Mさんのレビュー一覧

堕ちた青い鳥 小説

  亜樹良のりかず 

会社を守るために……?

 水城恭吾の勤めるモーターサイクルメーカーが、外資系の投資ファンド会社によって買収されてしまった。
 新社長は、そのファンド会社の幹部・クラウス・コンラッド。
 綺麗な顔とは裏腹の、会社を解体することによって利益を生み出すファンド会社のやり手の男だった。
 社長秘書としてそのまま残された水城は、会社の存続と想い人でもある前社長を守るために、水城はコンラッドに近づき、情報を得ようとするも、コン…

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優雅な彼と野蛮な僕 小説

神奈木智  日高ショーコ 

恋を知らない出張ホストが?

 出張ホストを天職と自負するトヲルの今日の客に会うために、出向いたホテルにいたのは、何と男だった。
「男とは寝ない」と自負するトヲルは、すぐに社長に電話をしてありったけの文句を口にするが、その客が自分に支払うという200万という大金に目がくらみ、結局はOKしてしまう。
 引き返した先にいたのは、神原と名乗る美形の客。
 別に「寝なくて構わない」と言われたのにも関わらず、自分でも意外なほど簡単…

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終わらない微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

ちょっとあっけない

 やり手弁理士の皓介が、父の恩人である阪崎から託されたのは、美貌の少年・景であった。
 当初、皓介は景が阪崎の愛人であったのではないか、と考えていたのだが、その誤解も解け、今は二人は恋人同士として生活をしていた。
 ただ、景には極端なまでに人目を気にしなくてはならない事情があった。
 それは、複雑な家庭事情の持ち主で、景の義理の弟・貴史の景に対する異常な執着から、家出してきたことに関係があっ…

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紳士は夜に舞い降りる 小説

緋夏れんか  高座朗 

世間知らずな受け

 真崎中也は、幼い頃に両親を亡くし、兄と二人きりで生活をしていた。
 ところが、その兄が突然、書置きを一つだけ残して、行方不明になってしまった。
 実は、中也の一族は、吸血鬼ハンターをしており、兄はその潜入捜査のために家を空けたようだった。
 けれど、今まで大切にされていたのに、突然兄から突き放されたように感じた中也は、途方にくれていた。
 そんなある日、怪我をした中也が病院を訪れると、類…

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きみは王子様の恋人 小説

桂生青依  タカツキノボル 

大型犬攻め!

 華やかな笑顔と人当たりの良さで「王子」というあだ名を付けられている羽住。
 それなりに人付き合いをし、それなりに仕事も頑張って、それでも十分成果が上がっている羽住は、そういう生き方をヨシとしてきた。
 ところが、そんな羽住にも苦手な人物がいた。
 それは、職場の後輩でもある奈津川。
 彼は、かつて羽住が職場の研修で北海道に滞在していた時に、ほんの一年弱家庭教師をしていた間柄だったのだが、…

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親友は恋人に入りますか? 小説

髙月まつり  こうじま奈月 

さらっとした話

 大学生の優耶は、親友の政司からよく「俺の嫁になれ」と言われる。
 それは、高校の時に二人きりで言われて以来で、真剣に悩んだ末に優耶は自分も政司のことが好きだと結論を出し、その想いを伝えようとすると、政司が「俺の嫁は優耶だ」と言っているのを友人たちが冗談として笑っている声が聞こえてしまう。
 それからというもの、政司は冗談で言ったのを上手に聞き流せなかった自分を恥じ、自分の想いを隠して、政司が…

1

門の中の楽園 小説

生野稜  やまかみ梨由 

ちょっと語りすぎ。

 自他共に認める問題児・弓削秀行は、女癖の悪さから、三角関係の上の凍傷沙汰を起こし、全寮制男子校である愛敬学院に放り込まれる。
 実は秀行には裏の顔もあり、どうもそちらがきな臭くなってきたことから、これ幸いと父親の言うとおりに従ったのだった。
 ところが、秀行を待っていたのは、なんとも個性的な面々で。
 その中でも一番、個性的だったのが、高郷稔。
 秀行は何も知らない初対面の頃から、一学年…

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全寮制櫻林館学院~ルネサンス~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

ちょっとショック……。

 シリーズ2作目です。

 ソルトラムと呼ばれる学院のエリート集団のメンバー・白伊香月は、尊敬する兄達に倣い、エリート中のエリートの証である学院の生徒会長になるのが目標の優等生であった。
 そのため、香月は品行方正な真面目を絵に描いたような生活をしていた。
 そんな香月の幼馴染み・奥園蓮は、香月とは正反対の奔放すぎる生活と振る舞いをしていて、香月を怒らせてばかりいた。
 そんな蓮のことな…

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覇王の寵妃 小説

伊郷ルウ  ライトグラフII 

これはずるい。

 居合いの演武中、突然、刀に雷が落ちて気を失った琳太郎。
 ふと気がつくと、見慣れぬ景色の中にいて、見たことのない格好をした男たちがこちらに向かっていた。
 驚いた琳太郎は、恐れをなして、洞窟へと逃げ込むけれど、そこに一人の男が迫ってくる。
 男の持つ刀に恐れをなした琳太郎はついつい刺さっていた剣を抜いてしまった。
 琳太郎に退治したその男はそれを見て驚愕に目を見開いた。
 実はその剣は…

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妖しの恋の物語 小説

篁釉以子  史堂櫂 

地に足ついたファンタジー

 相手の未来が見えてしまうせいで、自分の父親の死を予言し、そんな子は育てられないと母がさじを投げ、祖母に預けられ、更に祖母にも棄てられ、神社に預けられた邑。
 その神社で、男の身でありながら巫女として育てられた邑。
 神社に連れてこられた日、神社の裏手に広がる池で、邑は不思議な出来事に遭遇する。
 透き通るような水面を通して、美しい魔性のものの姿を見たのだ。
 その魔物――須佐王の未来が見…

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