total review:308115today:25
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/138(合計:1371件)
北別府ニカ
葡萄瓜
この表題作を生々しさが一切なく糖度200パーセントの 実写作品に仕立て上げる事が出来る映画監督さんが居たら、 評者はとりあえず主義主張を鉛の箱にしまい込んで 褒め称えたい、そう言う読後感です。 何しろ表紙が表紙ですので変な覚悟を持って挑んでみる訳です。 そしたら思わぬ所へ叩き落された上にごろごろと転がされる 訳です。 こんな奇妙なバランスを成立させた作品がおいそれと 実写化されてた…
日渡春祈
もしかしたら、評者はこのレーベル自体に対する評価の 第一歩を間違えていたのかも知れません。 全年齢向けを基本としつつロマンスの過程を描くのが このレーベルのカラーだと思っておりましたが…、 今作の様な難しい球をしれっと投げられると、内包するものが どれだけ奥深いのだろうと勘ぐってしましますね。 今作の道具立て自体は、BLとしては全て有り得るものだと 評者は捉えています。 違うの…
りーるー
評者には珍しく、電子配信の時点から話を追って おりましたがその時点から裏切られっ放しでした。 無論、良い意味で。 この作者さんのショタ作品のテイストを更に突き詰めながら BL仕立てにした、と言う感想でまとめるのは簡単ですが、 その一言で収まる作品をサラッと出してくる方は 多分そうそういらっしゃらないでしょう。 その巧みさは作品のタイトルで既に発動しています。 改めてまとめて読んでみ…
平眞ミツナガ
全体的にデビュー当時から考えると線が太くなったなと お見受けしました。 掲載作の概ねの初出が電子書籍ですので、描線の傾向の 進化は初出媒体の進化に合わせたものやも知れませんね。 表題作とそのコインの裏側の傾向は恐らくこの方にとっては 初めての筈です。 既に有る様式の中にこの方の筆加減を馴染ませようと言う 訳ですから、ある程度この方の作風を承知しておかなければ 恐らく面食らうのは…
柳沢ゆきお
この方の商業単行本も、これで4冊目となりました。 短編集→長編→連作集、そして今般の中編集+αと言う変遷が ある訳ですが、ここへ来てデビュー単行本で魅せた様な えぐみをサラッと持ち出してくるとは、と驚いています。 でもそれを旨味と感じ取ってしまうのは、長編と連作集で 会得したであろう部分と熟成の為せる業なのやも知れません。 そして、手法の取り込み方にもまだまだ余念がない様で。 江…
イヌミソ
元々が同人誌として成立していたシリーズとの由。 それが電子書籍化され、そして紙媒体商業誌と なった訳です。 出自が出自だけに良い意味で自由奔放です。 ある程度の整合性はあるものの設定に雁字搦めに される事はなく、登場人物達が気ままに振舞っている。 神の人形でも紙人形でもなく、きちんと肉を持った 存在として。 ハードボイルドなゆで卵が程好い加減で潰され 混ぜられて卵サンドに…
土狼弐
描き下しを除く3作はすべて同人誌からの再録作品との由。 裏を返せば今まで在野でここまでのものを綴って来られたと 言う話になります。 ジャンルの幅が広がったので需要の幅もまた広がった 証明なのでしょう。 一昔前だったらレーベル以前に版元さえも違って刊行されて いた筈ですので。 とは言うものの、BLとしての琴線を振るわせる要素が 何処かに無ければこういう形で刊行される訳はありますま…
こだか和麻
レビュー、と言うよりはちょっとした挿話的に。 帯にもある通り、こだかさんの代表作「絆―KIZUNA―」の スピンオフなのですが、実はこのカップリングを、と言うより 攻めさんを初登場以来20年間に渡りゴリ押ししてきた方が BL業界の中にいらっしゃいます。 誰あろうこだかさんの担当編集者であるI本さんです。 こだかさんのデビュー当時からタッグを組み続け、こだかさんの 漫画のネタにもな…
黒豆麦茶
出自を軽くおさらいしておきましょう。 この作品は2015年3月から1年1ヶ月を掛け、Twitter上と pixiv上で発表した自主連載作品が基盤になっているとの 事です。このレビュー時点でもpixiv上に初出版が掲載されて おります。 またこの作者さんは本年(2016年)5月に電子書籍にて 商業デビューを飾られました。 作者さんpixiv→ http://www.pixiv.ne…
桜巳亞子
このレーベルから出ている本ですので 別ページ掲載の作者様インタビューと 他のラインナップを参考に、関係性の 深浅についてはお察しください。 簡単そうで難関な主題に対しかなり しっかり筆を奮った作品と評者は 受け止めましたが、登場人物各位の バランスについては読者それぞれの 立ち位置により判断は分かれてしまう だろうと愚考します。 物語としてはほぼ回収できており、 過不…