total review:287281today:13
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
40/239(合計:2387件)
姫野百合 円陣闇丸
fiona0109
『愛し過ぎる男』というタイトルを見て、一体どの位愛し過ぎるのだろうと思って読み始めた作品です。 大企業グループ総裁を祖父に持つ甘やかされたお坊ちゃんの廉とそのお坊ちゃんを預けられたソムリエの是津。 ホテルのレストランが2人の職場でほとんどがこのレストランと2人の生活の場である是津の部屋がお話の舞台です。 命令されるのが嫌いで一般常識も持ち合わせていない甘やかされたお坊ちゃんをそれはそれは辛抱…
桂生青依 円陣闇丸
初読み作家さんです。 表紙とカラー口絵の絆創膏(カラー絵では表紙より更に数が増えているのですが)が気になった作品です。 確かに保育園が主な舞台なのでやんちゃな子供達が登場するのですが、いくつも絆創膏を張らないといけないような描写はなかったかなと思います。 挿絵では主人公2人とも男性らしくてどっちが受け様?という印象を受けたのですが、本文を読んでいけば攻・受は明確でした。 受け様・攻め様交互…
秀香穂里 水名瀬雅良
タイトルと表紙から花嫁物とは分かっていたのですが、結構とんでも設定のコメディでした。 受け様視点と攻め様視点両方でお話が進んでいきます。 要になる要素はラスト近くまではっきりと明かされないので、期待しつつ読み進めることが出来ると思います(でも予想は結構序盤からつくかも…)。 個人的には和紗は『じゃじゃ馬』という程やんちゃには感じられませんでした。 結城に対して大して抵抗もしていないので、そ…
小説『じゃyじゃ馬花嫁』の発売記念ペーパーです。 本編でも甘々な2人でしたが、このお話ではそれに加え和紗の天然ぶりが際立っていました。 とある日の会社での開発会議での出来事です。 会議中に熱い視線で恋人の結城を見つめていた和紗。 その視線に耐えられず、会議後和紗に声をかけて引き留める結城。 他には誰もいない部屋で恋人同士が2人きり…することと言えばもう予想は付きますが、流石の結城もタ…
河野葵 亜樹良のりかず
初読み作家さんです。 物語のほとんどは攻め様視点で描かれています。 舞台もほとんど会社のオフィスで、主な登場人物は同じ会社に勤めるサラリーマン。 同い年の美しく優秀な上司の氷見が気に入らず、いつか蹴落としてやると思っている部下の降矢が偶然氷見の秘密を知って…という始まりです。 実は途中まではあまり好きなお話ではありませんでした(汗)。 攻め様の異常な程の執着は嫌いではありませんが、そ…
カメイ与五郎太
2004~2005年に雑誌された作品集です。 タイトルの作品は描き下ろし作品で、この単行本に収録されている『恋求のみなも』の続編に当たります。 カメイさんと言えばファンタジーと可愛い作品の印象ですが、この単行本もそんな作品ばかりが集められています。 人間同士のお話もありますが、私はやはりファンタジーでほのぼのと心が温かくなる作品が好きでした。 そういう意味で、収録作品中では『淋しい夜のひみ…
冬城蒼生 笠井あゆみ
初読み作家さんです。きっかけは笠井さんが挿絵を描かれているという事でした。 1996年発行なので、もう20年以上も前の作品ですが、文体も絵柄もそれほど古さは感じませんでした。 当時の流行言葉や電気機器がほとんど出てきていないせいかもしれません。 物語はほぼ大学生の朝彦が住むアパート周辺で起きることなので、朝彦は大学生ですが、学生という事を感じることはほとんどありませんでした。 この作品…
新井諒 円陣闇丸
『落札者』というタイトルと表紙の豪華そうな雰囲気に惹かれて手に取りました。 日本の美術館に勤める学芸員と美術愛好家のイギリス貴族のお話です。 学芸員の神添も裕福な家庭で育っているのですが、貴族であり事業も成功しているリュシアンとは格が違います。 自分が美しいと思った美術品を次々と求めるリュシアンは付き合う相手も美しく、その愛人を連れていたオークションで神添と出逢います。 傲慢で自分の望むよ…
杏野朝水 佐々木久美子
杏野さんは初読み作家さんです。 文体は簡潔で落ち着いていて読みやすく、好みでした。 佐々木さんが描かれる体格差と性格の差がありそうな2人を見て、好みかもしれないと思って手に取りました。 保育士の岬と世界中を駆け回るカメラマンの鬼頭。 2人は岬が勤める保育園で6年ぶりに再会します。 鬼頭はまだ岬が高校生だった頃、岬に手を出してあっさりと捨てた男。 年の差がかなりある2人ですが、鬼頭に…
松岡なつき 円陣闇丸
松岡さんの作品を読むのはこの作品で3冊目なのですが、これまで読んだ作品はどれも外国や外国人が登場して、松岡さんと言えば外国というイメージが私の中にあるのですが、この作品も外国が大いに関わっていました。 主人公は2人とも日本人なのですが、渡名嬉は沖縄出身の明らかに外国人の血が混じっている外見をしていて、世界中を回って珍しい植物を探してくる逞しい野性的な男性です。 一方、調香師の神崎は幼い頃からエ…