茶鬼さんのレビュー一覧

王子が町にやってくる 小説

鳩村衣杏  鬼塚征士 

ザ・田舎!

帯を見ましたら、「超攻宣言! 謎のイケメン王子様×恋愛経験ゼロの王子様!? 最高の攻との出会いをお約束します」と・・・
いや、帯の煽りは大体大げさだから、、と自分にいいきかせながらも何気にイケイケ&オセオセ王子攻めなのかーーー?期待w
確かに、すごい強引な攻めだったけど、それは本気とも嘘ともとれる軽いノリの、あわよくば、な上での姿で、実際は結構イイ人なんだな。
ただ、物語の性質上彼の正体がラ…

2

血の桎梏〜邂逅〜 小説

あすか  いさき李果 

猫のような謎の生き物に萌える

BLなのに、主人公よりこの摩訶不思議な生き物が気になって、気になって、こっちにすごい萌えを感じているって、、、よくあるんですよ(汗、)こういうあんまりラブに関係ない部分に萌えちゃうのってw
その生き物とは・・・一見猫のような、そして尻尾を使って器用に人間の手伝いをして・・・その外見はまるでピ●チュウか、ナウ●シカに出てくるテトとか、、、それをイメージしちゃうんですねv
しかも何か子供みたいでか…

1

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

年下のほうが年上みたいですよ♪

やっぱりね、何も突っ込まずに素直に彼等を受け入れてこそ感じられる感動とか喜びとかがあるのですよ。
いちいち重箱の隅をつっつけば、あれやこれやきっとあるんだけど、それをつついても尚それを超える胸キュンの数々や恋の切なさがあるからこれが好きって言える。
まだ「君に降る白」からしか作者さんの作品を知らないけれど、そういう作品を書く作家さんなんだなって思います。
またまた今回も、主人公の少年にちょっ…

9

悪夢のように幸せな 小説

宮緒葵  水名瀬雅良 

痛い、怖い、ゾゾゾ~!

前作のデビュー作品、いきなり主人公は死んじゃうし(もちろんリセットあり)ワンコというよりは思いっきり犬だし、ちょっと普通のあの手のお話とは違う一癖ありそうな雰囲気を持っている作家さんだという印象はありましたが、やはりそうだったか(歓喜!!)
2作目は甘苦いというか、後味悪いというか、ほの暗い映画を見た後のブスブスと泥水から空気が泡をはじいているような、そんな後ろめたさを感じ(読者が後ろめたくなっ…

6

猫を愛でる犬 小説

剛しいら  東野海 

受けも攻めも男前

ショコラ文庫の剛さん作品は2作目ですが、前作も今作も共通しているのは何だか受けも攻めも気持ちがよい性格というところ、ポジティブなところですね♪
何だか結構現実で考えると怖いような深刻な問題があるのに、主人公達が男前なんで、さっぱりしている。
後味がいいのが特徴なんではないか?と。。。
今回は、犬と猫が登場します。
しかも、これがまた賢いんだ~!こんな子達なら飼いたいぞ!と思うようなイイ子達…

2

後は灰になってもいい 小説

斉藤まひる  九號 

やさぐれて、派遣切りそして戦場カメラマン~時事満載!

実はこの作家さん、ちょっと一筋縄でいかない人物を、ちょっとBLには珍しい人間を描くので密かに注目している作家さんです。
お話自体も、職業についてかなり詳しく経済の話しを盛り込んで、この話の設定と経過年数にふさわしい背景を持ってきているところがユニーク。
主人公にかんしても、今回は経済ヤクザが主人公ですが、よくあるスマートで冷酷で頭が切れてイケメンで、、、という格好いいイメージを覆す?
確かに…

4

正しい猫の躾け方 小説

桐嶋リッカ  ホームラン・拳 

ロシアンブルーとアビシニアン

保護者の借金のカタに売春クラブに売られて、調教されて、、
なんて見るとちょっと悲惨なのかしら?エロエロなのかしら?
なんて思うんですが実に甘くてかわいらしいお話でした。
きっと好きな人にはすごく好きなお話になるんじゃないかな?

本編の主人公怜二は、親戚をたらいまわしにされて、最後の保護者には見栄のために世話をされていたようなもので、色々なものをあきらめているような少年で、自分が売られた…

2

ターン・オーバー・ターン 小説

火崎勇  麻生海 

火崎さんて、本当スゴイと思う

本編とは関係ないんですが、火崎さんて個人ですか?
毎月毎月必ずというほど、どこかから新刊が出ていて多いと複数新刊が出る時もある。
一人の作家さんでこんなにハイペースで商業本が出る作家さんて稀だと思うんです!
だから思わず「火崎勇」っていう名前のユニットなんじゃないか?って思わず疑ったこともありました(汗、、)
そんなに熱い盛り上がりは滅多に見せないものの、淡々とした表現が特徴で、ある一定の…

3

RDC -レッドドアクラブ- 小説

水壬楓子  亜樹良のりかず 

新シリーズの始まりです

水壬さんの新しいシリーズの始まりは「RDC」という大人の男の会員制秘密クラブを舞台にしたものになるということで、トップバッターは年上のヤクザ風の男性と芝居の好きな情熱だけで何ももっていない男子の歳の差マイフェアレディもの。
多分に、そのクラブの性質とかこれから登場してくる人物の紹介めいた部分もはいっているからなのか、お話的には結構甘くて、また展開も結構トントン拍子で都合よくいってしまうので、ドキ…

0

『コイビト』 小説

椎崎夕  三池ろむこ 

ひたすらただひたすら一途な大型ワンコ

99年の作品の新装版だそうです。
本編に書き下ろしで、主人公カプの本編前と、本編後の2本が入っていて、二人の関係がよくわかるようになっています。
それにしても、二人の出会いから実に6年半?全く甘い部分はなく、受けはツンデレをつきとおし、攻めは受け一筋の、時に嫉妬する番犬かストーカーかのような一途さをつきとおし、自分的にはちょっと読みにくい話になっていました。
そんな点であまり主人公達に入れ込…

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