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斑鳩サハラ 明神翼
M
ネタバレ
那智学園の海棠力也は、幼馴染みでプレイボーイの生徒会長・源蘇芳の代わりに、二ヶ月という短い擬似恋愛期間の終わりを、相手に花束付きで告げる役目を担っていた。 そんな力也は影で、「死の告知天使サン・ジェスト様」と呼ばれていた。 それは幼い頃に、蘇芳の「兄になる!」と宣言した力也がそうと交わした約束でしていることだった。 あの頃は自分よりもずっと小さかった蘇芳だったが、いつしか力也より…
矢城米花 有馬かつみ
ちょっと薄気味悪くて気持ち悪い話。 折坂史哉は二十代後半のごく普通の会社員だった。 そして、今日もいつもと同じ日常が始まって終わるはずだった。 残業が深夜に及んだその日、史哉は何者かに襲われる。 意識がないままに体中を弄ばれ、気がつくと全裸で横たわっていた。 意識を取り戻した史哉が辺りを確認しても、周囲には誰もおらず、史哉の携帯には自身が吐精する様子を写した写真が何枚…
天海美冬 CJ Michalski
機動隊から刑事になったばかりの楡井直哉は、赴任先の街を歩いている途中で引ったくりに遭遇する。 その時すれ違った嫌な男に、配属先の警察署で再び出会う。 彼の名前は美園真。 美園は、研究職でありながら現場捜査に携わる異例の経歴を持っていた。 そしてまた、美園には男がらみのスキャンダルで左遷されてきたという噂もあった。 そんなさなか、楡井はいきなり殺人事件の現場へと立ち会うこと…
橘かおる 高峰顕
両親を亡くし、花屋のチェーン店を営む伯父夫婦に育てられた和泉。 和泉は、華やかな容姿で人気のフラワーコーディネーターである従兄弟・伸行の陰に隠れて生きてきた。 けれど、和泉はそのことに何の不満も抱いておらず、ただ花を触れることを幸せに感じていた。 しかし、ホテルグループ社長の日下に出会い、その日常は一変する。 最初は、和泉が自分のコネやカネを目当てに近づいてきたのだと思った日…
金田えびな 紺野けい子
予備校教師の浅倉は、教え子である篠原と付き合っていた。 彼を組み敷き、屈辱と快感が混ざり合った表情を見ることで、自分の欲望を吐き出していた。 篠原は、浅倉によって開発され、他の男を知らないせいもあってか、浅倉の思うがままに喘がされていた。 そんな篠原を愛しく思う一方で、浅倉は「自分が喘がされる立場になるなんて考えられない」と胸のうちでは考えていた。 ところがある日、浅倉は…
佐田三季 麻生海
過去の出来事から、あまり友人も作らず、一人でいることを好む須田は、バイトと大学に追われる毎日を過ごしていた。 ところが、そんなある日、「俺のこと、覚えてない?」と見ず知らずの学生から教室で声をかけられる。 まったく記憶にないその男・寺岡に須田はすげなく「人違いだ」と答えたけれど、実は須田は子供の頃の記憶が一部かけてしまっている。 おまけに、その後遺症のように毎晩、悪夢を見続けている。…
犬飼のの 彩
湊は、元々は特別階級である「レア」だったが、父が亡くなったことにより、その生い立ちの複雑さから、その地位から追い出され、孤児院へ身を寄せることになる。 そこにいたのがソラ。 ソラは、金髪に紫の瞳、という見た目から仲間たちからいじめを受けていた。 けれど決して折れようとしないそのソラの心行きに、湊は徐々に惹かれていく。 しかし、自分の見た目へのコンプレックスから、決して湊の気持ちを…
松岡なつき みずかねりょう
ニューヨークに新しくオープンするフレンチレストランに破格の条件で引き抜かれた若きソムリエ・渡会玲一。 彼は自分のソムリエという資格に圧倒的な自信を持っていた。 そして、そんな彼をスカウトしたのは、レストラン界の「ミダス王」と呼ばれるラウール。 ラウールは、仕事ぶり、人間性、すべてにおいて洗練された一流の男だった。 優雅で官能的なラウールにいつしか惹かれていく玲一だったが、ある日事…
真堂樹 浅見侑
ようやく煮詰まりきった飛が歩き出しました。 師父の刃に倒れた飛が、次に目が覚めたのは、青龍の高楼街。 未だに敵かみ方かわからない、雷英と猫が飛が死んだと偽って、そこまで担いできたのだった。 一方のマクシミリアンは、飛が亡くなったと信じてるのか、信じていないのか。 一時的に避難場所としている賓荘の寝台の上で、呆けた様子で一度も口を開こうとはしない。 万里も、クレイも困り…
生野稜 やまかみ梨由
『門の中の楽園』というシリーズの番外編でした。 『門の中の楽園』・愛敬学院を卒業し、大学生になった堀宗薫は、ジャーナリストになるという夢を叶えようと日々を送っていた。 しかし、それに立ちはだかるのは宗薫の実の兄・宗衛。 宗衛は、茶道の家元である自らの家を継ぐように宗薫に迫ってくる。 宗薫にしてみれば、それは兄である宗衛が継げばいいと思っていたのだが、その兄をむげにできない事情が宗…