Mさんのレビュー一覧

まるでケダモノ 小説

六堂葉月  あさとえいり 

鬼畜攻め×痛みに弱い受けで、BLの王道。

 平凡な大学生・榊原連太郎は、今まで病院に一度もかかったことがない……という、超・健康優良児。
 お陰で、大の病院嫌いになってしまったのだが、そんな連太郎を襲ったのは「歯痛」。
 耐え切れない痛みを必死にこらえる連太郎だったが、いつもだったらいそいそと出かける合コンを断ったことで、大学の同級生にそのことがバレ、「腕がいい」と評判の歯医者を紹介される。
 そこで、緊張の面持ちで診察を待つ連太郎…

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ピンキー・ウルフ 桃色狼 小説

S・稔也  藤たまき 

受けが健気!

 こちらも、BLの中では古典と言ってもいいでしょう「1995年」のBL小説。
 作者はS.稔也先生。
 個人的に、この先生が書く本は、結構イロモノが多い気がしたんですが、やはり今回もイロモノ。
 人間になれる狼? 年齢が行くと狼になる人間? の話です。
 もちろん、狼の世界なのだから、独特のルールもあります。
 黒い狼と、赤い狼は対になって村を守らないといけない……などなど。
 ところ…

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決戦は日曜日 小説

磯崎なお  成神護 

古きよきBL。

 さて、こちらもよみ終わったので感想を書いておきたいと思います。最近、本、読んでなかったので時間を作っては読むようにしています。
 それとは別に、音楽も聴かないと部屋の掃除が全然、追いつかないんですが……。

 まあ、それは私の愚痴なので、本の内容について、簡単に説明を。
 物語は、かなりのシスコン気味の高校生・浅倉真琴が姉が高校生の身でありながら、婚約してしまい、その相手とのデートの邪魔…

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純愛ロマンチカ 4 小説

藤崎都  中村春菊 

今回はデレ少なめで!

 シリーズ、4作目です。
 こちらは、原作は「純情ロマンチカ」という話なのですが、その物語の主人公の恋人である「ウサギ」さんが主人公の美咲をネタに、自分の妄想のようなBL小説を書いている……それが読める、という設定の下の話です。

 今回は、秋彦が記憶喪失になってしまって、美咲が右往左往する話でした。
 今まで、コミックスの方が面白いと思っている主義なので、ウサギの妄想よろしく「デレ」の美…

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くちづけで世界は変わる(表題作 くちづけで世界は変わる-Lully-) 小説

神楽日夏  みなみ遥 

特殊な種族なお話

「くちづけで世界は変わる」というのは比喩だと思っていたんですが、本当に世界……というか、自分が変わってしまう種族のお話でした。

 世界が一度滅びてから後のお話で、主人公の「リュイ」は生まれた時には性別を持たず、18歳を過ぎてから、くちづけをした相手が運命の相手ならば、姿形が変わってしまうという「ルルフォイ」という一族の末裔。
 けれど、帝国人に手厚く保護され、帝国人と混血を繰り返すうちに、…

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愛人はじめました。 小説

間之あまの  海老原由里 

キュンとする萌え話

 三原恵七は、父に先立たれ、継母と共に暮らしていたが、継母は他に男を作っては、よく恵七を一人で置き去りにしてしまっていた。
 そんな継母の現在の恋人は、ちんぴら崩れの男。
 彼は、継母の手術代として「まとまった金が必要だ」といい、恵七はその金を準備するために、身売りをする覚悟を決める。
 けれど、タチの悪い男に絡まれたところを超美形社長の桐生祥臣に助けられる。
 事情をしった祥臣は恵七に対…

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愛讐の虜 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

文句なしの監禁陵辱もの!

 酒井祥貴は幼い頃に両親と姉をひどい殺され方で殺され、その復讐を果たすためだけに、はるばるフランスまで渡り、傭兵部隊へと入り、訓練を積み、憎っき家族の敵に復讐するためだけに、日本に戻ってきた。
 復讐の相手は「長殿俊臣」。
 祥貴の父の死後、祥貴の父が経営していた会社をのっとり、裏にも表にも通じ、好き放題している男だった。
 祥貴はそんな相手の隙を狙い、命を奪おうと試みるも、相手の思わぬ反撃…

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共同戦線は甘くない! 小説

鳩村衣杏  桜城やや 

ベタなライバルモノ。

 浅羽佑は、稼業でやっているパティスリーを継ぎ、まあまあの営業成績をやってきた。
 そんな浅羽がやっているパティスリーは有名になったものの、デパート等の出店は一切せず、コラボ商品もまったく出さないことで有名だった。
 けれど今回、かなりいい条件でコラボ商品を出させてほしい、とパンを作っている会社から依頼が来、その条件ならば……とコラボ商品を作ることを了承することになった。
 その打ち合わせの…

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世界一初恋 ~ 小野寺律の場合 7 (小冊子付き特装版) コミック

中村春菊 

じれじれ

 すっかりマンネリな気分になっていたんですが、久々に読むと面白いですよね。この本。
 やっぱり、揺れて動いてる律がかわいくて、遂にはっきり話し出した高野は、自分の気持ちをどんどんぶっちゃけていく。
 もうこれだけ「好きだ」と言われたんだから、あっさり律も受け入れちゃえばいいのに……と思うんですけど、それでもまだ律は納得しない……らしい。
 まだ「恋に落ちるまで130日」とか言ってるんですけど…

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浪漫小説のように 小説

遠野春日  門地かおり 

切なくて健気な受け

 伯爵家当主の二階堂裕貴は、結婚もせずに悠々自適な一人暮らしを楽しんでいた。
 その裕貴の世話をしていてくれたばあやが高齢になったことで辞めることになり、代わりの人間を求めるために『家政婦求ム』という小さな新聞広告を出した。
 そんな裕貴の下に訪れたのは、見るからに育ちが良さそうな青年・和音だった。
 和音は深窓の令息・と言った様子の彼の見た目に反し、家事全般をそつなくこなすばかりか、きめ細…

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