葡萄瓜さんのレビュー一覧

レンアイ同居人。 コミック

平眞ミツナガ 

早足過ぎた?

内容的には色々えぐってくる黒平眞降臨に
なるのかなぁ…と半ば期待しながら頁を
めくったのですが…実質白平眞とも言い切れない
感触にどうも戸惑っています。
帯とカバーと本文が見事にすれ違ってる
感じなのですね。
シチュエーションもキャラクターも確かに
美味しく戴けるのです。ですが、それらが
合わさって美味しさが倍増するのかと言えば
そうではなく、所々にどうしても馴染まない
部分が…

1

まじょおじ コミック

たつよし 

色々隔世の感

読み通した後でレーベル名を見返しまして…
この本がこのレーベルから出た事自体に
まず隔世の感を覚えました。
このX-Kidsコレクションと言うレーベル、
元来はショタものを扱うレーベルだった
筈なんですよ。昔あったショタアンソロジー・
X-Kidsからの派生ですから。
元ショタっ子の物語だからこれで良いのだ!と
言ってしまえばそれまでなんでしょうけど。

表題作が全ページ数の約…

2

【18禁・数量限定本】PINK GOLD 5 コミック

自由度の問題

この一冊に隠し主題があるとするならば
それは随所に挟み込まれている表紙の背景
なのだろうか、と読み終えたあと満足の一息。
リブレ出版さんの18禁BLはテーマ縛りで
進めるよりはある程度作家さんの筆に遊び心を
持たせながら…、と言う方がノリが良いんじゃ
なかろうかとやっとの事で悟っています。
まあこの悟りは現時点での話であって
この先覆される可能性が大いにある訳ですが。

さて、…

2

教師の純情 生徒の欲望(1) コミック

新條まゆ 

二重三重の冒険

かなり踏み切った一冊だと思います。
先ず世間の注目通りあの作者さんによる
初のBL作品である事。
ですがそこに注目されているせいかもう2点、
版元としてはかなりな冒険をされている事が
スルーされているのではないでしょうか?
この作品の初出媒体は版元さんの
マンガ配信アプリの無料コーナーです。
評者も確認してきましたが、そのコーナーは
BL専用ではありません。普通の少女漫画と
並…

8

坊主かわいや袈裟までいとし 2 コミック

本間アキラ 

途方に暮れて都都逸を

煩悩に貴賤は無い筈なんですが、どうしてこう
この巻では噛み砕き難い煩悩ばっかり集まって
くるのやら。
何かの対語として煩悩を活用したいと言う
腹積もりだったのならそれはとんだお門違いじゃ
あるまいかと頁を閉じて三味線抱えてついつい
斜め45度上の虚空を眺めてしまいます。
煩悩の匙加減がどこかで違っているのかも知れませんね。
だからこの巻は多分読み手として合う合わないの
差がかなり…

3

虹色パレード コミック

椎名ユキ 

匙加減

表題作についてこれがBLなのかと問われれば
評者はこれもBLですと少し言葉に迷いながら
答えるでしょう。
もう少し適切に言うならボーイズラブライク、
と評するべきかも知れません。
登場人物達は恋をしている、とは受け止めます。
ただそれがそのままLOVEかという問いに、
評者があっさり首を縦に触れないだけです。

そう言う意味では併録作の方が確実にBLで
あると言えます。
しか…

1

ルームメイト 小説

雪代鞠絵  早川麻百合  中村明日美子  ラナ・マクレガー 

背筋の伸びた物語

この一冊をどう言う位置に置いて読者として
対峙すべきか…と暫し考えましたが、答えは実に
あっさりと提示されました。
それは装丁が雄弁に物語っています。
つまりこの表紙は本体と4分の3程度の長さの
カバーによって構成されているのです。
必要に応じては本体の表紙だけでも充分都合が
良い様に構成されています。
本体だけで密やかに読むも良し、カバーにも
物語らせて雄弁に読むも良し、と言う…

6

相生結び コミック

 

結んで重ねて

作品のタイトルのこの言葉。
調べによると紐の結び方の一種、
あるいは水引の結び方の一種、
また料理の方面では二つの異なる食材を
用いて結びを表現した具材の調理法との事。
祝事に用いる事が多く基本紅白で表現される
との事です。
後書きでは具材に大根と人参を用いた
三番手の意味が採用されていますね。
そして更にこの作品には深みのある因縁が
絡んで参ります。その因縁があるからこそ

8

明転飛び出しッ! コミック

やまねむさし 

裏裏表裏

なんや読んでいる内に何処ぞの誰かさんと
被る様な被らん様なと要らん想像を巡らせた
評者でしたが完全にフィクションでしょう、
多分。
そう言う微妙なバランスの上で成り立っている
世界観ですので読む側にも存外匙加減が
必要なのかも知れません。
ある意味裏話が表の事情だったりする空間だとは
思うのですよ。だからこそ必要以上に繊細に
なってしまう。
じゃあ裏を裏返せばあっさり表になるの…

1

まばたきのあいだ 2 コミック

須久ねるこ 

臨界点に挑みつつ

初出が一般向け電子配信媒体。
そして単行本発行は一般青少年向けレーベルから。
こう言う二重の枷の中でBLの世界観を展開する事が
出来るのかと言う実験サンプルとしての役割を
成り行き上課せられたこの作品、BLとしてきちんと
終わる事が出来るのかどうかと評者は終始ハラハラして
おりましたが、どうやら杞憂だった様です。
確かにBLとしてのストレートな描き方を出来ない分
読者が拍子抜けして…

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