Mさんのレビュー一覧

わがまま天国 小説

久我有加  楢崎ねねこ 

意地っ張り年下攻め!

 居酒屋でバイトをしているところを、トップアイドル・鷲津映一のマネージャーとしてスカウトされて以来、彼に振り回されっぱなしの雄大。
 実は、映一は相当なワガママで、年上の雄大を呼び捨てにし、「あれが食べたいお前が作れ」と言いたい放題。
 ところが、彼の才能は素人目に見ても、本物で悔しいけれどカッコよくて、ついつい雄大でさえも見とれてしまうことが多々。
 文句を言いつつも、世話を焼いていた雄大…

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大型犬は恋をねだる 小説

朝香りく  六芦かえで 

大型犬攻め!

 交通事故により、手を負傷し、やむを得ず美容師を辞めることになった愁也は、ほとんどの知り合いと連絡を絶ち、やさぐれていたところを、ゲイ専門のホストクラブのオーナーに拾われ、そこで働くようになる。
 それどころか、気が向けば客に体も許すような自堕落な日々を送っていた。

 そんなある日、泥酔し、変えるのも面倒になったところに声をかけてきた好みの男を、よく考えもせず、半ば強引にベッドに誘う。

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夏目総一郎の恋愛 小説

天野かづき  水名瀬雅良 

天然攻め……?

 彼方は、旅行先で出会った「総一郎さん」と行きずりの関係を結んでしまう。
 それというのも、彼は私立高校に就職が決まっている新米の教師で、教師がゲイではまずかろう、と判断し、「もう恋はしない」ということを自分に言い聞かせ、最後のつもりで一夜限りの関係を持ったのだ。
 総一郎は自分の好みの顔をしていて、優雅な気品を持ち合わせていて、彼方はこっそり理由を付けて逃げ出してしまったことを申し訳なく思っ…

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ロイヤルマリアージュは永遠に 小説

水上ルイ  明神翼 

甘めのお話!

 欧州の小国で修行中の見習いソムリエの准也。
 准也は元々、日本で生活をしていたが、ソムリエをしていた祖父に憧れ、ソムリエの道を志す。
 けれど、祖父の下で修行中に、祖父と祖父の勤めるレストランの経営者が相次いで倒れ、そのツテをたどって、ソムリエ修行のために欧州の小国までやってきたのだった。
 ところが、その修行に赴いた先は、先代の時代とソムリエだけでなく、シェフや経営者すべてが入れ替わって…

1

卒業式~答辞~ 小説

水壬楓子  高久尚子 

さわやかな高校生の話!

 竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、同級生の箕方を副会長に指名した。
 志野と箕方は、優等生であると志野と決して周囲に迎合しようとしない箕方で、周囲には犬猿……とまではいかないものの、決して仲がよいとは思われていなかった。
 それもこれも、箕方のやることに、いちいち突っかからずにいられなかった志野自身のせい。
 どうして自分がそんなに箕方につっかかるのか、自分の本当の気持ちに気がつい…

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愛欲契約 小説

あさひ木葉  高座朗 

鬼畜度低め。ラブラブ度高め。

 譲加はそれなりにキャリアを積んだモデルだった。
 ところが、男性モデルの旬は短く、レギュラーだった仕事が減り始め、少し焦りを感じるようになってきた。
 そんな中、その焦りにつけこまれるようにして、資産家で趣味で映画を作っているような映画監督の誘いに乗って連れてこられた先は、秘密クラブ。
 見えないカーテンの向こう側では、淫らな遊びが展開されていて、知らぬ間に薬を盛られていた譲加は、その中に…

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ホームドラマ 小説

剛しいら  本間アキラ 

家族のカタチ

 主人公は、節操のなさで、有名な医師・八千草毅。
 女でも男でも、手当たりしだい食ってしまい、大学病院から追い出され、商店街の中で、医師をやっている。
 そこは、ガラの悪い土地で、保険を持ってない人間や、保険で診療できないような怪我をした人間が訪ねてくる。
 そこに、突然、昔関係を持った女が訪ねてきて、「あなたの息子」と言って、三歳になる空汰を託され、教育に関しては常識人であった毅は、子供の…

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運命の男 小説

五条レナ  円陣闇丸 

男の話。

 高校生の時から何かとライバルとして競い合ってきた藤堂哲明と伊織真幸。
 だが、卒業間際に、藤堂とした賭けに伊織が負けて、大学卒業と同時に藤堂が起こしたイベント企画会社に誘われて入社してから、二人の関係は変わった。
 伊織は、以来十年近く秘書として公私共に藤堂をサポートしてきたのだった。内心の想いを秘めたまま。
 ワンマンで破天荒な社長を支える冷静沈着で、有能な秘書――誰の目にもそう見える伊…

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黒豹の騎士~美しき提督の誘惑~ 小説

橘かおる  つぐら束 

少しちぐはぐ。

 人工知能を擁する最新鋭の「黒船」を保有する傭兵の来栖牙。
 軍事大国アリストを訪れた牙は、海軍で艦長を務める提督・ルロイから、丁重な歓迎を受ける。
 実は牙は失われた小国アシハラの出身で、その国は技術大国として恐れられたのだが、何らかの事故か内乱か理由不明の爆発で、すべてを失ってしまったのだった。
 そして、その技術の結晶が、「黒船」であった。
 失われしアシハラの技術で作られた「黒船」…

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TOKYOジャンクEX ラブ・ミー・テンダーⅡ 小説

ひちわゆか  如月弘鷹 

ラストがよい!

 サクヤになったまま、朔夜に戻らなくなったサクヤを、何とか朔夜が戻ってきたときのために学校に行かせて、他の男のところに行かないようにするために、時々は抱いてやって……ということを繰り返して何とか日々を送っていたのだけれど、一向に朔夜が戻ってくる気配はない。
 そんな時、サクヤが「自分の名前を当てたら昨夜を返してやる」と恭介に言ってくる。
 朔夜とサクヤが同一人物であるということが認められない恭…

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