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58/67(合計:663件)
黄上恵理
葡萄瓜
普段おちゃらけてる人がふと真剣になると ぐっと引き込まれませんか? この本に登場するのはそう言う受と攻が殆ど です。「Revenge」は異色作の部類ですね。 ノリで展開していても愛故にきちんと収まる 関係もあれば、ノリばかりを重く見た為に 些細な罠で身を崩したりもする。 味わい深い一冊です。
鳥人ヒロミ
原石を裸のままで愛でるも一興。 自分好みの誂えを拵えて愛でるも一興。 ただ、原石の輝きを損なわぬ様になるべく あっさりした誂えで。 ビブロスより刊行された版に表題作シリーズ 「サイレント・マジョリティ」と併録作シリーズ 「シークレット・キス」「シンクロニシティ」を加え、 象牙色を基調にした装丁で仕上げた一品。
あらなが輝
一部古い作品もありますが凡そが 2000年代になってから描かれた作品 です。 あくまでも受のショタっ子は男の子と 言う観点で描かれていますので抵抗感は 少ないかと思われます。 男性向寄りの香りは少ししますが、 どちらかと言えば女性向の感覚で あるのやも知れません。
諸汰鎮孝
男性向けショタのパターンに嵌り込んで いる様に見えて実は…という細かい視点の ずらし加減が心地好い感じです。 物語の展開法は正統派のBLに近いものが あるかも知れませんね。 版元の方針の為か男女ものも併録されて いますが、そちらの味わいもよろしいかと 思われます。 表題作相応作シリーズのテーマは「心の開放」 と言う所でしょうか。
柊柾葵
過激な暴走があるからこそさりげなくちりばめられた 細やかな心情が浮かび上がります。 思い切ってコメディの部分を前に出しても又違った 味わいが出て来ると愚考しますが。
多分、男性向ショタとして捉えるならば もう少し評価が甘くなるかも知れません。 安易な女装ではなく、微妙なバランスの 上で感情を描き出しているが故に女性向 にも美味しい一品になっていようかと。
山田参助
作品初出の殆どがBL誌ではない為、 違和感を感じつつ読み進められる方も おいでなのやも知れません。 しかし、ページを進めて行く内にあなたは 気付く筈です。 コマの間を満たす恥じらいと純情に。 『雄らしい』と言う形容の裏側には、身悶え してしまう様な恥じらいと純情が満ち満ちて いるのでしょう。
ともゑななこ
好きと言う気持ちがきちんとあるのに 上手く表す事が出来ないから暴走する …という話が多目の短編集です。 基本トーンが甘々なので暴走といっても 微笑ましいものですが。 一言で言うとロリショタ、と言う感じでしょうか。
ある意味で調教ものと言える作品です。 原石の状態の攻を受が挑発しながら自分好みに 仕立てようとし、攻めが迫ると怖気づいて身動ぎ する。その丁々発止がどう収まるかを愉しむのも また一興。 甘いだけではなく、しっかりとスパイスが効いて おります。
野火ノビタ
二人の攻の内どちらかを選ばなければ いけない受…彼が女王様な性格であれば 物語は明るく展開するのでしょうが、そこは 野火さんの作品らしく、三者三様に苦悶して 話が展開します。 野火ノビタ風のBLを味わってみるのも良い やも知れません。