Mさんのレビュー一覧

Mr.プリンスの華麗な誘惑 小説

水上ルイ  明神翼 

シンデレラストーリー!

 両親を亡くして、親戚に引き取られたけれど、そこでもうまく行かなかった景は、両親の友人であった細小路に後見人として引き取られることになる。
 細小路は、同性愛者として有名ではあったけれど、景の父とは本当にただの友人関係で、景にも、後見人として接してくれていた。

 そんな細小路が景を連れていったのが、一流のセレブだけしか入れないという紳士クラブ『ヴィッラ・ロワイヤーレ』。
 当然、そこでも…

0

硝子の騎士 ― アーサーズ・ガーディアン 小説

Unit Vanilla  蓮川愛 

人から距離をおく学者×人を信じられない大学生

 この作品は、BL界では有名な作家さんの集団「Unit Vanilla」さんが作った作品です。
 ただ、こっからここまでが誰が書いたみたいな明確な記載がないので(章は分かれていますが)、それぞれの本をそれぞれが書く形での分担なのか、一冊の本の中で、それこそ昔よく流行ったリレー小説のような形でしてらっしゃるのかはよくわかりません。

 その中で、今回は新シリーズなのかな?
「アーサーズ・ガー…

0

最上の男。 小説

六堂葉月  南月ゆう 

吸血鬼?モノ??

 作者さんは「吸血鬼モノ」だとおっしゃっていますが、吸血鬼というよりは、「吸精鬼モノ」のような気がするくらい血の出てこない話。

 主人公は成績優秀で尚且つ、カタブツな学級委員の秀和。
 昔から余り、身体も丈夫でなく、眩暈も日常茶飯事。
 おまけに、住んでいるのは「幽霊屋敷」と言われかねない年季の入った洋館で、幼い頃に友人たちにそうからかわれて以来、友人も作らずに真面目な生活を送っていた。…

0

きみと手をつないで 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

家政夫×作家先生

 金髪で長身、アロハシャツを身にまとった男・兵藤香澄の仕事は家政夫。見た目とまったく沿わないその仕事に香澄は誇りを持っていて、今までクレームを受けたことが一度もなかった。
 しかしながら、今回の新たな依頼は少々厄介。
 依頼人は「神堂風威」という名のミステリー作家。
 しかし、そのこと以外に彼に対する情報は一切貰えず、引継ぎに対する最低限の情報すらももらえなかった。
 そんな最初から困難を…

2

最後から二番めの恋 小説

榊花月  皇ソラ 

30代受け

 七年前に妻を亡くした編集者・本間は、三十三歳にして、のらりくらりと恋愛ごとを避け、生きていた。
 そんな本間が遭遇したのは、男同士の別れ話。
 校了を気分転換のために喫茶店でやっていた本間はの耳に入ってきた言葉は「泣くのはやめろ。醜悪だ」。
 かなりキツメの言葉に、思わず顔を上げてしまったら、振ってる側の男と目が合ってしまった。
 思わず自分たちのことに注目している本間にいい顔なんてする…

0

共同戦線は甘くない! 小説

鳩村衣杏  桜城やや 

ベタなライバルモノ。

 浅羽佑は、稼業でやっているパティスリーを継ぎ、まあまあの営業成績をやってきた。
 そんな浅羽がやっているパティスリーは有名になったものの、デパート等の出店は一切せず、コラボ商品もまったく出さないことで有名だった。
 けれど今回、かなりいい条件でコラボ商品を出させてほしい、とパンを作っている会社から依頼が来、その条件ならば……とコラボ商品を作ることを了承することになった。
 その打ち合わせの…

0

浪漫小説のように 小説

遠野春日  門地かおり 

切なくて健気な受け

 伯爵家当主の二階堂裕貴は、結婚もせずに悠々自適な一人暮らしを楽しんでいた。
 その裕貴の世話をしていてくれたばあやが高齢になったことで辞めることになり、代わりの人間を求めるために『家政婦求ム』という小さな新聞広告を出した。
 そんな裕貴の下に訪れたのは、見るからに育ちが良さそうな青年・和音だった。
 和音は深窓の令息・と言った様子の彼の見た目に反し、家事全般をそつなくこなすばかりか、きめ細…

1

他人同士 3 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

大人だから譲れないもの。そしてしないといけないこと。

 同居していた暁と元恋人であったオビさんと会ってたことがバレてけんかをして、独り暮らしに戻った諒一。
 諒一は、暁が出て行ってしまったことで生じた自分自身の変化を埋めるかのように、仕事量を増やし、まるで仕事に溺れるかのように日々仕事に追われる生活へと変化した。暁がいなくなってしまった穴を仕事で埋めようとしたのだ。
 当初こそ、それはうまくいったかに見えたけれど、次第に諒一は余裕をなくしていき……

0

12時の鐘が鳴る前に 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

ダメ男としっかり者の年下の男の子……

 高校生の朋也は、幼い頃に拾った懐中時計の鍵の持ち主を探していた。
 そのことが縁で、叶という荒れ果てた古い家に住む男の人の家政夫をすることになる。
 当初、「三十五点」という評価を初対面で付けられ、皮肉屋で傲慢で人ギライと三拍子揃った嫌な男だった。
 出会うなり「乳首のサイズを計れ」と高飛車に命令されて、怒りから逃帰ってしまうも、負けず嫌いから辞められずに続ける事を決意する。
 怒られて…

0

皇帝のダイヤモンド 小説

橘かおる  藤井咲耶 

萌える受け

 朝霧聖仁は、某グループの総裁でグループの規律を維持する為に、働いている。
 今回もグループ会社のある男の悪事をばらし、グループ内の会議にかけようとしたが、館ごと焼き殺されかけてしまう。
 殺されかけた聖仁は、聖仁が持つ書類を目当てに侵入していた男・カイザーに助けられる。助けられる際に、唇を奪われた聖仁は、その理由を問いただすために、カイザーの居場所を調べ出す。
 見つけたカイザーは、本名を…

1
PAGE TOP