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サクヤになったまま、朔夜に戻らなくなったサクヤを、何とか朔夜が戻ってきたときのために学校に行かせて、他の男のところに行かないようにするために、時々は抱いてやって……ということを繰り返して何とか日々を送っていたのだけれど、一向に朔夜が戻ってくる気配はない。
そんな時、サクヤが「自分の名前を当てたら昨夜を返してやる」と恭介に言ってくる。
朔夜とサクヤが同一人物であるということが認められない恭介は、朔夜を取り戻すために、何としてでもその答えを見つけようとする。
けれど、恭介は、自分の思うがままに振る舞うサクヤのことが嫌いで仕方がないけれど、自分の見知らぬ男と二人きりで、仲良さそうに話すサクヤを見た瞬間、頭に血が上り、サクヤをめちゃくちゃな方法で抱いてしまう。
そして恭介は自分の本当の気持ちに気がつき……
という話でした。
なんというか、この感になってから、恭介視点で物を見ているからかもしれませんが、サクヤがかわいく見えて仕方がない。
恭介が気がつく前に、明らかに「それは嫉妬だろう!」という行為を繰り返しているし、実はいじらしかったりするし。
なんだかもう、とってもわかりにくいのに、かわいいから、サクヤも捨てたもんじゃないなー……と思います。
この本が出た当時にはそんな言葉なかったと思いますが、それこそ、ツンデレというやつだったんだろうな……と思います。
それと、ラストがまたTOKYOジャンクの頃から読んでいる人にとってはまた秀逸だったんだろうなー……と。
これだけ読んでる人からすれば「え!?」という感じだと思いますが、私は本編から読んでるからこれでこそあの男! という感じがしました。
なんか全部、結局のところ、おいしいところを全部、持って行ってしまっているような気はしますが、何のかんのでラブラブだとは思うので、恭介のこれからに期待したいと思います。