャを入れていた友人准教授の溝部が今回の主人公。
そして相手は何と!!三郎の友人。。寡黙で余り印象が残ってなかったラガーマンの斑目でした!!
いつも愉快なChi-coさん作品なんで、今回はどんな笑いが待っているかと思いきや、割とというか意外にも、初めての真剣な恋愛にヘタレる大人が描かれていて、ちょっぴり切な系・・・ちょっと…

2

吐息を重ねて語る愛 小説

遠野春日  門地かおり 

親子2代の執着愛

純粋無垢な子がエロエロされちゃうお話って、どうにも苦手ものだったりするんですけど、これ、実はイケました!
最近挿絵は書かれてない門地さんイラストがショタ風味満載でエロいんだ♪
03年のGENKIノベルスの新装版で書下ろし短編が一本入ってます。
嬉しいのはその時のままの門地さんのマンガ3p分が入ってることです♪
話的には何と言っても、主人公達の父親もまた禁断の関係があり、一方の親子のもう一方…

2

カタギの分際 小説

櫛野ゆい  小山田あみ 

ワンコな年下攻めとツンデレやくざ

櫛野さん、6冊目の単行本はヤクザが主人公。
基本、この作家さんの作品はライトで明るくてまっすぐな印象を受ける登場人物が何かしら登場しているような気がして、読後感もすがすがしいものが多い気がします。
この作品も、攻めのカタギ青年があまりに素直で人の心に知らないうちに入り込む術にたけており人好きのする性格、
片や受けとなるヤクザが、一見クールなのかと思いきやこの年下青年にペースを狂わされてツンが…

0

情人 -こいびと- 小説

あさひ木葉  笹生コーイチ 

愛している気がするから愛するへの変化

小さな組を仕切っていた親が大陸の組織に惨殺され、幼なじみである組の息子に監禁されて愛人の生活を送っている主人公のお話。
1作目で「愛してしまう気がする」と、微妙な男心(?)で終わったのですが、
2作目で命をかけた山場が登場して気持ちが本物になるという展開を見せました。
旧版に小冊子とネットで挙げていた短編が入った新装版になります。

1作目では不本意に監禁され、無理矢理体を奪われ、服従を…

1

甘い恋の手ざわり 小説

李丘那岐  水名瀬雅良 

あっまーい♪

ええー!?これが李丘さんの作品なんですか?って思うほどに甘さを感じた本作は
天然気味でほわ~んとした何となく浮世離れした受けちゃんが、僕といいながら、革フェチだったりブラコンだったりもして、健気な様が何かツボった作品でしたw

子供の頃に両親を亡くして、現在俳優になっている兄に高校をだしてもらい、その後革職人としてやっていたが、工房が潰れ、知り合いのツテでクラブのボーイをしているのが主人公・…

1

優しくて切ない 小説

名倉和希  北沢きょう 

思い切り泣くもよし、怒るもよしw

最近の愉快な名倉作品に馴染んでいたため、こんな切ない話も!と驚きました。
多分受けの心情に100%肩入れして読むと、彼の健気さ辛いことがあってもぎりぎりまで自我を出さずに耐え忍ぶ姿に後半涙失くして読めないものがありました。
そして、攻めがこれまた狡い奴なんですが・・・以前何かの本に「一番タチが悪いのはバイよ」・・・まさに愛情にあぐらを掻いて、受けを都合よく扱う姿への腹立ちが優先してしまうと、そ…

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