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2/5(合計:49件)
西田ヒガシ
十架
表紙を見て分かる通り、とても絵は下手です。 それに華やかなBL作品の表紙と比べて、地味。でも前に見た同じ作家さんのアンソロジーの短編で泣いたことがあったので、思い切って買ってみることに。 表題作の「見つめていたい」「許して欲しくない」「もう苦しめたくない」は、妻子持ちのオヤジ課長・山口と、その会社へ働いていた若い金髪チャラ男・カズキの恋話。 笑顔を見せない型物課長なんですが、恋に対しては…
表題の「恋をしましょう」は吸収合併される会社の中年管理職・荒木とゲイの経営コンサルタント・小林の話です。 何処で恋が…?って言うのは西田作品でお決まりでしょうが…本当に突然来ます。 絶望に打ちひしがれ自殺さえ匂わせる荒木に焦った小林が「恋です!恋をしましょう!」と叫んで引き留めるって、申し訳ない切羽詰まった状況なのに非常に萌えたw 「恋を感じて」はその後の二人の話。 荒木が実は「魔性のおっ…
主人公・中道(医者)は院長である堤と愛人関係にあったけれど、堤が病に倒れ、意識不明の重体に陥り、迫りくる別れの瞬間に中道は怯えながら看病し続けます。 意識もない愛しい人に触れながら、「このまま世界が終ってしまえばいい」「今すぐここを誰か爆破してくれ…!」と涙するシーンが泣けて泣けてしょうがない。。。 そんな折、堤の息子・英男が研修医としてやってきます。英男は中道が父の愛人である事を知っていて、…
よしながふみ
今日は夏祭り~。七夕と言えば浴衣だよねっ!ってことで皆、浴衣姿に。 千影はデコちゃんと二人で。 橘はエイジと小野の着付けをするんですが、着付けって恥ずかしいよなぁ。 自分もやってもらったことあるけど恥ずかしいよアレって。 橘って何でも出来るんだなぁ。でも出来るのは彼女のお陰っていうのが殆どなのが橘らしいというか…。振った彼女がプロダンサーでスペインへ行く、と言った時の橘のフラメンコも出来ち…
高遠琉加 雪舟薫
刑事・櫂谷と元・刑事の探偵・黒澤の話です。 今回は3年前に失踪した双子の兄を弟と一緒に探す話で、まぁこちらの展開は読んでいく内に読めましたけど(笑) 兄・律の心情や潔さは心にしんみり来ました。 二人の関係性が自然だけど不自然な関係で、4年前にこんな事があった、2年前にこんな事があった。3歩進んで2歩下がる様な関係で不思議でした。自然な流れで合意の上に抱き合ったけれど、今はそれにも触れないし決し…
ヨネダコウ
小野田課長のスピンオフ作品。 メガネを変えたけど誰にも気づいて貰えない…。でも飲み友達の年上・出口さんはちゃんと気付いてくれてる…。 本誌にはエピソードのみの出演ですが、嶋の元カレに意地悪していたのはちょっとうれしい。その後で元カレが小野田に嶋の様子を伺う姿で寂しくなりましたけど…。そんな事を云うのならどうして優しくしてやれなかったのさ…と。 小野田さんの言う悩みを、カッコ良くフォローし…
木原音瀬 金ひかる
谷脇よ、お主懲りなさ過ぎないか・・・。 ガッツがある人だなぁ…。 自閉症の子が最終的なお相手だとは驚きです。自分はリアルでも自閉症の子を何人も見てきたのですが…ちょっと違うかもしれないけれど、愛という複雑な感情を受け止められないのだなぁと…思ってしまった。 最後出した答えが「愛はなんですか」の問いに「俺の傍にいれば分かる」って切ない…。 でも、それしかないんですよ。愛してるって何万回言って…
吉原理恵子 波津彬子
国王ルシアンと吟遊詩人キラとの愛憎話。 愛と憎しみは表裏一体で、憎しみを激しくするのは愛であり、それを払ってしまうのも愛。 最近CDと文庫を手に入れたのですが、レビューでは何処も大絶賛。涙でバスタオルが必要だとも書かれてあったので、名作として有名だったのですね。 いやー…読んでいる間はルシアンが許せなくて、キラがあまりにも可哀相で…辛い事の連続なのですが、泣く事はありませんでした。 一…
華藤えれな 雪舟薫
これは自分をBLへ舞い戻らせた作品です。 社長令息・柊一が15歳の誕生日に父が冴木という少年を引き取ってきたのが出会い。 柊一は何でも卒なくこなし、日々男らしくなっていく冴木にコンプレックスを抱いて、冷たい態度で接してしまうのですが、大学に二人が閉じ込められてしまった時に心を通い合わせていくシーンは幸せそのもの。けれど、父の会社に二人が就職した時に対立せざる負えない状況、冴木の秘めた野望を聞か…
日高ショーコ
日高先生の中で一番の良作。 アンソロジーや短編で本領発揮するタイプなのかなぁ、この作家さん。 表題作はツンデレ同士(高校生から社会人まで)の話。 ……ツンデレ同士だとこんなに恋愛って進まないしイライラするんだな!!と思いました。あ~ここでハッピーエンドなんだなっと思ったら、いきなり社会人で! ええっ!!!?と驚きました。攻めはいきなりガッと受けに襲ったりするんですが、そこまでのプロセス…