fiona0109さんのレビュー一覧

天使に咬まれる 小説

西根公輝  円陣闇丸 

真里の感情が掴みにくいですが

西根さんは初読み作家さんでした。
ガチの兄弟、しかも双子とのお話という事で期待して読みました。
弟の真里視点メインでお話が進んでいきますが、幼い頃はとても仲の良かった兄弟が中学生になる頃を境に急に変化してきて、それが高校生になった今でも続いているという状況からお話が始まります。
2人が幼い頃の描写はそれ程多くはなく、どの位仲が良かったのか想像するしかない所もあったのですが、現在の真里の心境が…

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インプリンティング 小説

浅見茉莉  円陣闇丸 

箱入りお坊ちゃまの恋

表紙の円陣闇丸さんのちょっとワルそうなイケメンが気になって読んだ作品です。
浅見さんの作品を読むのは多分この作品が初めてです。
台詞以外の文体は落ち着いていて簡潔で好みでした。
セレブでもかなりランクが上そうなお坊ちゃまの玲也ですが、一般の学校にも通学したことがなく、通常の人とは感覚がかなりずれていることが冒頭から分かります。
世間では常識と思われている事については言うまでもなく、加えて玲…

1

ランチタイム・シンデレラ 小説

小川いら  紺野けい子 

もう少しタメが欲しかったところですが…

紺野けい子さんの挿絵で見つけた作品です。
題材は好きな題材だったのですが、萌度としては中立か萌評価でちょっと迷う作品でした。
高校を卒業して8年ぶりに偶然再会する主人公達なのですが、かなりあっさりと自分の気持ちを相手に暴露して、両想いになるまではあっけないなと思いました。
2人とも社会人で結構仕事も出来る方のようなのですが、一流企業に勤める恭祐は意外にワンコで甘えん坊。
仕事をしている時と…

1

ブラザーコンプレックス 小説

  紺野けい子 

ちょっと気になる所はありましたが…

おまけで萌評価にしました。
義兄弟モノですが、それほどシリアスな展開はなく、サラッと読めました。
紺野けい子さんファンにとってはお久しぶりに目にする紺野さんのイラストが眼福でした。
相変わらず男っぽい色気漂ってます。

ストーリーは両親の再婚で4歳違いの義兄弟になった悠生と海斗が主人公で、海斗視点で進んでいきます。
兄弟となってから海斗は優しい悠生が大好きで、悠生も海斗を大切な弟と思っ…

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お試しデリバリーラヴァー コミック

那梧なゆた 

タイプの違う2組のカップル

初読み作家さんです。
絵柄に特徴がありますが、私は嫌いではありませんでした。
2組のカップルのお話が収録されていますが、リンク作です。

2つのお話とも私は好きで、特に受け様が可愛かったです。
表題作は会社員でノンケの保と学生で出張ホストのバイトをしている詢のお話で、詢はおそらくバイと思われます。
保と詢それぞれの視点で描かれていて、読者には2人の気持ちが分かっているのですが、ノンケの…

2

ハート・サウンド(2) ボディ・フリーク 小説

染井吉乃  麻々原絵里依 

シリーズ2作目

『ハート・サウンド』シリーズの2作目です。
おおまかな前作のあらすじがお話の中で出てくるので、前作を読んでいなくても理解できるとは思いますが、主人公2人の詳しい馴れ初めまでは書かれていないので、気になる方は前作の『ハート・サウンド』から読まれることをお薦めします。

この作品は前作が終わった直後からお話が始まっていて、1冊丸ごと舞台がニューヨークになっています。
名前と台詞がある登場人物が…

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ハート・サウンド  小説

染井吉乃  麻々原絵里依 

結構好きでした

この作品を読む直前に染井さんの他の作品を読んでいたのですが、その作品とは文体がかなり違って、私はこちらの作品の方がかなり好きでした。
主人公達が28歳と25歳という社会人で大人なキャラ達なので、落ち着いた雰囲気なせいかもしれませんが…。

主役の2人はバンドメンバーであるスイとシンセサイザーのエンジニアの宝で、芸能界を舞台にしているので、華やかな雰囲気があります。
スイが所属するバンドは活…

1

ブリリアント 小説

火崎勇  麻々原絵里依 

隠しているのが何なのか

火崎さんも麻々原さんも好きな作家さんなので、期待して読みました。
理由も告げず突然姿を消した若手画家の紺野が2カ月ぶりにアメリカから帰国するところからストーリーは始まります。
密かに身辺整理をし、都心から姿を消した紺野を見つけ出したライバルの飾沢は空港に迎えに行くのですが、紺野の側にはアレンというアメリカ人が付き添っていて、紺野の恋人だと告げられます。
紺野視点で語られているのですが、冒頭か…

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こわれもの コミック

遠藤りさを 

堕ちていく若者

表題作は以前に単行本で出版された『SUGAR Cube』という作品の完全版という事らしいです。
あとがきによると、『SUGAR Cube』に描き下ろしを加え、こちらの作品は以前の結末とは違った、光が見えるラストになっているそうです。
表題作の他に『あおのこと』というシリーズが収録されているのですが、こちらはまた別の単行本でお話があるみたいで、この本の中ではまだ続きがありそうな雰囲気で終わってい…

1

憎みきれないろくでなし コミック

萩野卯月(朱央晴美) 

表紙が綺麗だったので

朱央さんの作品は何冊か読んだことがあったのですが、この作品は特に表紙が綺麗だなと思って読んでみた作品です。
短編集で全部で5つの作品が収録されています。
登場人物は学生から30代後半か40台に見える社会人まで色々です。
王道な展開のお話が多くて安心して読めるのですが、時々Hまでの展開が唐突に感じる作品もありました。
中立と萌評価で悩みましたが、可愛いお話が多かったので萌評価にしました。

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