Mさんのレビュー一覧

妖しの糸、運命の月 小説

嶋田純子  しもがやぴくす  みらい戻 

特別な関係を持つ2人

 糺神社の跡継ぎ、桐沢遼と、宮司に従い守る一族の長・崇島とのお話。
 ちょっとした時代錯誤系のファンタジーですね。

 遼と崇島は昔から決められた掟により特別な関係を結ぶ事になっていて……というような話。
 あらすじには書いてなかったんですが、実は、遼には兄が一人居て、元々跡継ぎはその兄で、だから当然、崇島と特別な関係を持っていたのもその兄だった……というような裏があって。
 遼が崇島を…

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愛は手負いのケダモノ 小説

妃川螢  青海信濃 

ストイックな大学講師が振り回される!

 ストイックな大学講師・桐島が、突然、海外から戻ってきた周嘉谷にいいように振り回されてしまう話。

 っていうとちょっと語弊があるかな、勝手に桐島がおたおたしてるだけ……のような気もしますが……。
 でもやっぱり、桐島がこうなっちゃったのは、卒業式の夜の周嘉谷のろくでもない思いつきだったりするから、間違ってないのかもしれない……。

 卒業式の夜、一人でおいていかれてから、意地になって頑…

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熱愛 小説

渡海奈穂  樹要 

切なくて痛い。

 この人の話で、以前、きゅんと来すぎて悶絶した事があるので、今回もかなり期待して読んだんですが……。
 正直、きゅんとはできなかったかなー……という感じでした。

 佐津の通う学校に、綺麗なイントネーションを持つ、成績優秀で美しい日浦が転入してくるが、そのことが原因で、日浦は仲間はずれにされてしまう。
 そして、日浦が再び転校する日、佐津は日浦を引き止めたくて、乱暴してしまう……。

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嵐のコンチェルト 小説

天花寺悠  滝りんが 

事件に巻き込まれた千尋は

 シリーズ2作品目でした。
 1つ目で、散々ばたばたした挙げ句にくっついた二人ですが、とにかく今はラブラブ……だったのに、千尋の留守中に渉が巻き込まれてしまった事件のせいで、二人の間がぎくしゃくしてしまいます。

 なんていうか……とにかく渉は、千尋のことが好きでしょうがなくて、千尋も渉の事が好きでしょうがない……っていうのが伝わってくるので、そんなに嫌な感じはありませんでした。
 割とよ…

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熱愛懲罰委員会 小説

バーバラ片桐  明神翼 

今回は二部構成☆

 シリーズ3作品目です。
 今回は、柚実&荒屋敷と、青木&中小路たちの話がそれぞれ一つずつ入ってます。
 どっちも同じときの話なんですが、それぞれの視点からの話……になってます。

 ただ、以下、勝手な事を言います。
 今回、最初は柚実&荒屋敷の話だったんですが、何となく、柚実の出番が少ない?? というより、都合のいいところで出されてる感じ……?
 もしかしたら、ただ単に荒屋敷側からの…

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甘い水苦い水 小説

冬城蒼生  不破慎理 

痛いけれどゆったりでも展開が早い……

 大阪を離れ、東京の大学に進学した高田知章には“あいつ”との忘れられない過去があった。
 けれど、記憶の中の“あいつ”とそっくりな喜多川智明と出会う。
 知章の方から声をかけ、なんとか友達になったけれど、次第に知章の想いは恋心へと変化して行く……というような話でした。

 そんな感じで、かなり痛くて重い話でした。
 そらね……最初がそんな始まりだったら、男も女も関係なく、傷付くよな……と…

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風雲のフーガ 小説

天花寺悠  みなみ恵夢 

思ったよりもさらさら読めました。

 なんていうか、最初、あらすじを読んだ時は、ちょっと、どうせまたベタベタ甘々なお馬鹿な受けが空回りする話なんだろうな……と、思ったんですが。
 実は、全然、そんなことなくて、それにびっくりしました。
 よくある中身のないペラペラな話だと思ったんですが、違いました。

 個人的には、千尋があらすじほどおちゃらけてなかったことと、渉が頭がわるくなかったことが原因なのかな……って思うんですが。

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鬼退治屋シリーズ(1) サブウェイ 小説

藤村裕香  七海椋 

嫉妬するぐらいなら……

 とりあえず、以下、酷評してしまうかと……。
 あんまりしたくないんですけどね……。ちょっとあんまりな内容だったので、酷評させてもらいます。

 全てが全て突然な印象が否めなくて、それでいいの?? って思うところは他にもいっぱいあったんですが……。
 一番、気になったのは、鬼に愛瀬が捕まった辺りからなんですが。

 結局、捕まった愛瀬は、鬼に汚されてしまうんですが。
 そうなるだろう…

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バスルームでキスをして 小説

鬼塚ツヤコ  樹要 

見分けのつかない双子……。

 個人的には、どっちも選ばず、二人ともと仲良く……っていう設定は好きじゃないので、そうはならなくて安心しました。

 ただ、確かに皆さん、おっしゃってるように、景が勘違いし続けてる設定が強引……。
 明らかに、それはちがうだろう……って思うんだけど、それでも景は本当のことには気付かない……という。
 いくらなんでも、景、にぶすぎない!? って、私も思うんですが……。
 でも、ここまで行く…

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スウィート・セレナーデ 小説

雪代鞠絵  樹要 

純粋な愛情

 スランプに陥ったピアニストの晴人と、晴人を違う名前で呼ぶ少年・睦月のお話。
 睦月は、晴人のことを一年前にいなくなった恋人・優貴と勘違いしているようで……というお話。

 睦月は、晴人の「優貴じゃない」という言葉に一切、耳を貸さなくて、やれる限りの無茶をする。
 家の扉を叩き続けたり、自分が凍えてしまうくらいまで、晴人を待ち続けたり……。

 話が大分進んだ途中で、晴人もようやく、優…

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