葡萄瓜さんのレビュー一覧

俺の下であがけ コミック

Alice Blue  天城れの  池玲文  桜遼  環レン  亜樹良のりかず  九州男児 

とりあえずお試しパック

陵辱調教ゲーム「俺の下であがけ」の漫画化。
陵辱調教とは言え本格的な道具を使う描写は
漫画化されておりません。
ゲームをやる前の社長攻コースの前菜と思って
戴ければ良いかと。

受それぞれの補足情報を以下に。

樋口崇文 : 攻の中学生時代の同級生。花屋。
吉岡啓一郎 : 攻の秘書。
清水新 : アルバイター肉体労働系。
       攻の社屋ビル建設現場勤務。
山口幸雄…

2

天と地と風と そして春の月 コミック

生嶋美弥 

そして絆は残った

時代は残酷な程確実に流れ行く。
その中で、心の絆は不変だった。
愛かどうかは明言できないけれど、
同じ明日を見つめる者同士の絆は、
確かに残った。

新釈新撰組物語最終巻。
同時収録は学園パラレル者完結編。
ある意味本編よりも受が素直。

1

そして春の月 コミック

生嶋美弥 

新釈新撰組

一言で言えば
「大義名分に依存していない新撰組の物語」
です。
そもそも抱かれるきっかけが人斬りの後の
ショック療法的なものなのですから。

それでも、確かに何かの絆はあったのです。

0

コイ茶のお作法 1 コミック

桜城やや 

静謐だけでは足りない

完璧鬼畜の攻に単純ワンコの受が弄ばれる
展開か、と思えばさにあらず。
受も攻も年頃の男の子ですから暴走加減は
似た様なものです。むしろ攻の方が余程タチが
悪いかも知れない。
受の野球部ユニフォーム姿も美味しい一巻です。

同時収録は攻の友人カップルの甘々振り一篇と
攻の妹と受の妹が絡みそうで絡まない百合風味
ラブコメ。

3

コイ茶のお作法 2 コミック

桜城やや 

完璧な攻などいない!と思う。多分。

受の運動領域が野球から空手にシフトする第二巻。
この二人の関係、周囲に干渉されつつも何処かに
きちんと先の光明が与えられていたりするのですね。
若いんだからきちんと乗り越えなさい、と言う感じなので
しょうか。

同時収録は攻の友人(攻)と年上の受との話一篇と
攻の妹と受の妹が絡みそうで絡まない百合風味
ラブコメ第二弾。妹同士も兄達の頓珍漢振りを
見習わなくとも…。

2

ラブロジック コミック

龍瀬弓乃 

エロ生一本

元は男性向けの男女ものを描かれていたと
言う作者さんのBL作品です。
でも濡れ場だけでなくてお約束の美味しさも
あり、又少しピントをずらした美味しさもありで
噛み締め甲斐のある一冊に仕上がっています。
さりげなく重みのある話もございますしね。

表題作に相応する話は風邪ひきの後輩を見舞う
先輩の話。お約束の様で居て少しずつずらして
あるのがポイントです。

0

コイ茶のお作法 4 コミック

桜城やや 

大団円マイナス1

と、言う訳で迎えたシリーズ最終巻。
受をそう言う意味で慕う少年の存在が浮上したり、
攻の過去が思わせぶりに登場したりと言う波乱も
織り込まれ、最終的に想いは一服の濃茶に纏まる
のでありました。

同時収録作はこちらも綺麗に纏まった攻の友人
カップル話最終話。受兄妹の成長の回想の筈が
・・・の1P漫画。そして…遺伝子が見事に祟る攻妹
×受妹のすれ違いラブコメ。

2

コイ茶のお作法 3 コミック

桜城やや 

思惑違い

多分、攻は最初思っていた筈です。
受との時間は自分の意のままに過ごせると。
自分のペースで二人の時間を過ごせるのだと。
でも、自分の方が受に感化されて変化しつつ
あったのですね。

同時収録作は何歩か前進した攻の友人カップル
登場番外編&妹達の百合風味コメディ。
王道を笑いで返す所が味わい深い。

1

Electric Hands コミック

蔵王大志 

ボケる攻、ツッコむ受

王道展開に流されず、コミカルに回避しつつも
さらりと深い所を抉る作風はお見事。
受の感じ易さが攻略ポイントになるのではなく、
攻にとって前進のハードルになってそして…と
言う進行が良いですね。

同時収録作品における攻める12歳の登場も
美味しい所。
等身大と大人びた部分のギャップがかなり
美味しいかと愚考します。

0

飛行少年ズ コミック

野火ノビタ 

時代の一里塚

二次創作と言うよりは二次創作の延長線上に
ある作品群ですね。それをどう受け止めるかは
それぞれですが。
二次創作に重なって、野火ノビタと言う作家さんの
惑いも観えて来る様な、そんな一冊です。
原点の味わいでしょうね。

3
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