茶鬼さんのレビュー一覧

薔薇の守護 小説

夜光花  奈良千春 

ラストへの期待が多いに高まる

前作、ラウルの奪還を通して、啓が大きく成長したことや、驚愕の3P出現など、かなりハラハラドキドキワクワクした展開に比べ
今回も色んな事があるにもかかわらず、それのどれもが重要人物だったり、気になる事だったりするために、テンコ盛りになってしまい、あれよあれよと最後までいってしまいました。
次巻が最終巻になるために、要素を詰め込み過ぎて、
そういう意味で、前作に比べ決してトーンダウンではないです…

2

元カレと今カレと僕 小説

水無月さらら  水名瀬雅良 

あとは宜しくたのんだぞ!

最初に書きます。
非常に面白かった!水無月作品の中で自分的に一番の作品でした♪
何がよかったかというと、題名の通り僕に対して元カレと今カレがいます。
しかし、表紙を見るに一人は背中に羽が・・・
そうなんです!元カレは幽霊!!!
そんな設定も愉快でありながら、攻め様のキャラも受けの男子と絡むと何だかちょっととぼけたようなお坊ちゃまな(常識人で普通ではあるが)雰囲気が何気に面白く、
そして…

6

ガラスの匣 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

育成ゲーム風で愉しみましょう♪

この本の最初のページをめくった時に、イラスト入りの人物紹介があるんです。
あれ?なんでこんな・・・ひょっとして推理モノなのか?続くのか?
しかし、あらすじを見るとなぁ~、、、
その謎は読み進めるうちに見えてきました!
そうです♪育成ゲーム風なんですよ。
なかなかに面白い試みのお話。
ゲーム風なので、小説の奥深さとか面白みを追及してしまうと、何故?どうして?そんな?みたいな部分が多々発生…

1

孤高のラブリー~もふもふするがいい~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

今回はカワイイもふもふ

もふもふも3作目♪しかも外人で白もふもふデスv
副題が~もふもふするがいい~っていうから高慢な女王様(俺様)もふもふなのかと思いましたら・・・ちょっと天然風の一途でかわいらしいもふもふ!
そして、お相手となるのは前作クロの恋人となった朔哉のお兄さん!
そういった条件がそろった為か、すごくお話は単純明快。
お兄さんの気持ちが決まればもう、クリアって言う感じでライトでさくさくっと行けちゃいます…

1

罪の海に満ちる星 小説

森田しほ  竹美家らら 

半分涅槃にいる子

作者さんのサイトで綴られた「兄の掌」というお話の弟のその後編ということになるそうです。
文中に入れられた、その過去のお話は非常に辛く厳しく
育児放棄された兄弟が身を寄せ合って、二人だけでしのぐ姿が垣間見られます。
この弟にはどうしようもない救い難いものがあります。
重く苦しく、果たしてこの関係が進展したこの終わりでいいのだろうか?
確かに救われたハッピーエンドの形をとって、ラブ度の高い後…

2

最凶の恋人 -ある一つの賭け- 小説

水壬楓子  しおべり由生 

カカァ天下は愛情への自信

バカップル物語・・・いや、攻めがバカ・・・スマン柾鷹!(爆)
な最凶シリーズの新作は7年ぶりの書下ろし。
日向さんの「極」シリーズの極妻達と片を並べるほどに成長した遥の男前が一段とアップしているのに比例して(?)柾鷹のバカっぷりもアップ。
いえ、遥への溺愛っぷりはお前子供か!?と突っ込みたくなる率が非常に高くなっておりますww
本当に、始まりはシリアスで傲慢俺様に、ねじ伏せられる受け、とい…

5

長距離初恋 小説

西江彩夏  七海 

20年愛

一組のカップルの、出会いと付き合うきっかけ。
そこから始まる、別れ、再会等のターニングポイントを経過しながら、それぞれの気持ちが確固たるものへ変化して、年齢とともに大人になっていく様を描いた、ドキュメンタリーをも思わせる初恋の歴史と行方のお話。
読み終わって、ああー彼等って歳を経ても純粋で、これは初恋を貫く純愛の物語なのかな?ってそんな印象を受けました。

<川本視点>航空技師を目指す川本…

7

純愛淫堕 -じゅんあいいんだ- 小説

バーバラ片桐  小路龍流 

30歳のエロセリフ

リリ文庫には「花」「月」「雪」とお話のタイプによって3シリーズがあるのですが、滅多にない「月」が出ました!しかもバーバラ作品♪
いやー、、、エッチシーンが長いんですわ。
冒頭もそれから始まるんですけど、20pくらいのが、割と頻発する。
受けちゃんが淫乱なんで、喘いでエッチな言葉を発声するので長くなるんですが、、
どうも自分がぼちぼちそういうのに食傷気味になってきたのか、エッチページの長さが…

5

愛だけをうつす瞳 小説

芹生はるか  みずかねりょう 

とんでもない30歳!

普通とは何ぞや?と時々自問自答する時があるのだが、いわゆる常識を逸脱しない程度の言動が日常なされていればそれを普通と呼ぶのか?
とすれば、このお話の主人公・陸は普通じゃない!
彼を一途に愛している攻めとなる稔幸も、愛で目が曇っているわけではないだろうが、そんな陸を諭すでもなく甘やかし続けて6年間。
そういう意味で普通じゃないかも!?
ということで、痛すぎるキャラクターが主人公のお話は、あま…

1

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

少年は分別を覚え、大人は見守る

コバルトで05年に出された作品の新装なのですね。
麻生ミツ晃さんの初めての挿絵のお仕事だそうで、中の白黒カットはほとんど手直しなしに当時のまま再掲載だそうです。

一応お話としては悲恋ものになっており、互いに気持ちを残したままの納得づくの終わりになっております。
主人公達がドラマの主役で、しかもそのドラマが同性愛を扱ったもので。
役に入り込んで、本来の素と役柄と本人は見分けを付けているつ…

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