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あらすじの内容も含めて、話としては3つ入ってます。
「SEXと雨とビデオテープ」と「オンリー・ユー」と「第三の男」。
の3つ。
あらすじの話は「オンリー・ユー」。
「SEXと雨とビデオテープ」は、柾が貴之と見るために、借りてきたビデオがたまたまAVで、そこからえっちないたずらが始まる話。
本当に短いです。
12ページくらい。
そして、「第三の男」は、貴之に柾が女装を知られちゃった後の話と、貴之にそれを教えた犯人の話。
こっちの方が、最初の話よりは長いですが、一番長いのは「オンリー・ユー」かな?
とりあえず、なんだか、3つも話を入れちゃって、短編形式にしちゃったのは、個人的にはちょっと残念だったような気がします。
前作みたいな読み応えのあるサスペンスが好きかもです。
まぁ、これはこれで、貴之の新たな一面を知る、という意味では悪くないんですけどね。
完全に、貴之の嫉妬がメインですね……。
彼はどの作品でも嫉妬しているような気はしますが……。
1つ目は本当に短編なので、感想は差し控えますが、2つ目の今回の収録作で一番長い話。
「オンリー・ユー」は、最後が個人的にはものすごく納得いきませんでした。
現実なんて、こんなもん、と言われてしまえばそうなんだと思うんですが、小説なんだから、もう少し、夢を見たかった……。
なので、これを1つの作品として評価するなら、微妙という感じだったんですが。
そこそこにキャラの立ってるシリーズものだったので、楽しめたことは楽しめました。
読む際には、必ず、前々作と前作を読んだ上で、シリーズものとして楽しんでもらえれば、と思います。