久江羽さんのレビュー一覧

愛のチカラで恋をするのだ コミック

夏水りつ 

他人を思いやれるひとたち

BLはファンタジーなので、こういう大金持ちの青年が出てきてもなんら違和感を感じないわけですが、ただのセレブなお金持ちではないところがよかったと思います。

攻・黒田がお金に執着が無いものだからこんな展開(500万円を紙袋に入れてあっちこっち)があるんでしょうね。着眼点が新鮮でした。受・音羽も天然の極みなくらい生真面目で、あ~私ってこういうシチュエーション大好きだなーと思いました。裏表紙のアオリ…

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誓約のうつり香 小説

秀香穂里  海老原由里 

ガチってやつですか?

雑誌掲載分と書き下ろしで1冊になっています。雑誌掲載分(表題作)のお話は、導入っていう感じで、評価するとしたら中立がイイトコかな。いまひとつキャラが立ちきっていない感じがしました。ガタイがいいはずの南(センちゃん・受)がどうしてもチマチマしたボクちゃんに見えちゃって…。

しかしながら、書き下ろし分のほうでやっとノってきたというか、本領発揮というか元柔道部員のデカイ男のガチな関係が繰り広げられ…

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挑発の15秒 小説

秀香穂里  宮本佳野 

恋のかけひき

本人が自己分析(押しに弱い八方美人、加えて多情)しているとおり、長年の間特定の恋人を作らないゲイとして奔放に生きてきたため、そのスタンスを変えることに抵抗があるラプンツェル保坂と、熱く思っている割に言葉では表せずグルグルしているかと思えば一旦堰を切ったら止まらないムッツリ風間、あっけらかんとアピールができ、軽くて前向きなモデル瑛の恋のさやあて模様です。

この3人の何がイイかといえば、保坂の『…

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虜 -とりこ- 小説

秀香穂里  山田ユギ 

映画化希望って言ってみたり

麻薬取締官のお話。

確か過去にもどなたかの作品で麻薬関係を読んだことがありますが、秀さんの勝ち。どこがすごいって、お仕事がバリバリなんですもん。ファンタジーだからねってお茶を濁すような場所がほとんどありません。

登場人物それぞれに、そうなった背景があり、そこの麻薬取締官・同僚・売人・家族たちが複雑に絡み合い、Loveもある。
この作品の場合、登場人物の背景を紹介しちゃうと、それだけで…

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蜜の王国(1) コミック

松本花 

変態(昆虫的な意味で)に拍手

蟻×アブラムシです!考えただけでエロイですが、そういうシーンは少なめ。やっぱり松本カラーで可愛く無邪気が基本でした。

しかし、基本の二人よりはっちゃん(ハチ)とかスズキさん(蟻)とか影さん(蟻地獄)とかの方がキャラが立ってる気がします。影さんなんてウスバカゲロウに変態までしちゃうし。

中でも、いつもならあまりそそられない浮かれキャラのはっちゃんが一番いい人に見えます。早くスズキさんとゴ…

1

通り抜けできません コミック

夏水りつ 

たしかに可愛い

このレビューを書く前に、既出のレビューを読ませていただきましたが、たしかに可愛いお話の集まりでした。

それぞれが、なかなかキュンとくる良作ですが、表題作の題名の付け方が絶妙だと思いました。また、階段の上からぶらーんと顔を出すシーンも印象的で、石井さんの天然なところが良く出ています。このくらいの話って、ホントにエッチは要らないなと思います。これだけで十分面白い。

夏水氏の作品を立て続けに…

1

チェックインで幕はあがる 小説

秀香穂里  高久尚子 

いいところは認めるのが大事

ホテル物といってもただのホテル物じゃなかったので、展開が楽しかったです。

総支配人・沖田の暗部をすっぱ抜こうと潜入したフリーライター・花岡が、最終的には沖田支持派になってしまうといったお話です。ま、いいところは認めないとなんですが。
花岡は、最初に秘書見習いとして潜入したのですが、ここがあまりにもアッサリ認められちゃったので、いま一つ納得できないまま読み進めたわけですが、沖田のほうが2枚も…

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完璧な恋人 コミック

夏水りつ 

ある意味せつない

会社の上司・篠原と、彼をずっと好きだった部下・上田。
篠原の隠された性癖(M)に気付いてしまったから、上田はSの方向から攻めちゃったそうで、うまく受け入れられてよかったねでございます。
その分、Mを自覚していない篠原は“脅迫されている”と思い、胸を痛めながらも、上田に惹かれていく自分に戸惑うという、言わば王道なストーリーですが、結構せつないので、トーンはせつないにしてみました。

そして上…

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野蛮な恋人 小説

成宮ゆり  紺野けい子 

乱暴で凶暴には意味がある

「綺麗で乱暴で凶暴な受」で、「元攻」に惹かれたもので、読んでみました。

その通りだったんですが、「綺麗」が主で私が無意識に期待していた「男臭さ」は殆ど無かったので、評価が低くなっちゃいました。(萌の下くらいかな。)どっちかと言えば「寂しがり」とか「愛されたがり」なんだもん。乱暴になったのも、それなりの理由があり、喧嘩の研究までしちゃうような律儀な人ですしね。もともとワイルドなわけじゃなさそう…

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幸村殿、艶にて候 4 小説

秋月こお  九號 

血わき肉おどる展開

今回はいままでで一番の壮大なストーリーだと思いました。
少年二人の救助をしつつ呪法を解き、豊臣の世になれば平和で豊かな日々が送れることをふれて回り、更には軍資金まで強奪してくるという…九州を一回りしちゃったわけですよね。細かい歴史上の人物は良くはわからないんですが、大友宗麟だったり島津様だったり、聞いたことのある皆様が…

さて、十人揃った真田組の今回の敵は桜島の女軍。道中も島に上陸してから…

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