うえおさんのレビュー一覧

東京スペシャルナイト 上 小説

雅桃子  木村メタヲ 

まさかの上下2巻組

桜井遼一(マッサージ師)×春日宇宙(小学校教師)

シリーズ6作目にしてまさかの上下2巻組(!!)です。今までのシリーズ作品では主人公カップルのどちらかがヤクザという設定でしたが、この作品ではマッサージ師と小学校教師が主人公になっていて、冒頭はマッサージ師モノの王道(受がマッサージ中に感じてしまう)といった感じで話が進みます。

ちょっと脱力してしまうくらいの二人のやり取り(マッサージ)が…

1

東京スペシャルナイト 下 小説

雅桃子  木村メタヲ 

1冊で行けたのでは…!?

桜井遼一(マッサージ師 ヤクザの組長の隠し子)×春日宇宙(小学校教師 囚われた遼一を助けるために体を張る)

身も心も結ばれた桜井と宇宙でしたが、桜井のパトロンの命令で動いているヤクザに踏み込まれ離ればなれにさせられるところまでが上巻の内容でした。そして下巻では離ればなれの二人がどうやってこの状況をひっくり返し、ハッピーエンドに向かっていくのか!?という話になって来る訳ですが…

桜井はケ…

2

深き恋の闇に乱れて 小説

水月真兎  ひたき 

ちょっと特殊な設定ですが…

矢吹(新宿署の刑事 30歳)×天如(天在日輪宗の座主(トップ)18歳)

主人公のひとりである天如が若き密教の天才僧侶という設定なので、話の中では真言を唱えるシーンが出て来たり、「鬼」(悪い気の塊のようなもの)による事件が発生したりと、BLの中ではなかなかめずらしいタイプの作品に分類されるのではないでしょうか。もちろんちゃんとラブ(とエロ)の部分はありますが、設定に癖があるため好き嫌いはくっき…

2

甘やかに恋の闇はいざなう 小説

水月真兎  ひたき 

もっと読みたいシリーズです

矢吹(新宿署の刑事 30歳)×天如(天在日輪宗座主(トップ)18歳)

刑事と天才密教僧侶が主人公という異色BLのシリーズ2作目です。前作(「深き恋の闇に乱れて」)でカップルになった二人ですが、ただでさえ遠距離恋愛という条件に加えお互いの多忙により頻繁に会う事はできません。そんな中仕事の依頼で東京に来る事になった天如は、矢吹のアパートに押しかけ束の間の逢瀬を楽しみます。

前作では初心なの…

2

有罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

小説家×編集者シリーズ1作目です

穂高櫂(売れっ子ミステリー作家)×桜井透也(蒼山書房ミステリー担当編集者)

小説家×編集者のシリーズ1作目です。

蒼山書房の編集者・透也は、上司から売れっ子作家・穂高櫂の担当にならないかと打診されます。透也はデビュー作を読んで以来穂高のファンだったため、夢が叶った喜びと大きな仕事を任された責任感から穂高と円滑な関係を築こうと努力します。ところが社命により本来の時期を繰り上げて本を出版し…

3

原罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

前作でカップルになった二人ですが…

穂高櫂(売れっ子のベストセラー作家)×桜井透也(穂高の担当編集者 プライベートでは恋人)

小説家×編集者のシリーズ2作目です。(1作目「有罪」)

前作でめでたくカップルになった穂高と透也ですが、二人ともかなり不器用キャラゆえに順調な関係を築くにはまだまだ時間がかかるようで…。穂高を担当する他社の女性編集者や、透也にちょっかいを出す新人作家・天野などが登場し、ただでさえ危なっかしい二人の…

2

贖罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

試練を乗り越えて…

穂高櫂(売れっ子のベストセラー作家)×桜井透也(穂高の担当編集者 プライベートでは恋人)

小説家×編集者のシリーズ3作目です。(1作目「有罪」、2作目「原罪」)

カップルになる前もなってからも不器用な二人の恋愛に対し随分イライラさせられてきましたが、今作では相変わらずのイライラに加え切ない展開にちょっとハラハラさせられました。

冒頭はラブラブの二人の様子(H)が描かれますが、同居…

2

堕罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

シリーズ最終作です

穂高櫂(売れっ子ベストセラー作家)×桜井透也(穂高の担当編集者 プライベートでは恋人)

「有罪 ~Precious Love~」は「有罪」(シリーズ1作目)の後日譚、「微罪」は「原罪」(シリーズ2作目)の後日譚、「堕罪」は時系列で言うと4作目に当たる話で穂高×透也シリーズの最終話となっています。ですが前作「贖罪」(シリーズ3作目)が本編のクライマックスで今作は番外編という感じでした。

1

東京イミテーションナイト 小説

雅桃子  青海信濃 

“アサシン”って何度も言われても…(照)

大地(たこ焼き屋の露天商 裏の顔は殺し屋)×夕貴(ハーフで病弱な青年 売春宿で働いていたところを大地に連れ出され一緒に暮らすようになる)

※この作品にはシリーズ1作目「東京ミッドナイト」のキャラが登場しています。

大地は殺し屋で、依頼を受け藤堂組・組長の命を狙いますが、自分の恋人・夕貴と同様の青い目の持ち主(藤堂の恋人・真琴)に気を取られ、暗殺計画は失敗してしまいます。その後藤堂に捕ら…

2

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

ツンデレ子猫ちゃんとオヤジ

須田(所轄の刑事 以前は警視庁のキャリア組だった)×律(ライブハウスのバーテンダー 昔のパトロンに付きまとわれる)

元警視庁のキャリアとは思えないような粗暴で飄々とした雰囲気を醸し出している須田ですが、律の事が可愛くて仕様がないんでしょうね。顔を見れば「子猫ちゃん」「可愛い子ちゃん」とわざと嫌がるような呼び方をし、挑発する様な事を言ってからかっては、律が突っかかって来るのを楽しんでいるのです…

5
PAGE TOP