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79/178(合計:1775件)
神楽日夏 陵クミコ
茶鬼
ネタバレ
地味だけど誠実で、地に足のついた感じがするお話でした。 本当に派手さはない。 二人ともノンケだし、大きな事件があるでもない。 ともすれば、つまらない。。。と思ってしまうかもしれないけれど、お話が色恋どうのというよりも、主人公達の生き方、みたいのがクローズアップされているから、それがこの作品の魅力なのかもしれません。 また表紙絵の仔猫がひっついてる様がとても可愛らしい♪ 祖父の鯛焼き屋…
崎谷はるひ タカツキノボル
「不埒なパラダイムシフト」でマキのチャット仲間にスピンオフカプが・・という前作後書きに日比谷の相手は一体誰?なんて期待しておりましたら、意外にも早く登場してビックリ! しかし、、、予想しなかった人だったよーーー(読みが甘い?) 日比谷オネェ言葉で何となく正体のつかみづらい人だなーと思いましたが、ここまで、実にラストまでこじれるとは、、おかげで分厚い本になりました(汗、、) 和典が初めて日…
小林典雅 秋葉東子
確かにいつもの典雅節なんです。 ぽんぽん出る会話のその言葉の選び方、引用のフレーズ。 それが面白さを運ぶ源なのではありますが、 今回はただそれだけで、ユニークなキャラクターが活躍しきれなかったというか、もっとキャラの面白みを引きだしてくれていたらなーという感がぬぐえない。 まさかレーベルのカラーが邪魔をしているとは思えないが、雑誌掲載という部分がネックになって、非常に軽いクセの薄い原因にな…
早乙女彩乃 兼守美行
甘ったるいお話はどちらかというと苦手ですが、時としてヒットするときもある。 しかし、するのとしないのと、どこに差があるのか自分でもよくわからないが、多分今回は受けの皇太子が好きでなかったのかな? 側室の息子で弟になるジークフリトが好きな皇太子デュールは、一途にヂュールを想う近衛隊長で側近のフェンリスとジークフリトの身代わりを承知で関係をもっているのだが、 フェンリスと慕っている兄デュール…
仙道はるか 陵クミコ
自分が趣味じゃないを小説で出す時は、萌えツボと違ったからとかではなくて、どちらかというと文章だったり構成が自分的にあれ?という場合が多いと思う。 そういう意味で、この小説は要素的に面白いものを沢山持っていながらそれらが散漫になってしまい、 また文面を理解するのに、謎を入れて後でそれを明かすという手法をとっているから仕方ないのであるが、そのぼかし方が実に不親切で、まるで後だしジャンケンのような、…
李丘那岐 三池ろむこ
義理の兄と弟、そして合気道と手芸。 そして何より、一番萌えをもよおすのは主人公・高校生の時流に疎くて、まっすぐで義兄を”兄上”と呼ぶそのキャラクターです♪ 今どき、こんな生活している高校生男子がいるのかというほど、現代生活と程遠い、楽しいことがあるんだろうか?と傍から見ると憐れに思ってしまうんですが、本人はそう思ってないからいいのです。 そんな彼の甘えることができない、でも甘えたい、愛された…
山藍紫姫子 本仁戻
角川文庫版の「スタンレーホークの事件簿」2巻は、1巻には未収録作品という特典があったのに、今回は何もなくちょっと残念。 しかし年明けには本仁戻さんのコミカライズがいよいよ発売になるので、それを愉しみに待つことにしましょう♪ 今回は、連続強盗殺人事件の囮捜査がメインのお話です。 アッパーを狙った連続殺人事件にスタンレーの依頼でロスフィールドが囮となるのです。 この事件を通して見えてきたの…
高遠琉加 高階佑
読み終わって一言。さすが高遠さん!! ある事件を通して、一組の幼馴染と刑事のコンビを主軸にし 特に幼馴染組の人間ドラマや過去を深く見せながら、謎解きをしていく人間サスペンスドラマの構成は 「世界の果てで待っていて」で見せたその秀逸な手法をとり、ぐいぐいと引き込む魅力にあふれています! この巻で何となくぼんやりと浮かび上がる事件のまだ見えない真相と、幼馴染みの関係。 更に、何と!この刑事コ…
ゆりの菜櫻 小椋ムク
小椋ムクさんのイラスト買いです♪ 若頭!?ヤクザ!?ちょっと見えないなーとも思いながらも、いきなり口絵カラーのエロ乳首にハァハァし、 そうそう、ムクさんイラストってかわいいけどエロいんだよ!と思いだしましたww そんなエロイラストが光っていた本作。 実は、あんまり内容は期待してなかったんですが、この若頭の本質というか二面性というか、性格が一見軽そうでいて”お、見直したぞ!”みたいな部分に好…
凪良ゆう 穂波ゆきね
”幼馴染の恋愛モノ” ごくごく定番のテーマに、作者さんが後書きで「普通」と書かれているようにたわいもない日常が展開されるのだけど、 その中に含まれている、登場人物の抱える背景と境遇、別れと再会、それぞれの気持ちの変遷が、実に子供から大人への階段を上って行く様を表わしているようで、 それが丁寧に綴られていることが、登場人物達との一体感を感じさせます。 惹きこまれる時点で、すでに普通じゃないと…